「ヘビ」
火曜のNY株式市場で主要株価3指数は小幅に上昇し5日続伸。
S&P500は4日連続で史上最高値を更新。
年初来上昇率は27%を超えた。
そのうち9割近い23%がPERの上昇の影響という見方。
因みに今後1年のS&PのPERは17.8倍。
「14倍台の欧州や日本を大きく上回る」との見方もある。
11月の米住宅着工件数は前月比3.2%増の136万5000戸と市場予想を上回った。
住宅着工の許可件数は12年半ぶりの高水準。
11月の鉱工業生産指数は製造業部門が1.1%上昇。
市場予想の0.7%上昇を上回った。
背景は自動車大手GMのストライキの終焉。
「大方の指標は世界経済が安定しつつある状況や米経済が堅調なことを示している。
市場はリセッションリスクの低下を再評価している」との見方だ。
ホームセンター大手ホーム・デポは住宅関連指標を受けて上昇。
アップルは過去最高値を更新。
地域別の会員数・収入推移に関するデータを初めて公表た動画配信大手ネットフリックスが3.7%高。
債券市場は小動き。
10年国債利回りは1.874%。
2年国債利回りは1.624%。
英保守党のジョンソン首相のコメント。
「EUに来年末までの包括的な貿易協定締結を迫る。
離脱後の移行期間の2020年以降への延長を阻止する法案の成立を目指す」。
これで英ポンドが急落。
ドル円は109円台半ば。
SKEW指数は143.85と反落したが130ポイント超は7日連続(今年の最大は8月13日の159.03)。
恐怖と欲望指数は82→85に上昇。
火曜の日経平均の寄り付き139円高、終値113円高と反発。
日足は寄り天の陰線ながら12月メジャーSQ値23895円に3勝。
終日静かな動きだったがザラバと終値の両方で年初来高値を更新。
TOPIXは高値引け。
マザーズ指数やREIT指数もプラス。
「何が上昇のけん引役になったのかはイマイチはっきりしない主役不在の上昇」という見方だ。
「やや迫力不足」という声もある。
ただ、どこかがへこめばどこかが出てくる状況は悪くない。
東証1部の売買代金は2兆1719円。
12月5日以来の2兆円台回復となった。
値上がり1499銘柄、値下がり546銘柄。
新高値176銘柄と9日連続の3ケタ。
新安値12銘柄。
騰落レシオは104.81。
NTレシオは13.77倍。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
25日線(23399円)からは2.85%、200日(21766円)からは10.57%のプラスかい離。
5日線(23771円)は右肩上がり継続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.309% 。
買い方▲6.044%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.599%。
買い方▲12.718%。
空売り比率は36.3%で4日連続の40%割れ。
36%台は久しく見たことがない水準だ。
空売り規制なし銘柄の比率は7.0%。
12月13日時点の信用売り残は205億円増の1兆492億円。
3週連続の増加。
同信用買い残は353億円減の2兆2208億円。
6週ぶりに減少。
信用倍率は2.12倍(前週2.19倍)。
日経HVは12.1、日経VIは12.98。
日経平均採用銘柄のPERは14.49倍。
EPSは1660円。
PBRは1.18倍。
BPSは20395円。
ドル建て日経平均は219.64。
東証単純平均株価は2350円(昨年末2077円、17年末2946円)。
シカゴ225終値は大証日中比10円安の24000円。
高値24090円、安値23930円。
先物は3月限なので配当落ち等の逆ザヤが約50円程度。
気学では「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「弱体日。戻り売り方針良し」。
月足陽線基準は23338円。
年足陽線基準は19655円。
火曜のボリンジャーのプラス3σが24166円。
昨日もここで止まった。
プラス2σが23910円。
「どうにも止まらない」なのか「私待つわ」なのかの時間帯。
今年21勝27敗と負け越しの水曜日。
11月8日高値から21日安値までの下落幅は約880円。
倍返しの水準は約24480円。
ここは昨年10月2日高値水準だ。
因みにその上が心理的節目の25000円。
最後に見たのは91年11月1日だから28年前。
26745円が過去最高値からバブル崩壊以降の安値の61.8%戻し水準。
27146円が91年3月18日のもどり高値。
28295円が過去最高値からバブル崩壊以降の安値からの3分の2戻し。
先はまだある。
昨日興味深かったのはロイターの「ヘッジファンドがESG企業を空売り」の記事。
ESG関連への投資は世界の運用資産の約4分の1(31兆ドル)。
指摘は「企業の事故PRで過度に株価がかさ上げ。
あるいは事業の展望を損ないかねないリスクが覆い隠されているケースは少なくない。
上辺だけの環境配慮が株価を押し上げている可能性があるということ。
ESG評価が高い企業は低い企業よりも空売り対象となるという。
そもそも開示項目の規則はほとんどない。
企業はものごとが順調に進んでいるときはよく報告する。
うまくいかなくなろうと黙るものだ。
そして完璧なESG評価は存在しない。
プラスチックの蓋がついたプラスチックの容器に形ばかりの紙ストローをつけるようなESGは空売り対象」。
非常に興味深い。
夜半に見たのは久々に蛇の夢。
2メートル近いアオダイショウみたいな色の蛇が口をあけて向かってきたところで叫んで目が覚めた。
「蛇の夢は吉夢の場合、金運の上昇を示すことが多いです。
白蛇や金色の蛇の夢がその代表となります。
大幅に金運が上昇するため宝くじに当選するというような大きな幸運を手にする可能性もあるでしょう」。
というのが解説。
確かに金の蛇の夢を見て株高が来たことがある。
しかし今回は残念ながら白でも金でもない。
アオダイショウとかシマヘビみたいな蛇の大型版だった。
「黒い蛇が出てくる夢はストレスを溜め込みすぎとされる警告夢」という指摘。
しかし「諦めていることがあるときに蛇を夢で見ていたら、心の中で諦めるのはまだ早いといっているのかもしれません」とも。
金運ではなくココがよりどころだろうか。
冬眠しているはずの蛇が起き出して元気になっているのだから吉兆とも考えたい。
今夜は金の大蛇に遭遇したいものだ。
NYダウは31ドル高の28267ドルと5日続伸。
NASDAQは9ポイント高の8823イント。
S&P500は1ポイント高の3192ポイント。
ダウ輸送株指数は11ポイント高の10879ポイント。
SOX指数は0.47%上昇。
VIX指数は12.33。
3市場の売買高は72.8億株(過去20日平均は68.9億株)。
225先物CME円建ては大証日中比10円安の24000円。
ドル建ては大証比日中比25円高の24035円。
大証夜間取引終値は日中比10円高の24020円。
ドル円は109.47円。
10年国債利回りは1.874%。
2年国債利回りは1.624%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
アイリッジ(3917)・・・動兆
アイリッジに注目する。
同社は集客、販促の「OtoO」施策支援が中核。
ニトリの新スマホアプリを開発支援。
地域通貨の展開に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
