「プロアマ戦」
NY株式市場で主要3指数は4日続伸。
過去最高値を更新した。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響懸念が緩和。
中国が米国からの一部輸入品に対し昨年発動した追加関税について、税率を半分に引き下げると発表。
これを追い風に買い物優勢の展開となった。
米上院がトランプ大統領のウクライナ疑惑を巡る弾劾裁判で無罪評決を出したことも好感。
S&P500採用銘柄の第4四半期は決算発表シーズンが半ばを過ぎたが2.1%の増益見通し。
2月1日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1万5000件減の20万2000件。
2019年4月以来、約9カ月ぶりの低水準。
「今年も労働市場の引き締まりが景気を下支えする可能性」という見方だ。
市場予想は21万5000件だった。
ADP全米雇用レポートで民間部門雇用者数が29万1000人増と15年5月以来の大幅な伸び。
日本時間今夜発表の1月の雇用統計の市場予想は、非農業部門の就業者数が前月比16万人増。
12月は14万5000人増加していた。
「1月は比較的暖かかったため建設業や娯楽・観光業が好調で、雇用の伸びは市場予想を上回る可能性もある」という声もある。
2019年第4四半期の非農業部門労働生産性・速報値は前期比1.4%上昇と市場予想を下回った。
ただ第3四半期の落ち込みからは持ち直した。
債券市場は小動き。
10年国債利回りは1.643%。
2年国債利回りは1.449%。
ドルが対ユーロで4カ月ぶり、対円で2週間ぶりの高値に上昇。
ドル円は109.99円。
恐怖と欲望指数は60→64に上昇。
木曜の日経平均は寄り付き322円高、終値554円高と大幅に3日続伸。
上昇幅を一時676円まで拡大。
24000円にあと5円まで迫る場面もあった。
水曜木曜と高値の時間はほぼ14時。
この時間軸は覚えておいた方が良いかもしれない。
前日同様NYダウの上昇を受けて買い物優勢の展開。
トヨタの好決算で上昇幅を拡大した。
「日経平均が483円安した1月27日前の水準まで戻った。
心理的なコロナショックは一応織り込んだ格好」という見方だ。
日足は2日ぶりの陽線。
23414円ー23625円で2つ目の窓を空けた。
東証1部の売買代金は3兆511億円と3兆円台乗せで6日連続の2兆円超。
値上がり1838銘柄(前日1581銘柄)。
値下がり271銘柄(前日493銘柄)。
新高値118銘柄(前日66銘柄)。
新安値1銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは91.97(前日90.83)。
NTレシオは13.74(10月28日が13.87倍)。
サイコロは7勝5敗で58.3%。
ほぼ横ばいになった25日線(23598円)からは1.17%のプラスかい離に転じた。
上回ったのは9日ぶり。
200日(22115円)からは7.95%のプラスかい離。
5日線(23290円)は右肩上がり。
75日線(23373円)は6日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.047% 。
買い方▲8.483%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.897%。
買い方▲15.958%。
空売り比率は39.6%で13日ぶりに40%を下回った。
空売り規制なし銘柄の比率は6.7%。
日経HVは17.8、日経VIは17.65。
日経平均採用銘柄のPERは14.51倍。
EPSは1645円。
PBRは1.17倍。
BPSは20404円。
225先物採用銘柄の益回りは6.89%。
ドル建て日経平均は217.11(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は37円高の2306円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1844円(前日1835円)。
シカゴ225終値は大証日中比5円安の23945円。
高値23975円、安値23630円。
気学では「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
月曜は「変化を起こすポイント日。波動に注意肝要」
水曜は「人気の反対に動く日。逆張り方針良し」。
木曜は「吹き値売り方針の日。前場高くても後安し」。
金曜は「前日の相場に反して動く日なり」。
ボリンジャーのプラス1σが23958円でサポート。
プラス2σが24318円だ。
一目均衡の雲の上限は23663円で上抜けた。
勝手雲の下限が23533円、上限が23665円。
10日に黒くねじれている。
1月24日に空けた窓23733円→23463円は埋めた。
1月17日高値は24115円。
20日高値は24108円。
1月SQ値は23857円だった。
週足陽線基準は22971円。
前月比プラス基準は23205円。
今年4勝無敗の金曜日。
黒星になるのなら「夜の米雇用統計懸念」が理由とされるのだろうか。
今年の曜日別勝敗
↓
月曜1勝3敗
火曜3勝2敗
水曜3勝2敗
木曜3勝2敗
金曜4勝無敗
このところの相場のリズム
△12月4日→12月17日(10日)
▲12月18日→1月6日(10日)
△1月7日→1月20日(9日)
▲1月21日→1月31日(9日)
△2月3日→4日間上昇
12月高値は17日、1月高値も17日。
10日の時間軸で上げ下げを反復し17日が高値というリズムなのだろうか。
物言う投資家として知られる米ヘッジファンドのエリオット・マネジメント。
ソフトバンクグループ(9984)の株式を取得し株価上昇に向けた方策を協議しているという。
SBG傘下の「ビジョン・ファンド」における意思決定プロセスの改善、自社株買いの可能性などが内容。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、エリオットが25億ドル以上のソフトバンク株を取得したと報じた。
SBGのコメントは「株主とは常に建設的な議論を続けている。
一般投資家がわが社の株価を非常に過小評価しているという考えには完全に同意する」。
というよりも、投資ファンドのプロが投資ファンドを買いに来たという構図。
これは面白い。
アノマリーは「2月13日NISAの日以降の株高」。
大和のレポートの指摘は「過去を見ると実は良い投資機会。
日経平均の過去10年の平均的な動きでは2月9日頃が底。
春頃まで上昇しやすい。
背景のひとつは米国の巨額の税還付開始。
税還付の規模は大きく日本円換算で30兆円規模の資金が個人に還元される。
還付のピッチは2月がピーク最終的に春頃まで続く」。
NYダウは88ドル高の29379ドルと4日続伸。
NASDAQは63ポイント高の9572ポイント。
S&P500は11ポイント高の3345ポイント。
揃って過去最高値を更新した。
ダウ輸送株指数54ポイント安の10874ポイントと反落。
SOX指数は0.01%上昇。
VIX指数は14.95。
3市場の売買高は約73億株(直近20日平均77億株)。
225先物CME円建ては大証日中比5円安の23945円。
ドル建ては大証比日中比10円高の23960円。
ドル円は109.99円。
10年国債利回りは1.643%。
2年国債利回りは1.449%。
スケジュールを見てみると・・・。
【2月】陽線確率7勝3敗、(陽線確率70%)、過去15年10勝5敗(1位)
気学では「戻りを待って売れ。突っ込みは利入れして戻りで上り直すこと」
7日(金):家計調査、景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高、中国貿易収支、鬼宿日・天恩日
8日(土):朝鮮人民軍創建日
週末:米アカデミー賞授賞式、北朝鮮建軍節
10日(月):景気ウォッチャー調査、トランプ大統領予算教書公表、中国生産者・消費者物価
11日(火):建国記念の日で休場、米大統領選ニューハンプシャー州予備選、イラン革命記念日
12日(水):マネーストック、工作機械受注、米財政収支、変化日、株高の日
13日(木):NISAの日、国内企業物価指数、米消費者物価
14日(金):オプションSQ、第3次産業活動指数、米輸出入物価、小売売上高、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感、ミュンヘン安全保障会議
16日(日):米政府のファーウェイ制裁の一部猶予期限
◇━━━ カタリスト━━━◇
ピックルス(2925)・・・動兆
ピックルスに注目する。
同社はキムチ、浅漬けなど「ご飯がススム」ブランド展開で漬物業界1位。
セブン&アイ向けが約3割。
西日本での販売拡大を目指している。
需要増の総菜はホットメニューなど投入しシェア拡大方向。
業績絶好調。
(兜町カタリスト櫻井)
