「ピカピカ企業の条件」

「ピカピカ企業の条件」

 
「プラスマイナス往来」
 
週末のNY株式市場で主要3指数とも前日終値を挟んでプラス圏とマイナス圏での往来。
ただNASDQは5連騰。
週間でNASDAQ総合は4.5%上昇。
S&P500は1.9%、NYダウは0.8%上昇。
テスラのイーロン・マスクCEOはツイッターに対する総額440億ドルの買収提案の撤回を発表。
ツイッター株価は引け後の時間外取引で6%安。
6月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比37万2000人増加。
伸びは4カ月連続で35万人超え。
市場予想は26万8000人増だった。
失業率は3.6%と、4カ月連続で横ばいで推移。
上期の雇用は274万人増。
時間当たり平均賃金は0.3%上昇。
5月は0.4%上昇だった。
前年同月比は5.1%上昇と5月の5.3%から減速。
労働参加率は62.2%。
5月の62.3%から低下。
5月の卸売在庫は前月比1.8%増。
伸び率は速報値の2.0%から下方修正された。
4月は2.3%増だった。
10年国債利回りは3.080%。
2年国債利回りは3.104%。
ドル円は136円前半。
WTI原油8月物は前日比2.06ドル(2.0 1%)高の1バレル=104.79ドル。
週間では3.64ドル(3.36%)下落。
SKEW指数は117.45→118.76→118.13。
恐怖と欲望指数は27→30。
 
週末のNYダウは46ドル(0.15%)安の31338ドルと3日ぶりに反落。
高値31511ドル、安値31212ドル。
サイコロは6勝6敗。
NASDAQは13ポイント(0.12%)高の11635ポイントと5日続伸。
高値11644ポイント、安値11412ポイント。
サイコロは7勝5敗。
S&P500は3ポイント(0.08%)安の3899ポ゚イントと5日ぶりに反落。
高値3832ポイント、安値3742ポイント。
サイコロは6勝6敗。
ダウ輸送株指数は70ポイント(0.52%)安の13397ポイントと反落。
SOX指数は0.47%高の2618ポイントと4日続伸。
VIX指数は24.64と低下。
3市場の売買高は96億株(前日104.7億株、過去20日平均は130.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比165円高の26775円。
ドル建ては大証日中比205円高の26815円。
ドル円は136.08円。
10年国債利回りは3.080%。
2年国債利回りは3.104%。
 
「空売り比率は50.1%」
 
週末の日経平均は寄り付き133円高。
終値は26円(△0.10%)高の26517円と小幅続伸。
ただ一時400円近い上昇からのほぼ安値引け。
日足は2日ぶりに陰線。
7月SQ値26659円はザラ場で上回っていたが引け値では下回り1敗。
週間では581円上昇で前週の下落分(556円)を取り戻した。
週足は陽線。
2週連続で13週線(26807円)や26週線(26937円)に上値を抑えられた格好。
TOPIXは5.10ポイント(△0.27%)高の1887ポイントと続伸。
プライム市場指数は2.67ポイント(△0.28%)高の971.06と続伸。
東証マザーズ指数は1.34%高の682.48と反発。
1カ月ぶりの高値水準。
プライム市場の売買代金は3兆6022億円(前日は2兆9922億円)。
2日ぶりに3兆円台。
値上がり903銘柄(前日1380銘柄)。
値下がり868銘柄(前日403銘柄)。
新高値51銘柄(前日50銘柄)。
新安値4銘柄(前日28銘柄)。
日経平均の騰落レシオは96.29(前日97.10)。
NTレシオは14.05倍(前日14.07倍)。
サイコロは8勝4敗で66.66%。
下向きの25日線(26723円)からは▲0.77%(前日▲1.05%)
ヒゲで上回ったが終値では8日連続で下回った。
横這いの75日線は26954円。
8日連続で下回った。
下向きの200日線(27732円)からは▲4.38%(前日▲4.54%)。
19日連続で下回った。
上向いた5日線は26338円。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.402%(前日▲10.677%)
買い方▲11.158%(前日▲11.613%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.639%(前日▲6.888%)。
買い方▲28.466% (前日▲28.051%)。
空売り比率は50.1%(前日45.0%。3月24日から68日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.3%(前日7.5%)。
日経VIは22.41(前日22.43)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.81倍(前日12.79倍)。
前期基準では12.93倍。
EPSは2070円(前日2071円)。
225のPBRは1.15倍。
BPSは23035円(前日23058円)。
10年国債利回りは0.245%。
プライム市場の予想PERは13.59倍。
前期基準では13.88倍。
PBRは1.17倍。
プライム市場の予想益回りは7.35%。
配当り利回り(加重平均)は2.52%。
プライム市場の単純平均は5円高の2390円。
プライム市場の売買単価は2455円(前日2339円)。
プライム市場の時価総額は686兆円(前日685兆円)。
ドル建て日経平均は195.57(前日193.30)と続伸。
週末のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比165円高の26775円。
高値26855円、安値26395円。
大証先物夜間取引終値は日中比190円高の26800円。
気学では「一方に偏して動く。波動について駆け引きせよ」。
火曜は「人気に逆行して動く日」。
水曜は「目先の天底を司る。足取りに注意肝要」。
木曜は「押し込んでも戻す日。悪目買い方針良し」。
金曜は「後場高の日。前場安は買い場」。
ボリンジャーのプラス1σが27499円。
マイナス1σが25996円。
マイナス2σが24548円。
 
 
《今日のポイント7月11日》
 
(1)週末のNY株式市場で主要3指数とも前日終値を挟んでプラス圏とマイナス圏での往来。
   10年国債利回りは3.080%。
   2年国債利回りは3.104%。
   ドル円は136円前半。
   SKEW指数は117.45→118.76→118.13。
   恐怖と欲望指数は27→30。
 
(2)ダウ輸送株指数は70ポイント(0.52%)安の13397ポイントと反落。
   SOX指数は0.47%高の2618ポイントと4日続伸。
   VIX指数は24.64と低下。
   3市場の売買高は96億株(前日104.7億株、過去20日平均は130.3億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比165円高の26775円。
 
(3)プライム市場の売買代金は3兆6022億円(前日は2兆9922億円)。
   新高値51銘柄(前日50銘柄)。
   新安値4銘柄(前日28銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは96.29(前日97.10)。
   NTレシオは14.05倍(前日14.07倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.66%。
 
(4)下向きの25日線(26723円)からは▲0.77%(前日▲1.05%)
   ヒゲで上回ったが終値では8日連続で下回った。
   横這いの75日線は26954円。
   8日連続で下回った。
   下向きの200日線(27732円)からは▲4.38%(前日▲4.54%)。
   19日連続で下回った。
   上向いた5日線は26338円。
   2日連続で上回った。
 
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.402%(前日▲10.677%)
   買い方▲11.158%(前日▲11.613%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.639%(前日▲6.888%)。
   買い方▲28.466% (前日▲28.051%)。
 
(6)空売り比率は50.1%(前日45.0%。3月24日から68日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は8.3%(前日7.5%)。
   日経VIは22.41(前日22.43)。
 
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.81倍(前日12.79倍)。
   EPSは2070円(前日2071円)。
   225のPBRは1.15倍。
   BPSは23035円(前日23058円)。
   10年国債利回りは0.245%。
 
(8)プライム市場の単純平均は5円高の2390円。
   プライム市場の時価総額は686兆円(前日685兆円)。
   ドル建て日経平均は195.57(前日193.30)と続伸。
 
(9)ボリンジャーのプラス1σが27499円。
   マイナス1σが25996円。
   マイナス2σが24548円。
 
今年の曜日別勝敗(7月8日まで)
月曜12勝12敗
火曜15勝11敗
水曜13勝12敗
木曜13勝13敗
金曜13勝12敗
 
《ピカピカ企業の条件》
 
★誤解と相克の投資家像解析
 
誤解と相克の投資家像解析をしてみると・・・。
7月1日時点での状況。
海外投資家の売買比率は70.0%。
個人投資家は18.3%。
興味深いのは個人投資家の信用比率。
プライム市場で72.6%。
スタンダード市場で61.4%。
グロース市場で73.1%。
想像していたよりもかなり大きい。
市場はESGやとSDGsで喧しい。
しかし現実は「中長期での目線」よりも「通りすがりの投資家」さんが圧倒的に多いということ。
今の時点では「株」ではなく「株価」を売買している人が多いということ。
配当目線や成長戦略重視の投資家さんも増加してきているからいずれは変化するだろうが・・・。
 
★ROICとDOE
 
今では市場関係者の解釈の中に登場するROE(自己資本利益率:Return on Equity)。
企業の自己資本(純資産)に対する利益の割合を表す指標。
東京市場に輸入されてきたのは90年代後半。
約20年かけて市場に蔓延してきた。
その少し前に輸入されたのはROA(総資産利益率:Return on Assets)。
企業に投下された総資産に対する利益の割合を表す指標。
計算式は以下になる。
 
<計算式>
 
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
 
ROA(%)=当期純利益÷総資産(自己資本+他人資本)×100
 
しかし問題点がある。
分子の利益が増加することで数値は上昇する。
ただ分母を少なくしても数値は上昇する。
ある上場企業がある期末に目標としているROEに少し未達になりそうだったことがある。
その時その企業がとった行動は自社株買いだった。
つまり自社株買いをすると自己資本(株主資本)が下がるためROE数値は自然と高まる。
本業での稼ぎが減少しても財務で数値を維持できるという点は良くない。
またPOAはすべての資産を使ってどれだけ純利益をあげたかという指標。
これも反映するのは本業の稼ぎではなく、資本効率や財務の問題で数値は上昇する指標だ。
 
因みに東証プライム市場のROE平均値は9%程度だ。
 
ここ数年登場してきたのはROIC(投下資本利益率:Return On Invested Capital)。
企業と債権者(銀行など)から調達した資金に対して、どれだけ効率的に利益をあげることができたかを測定する財務指標。
調達した資本を事業に投下し、どれだけ効率よく税引後営業利益(または、みなし税引後営業利益)を生み出すことができているのかを測定する、
つまり企業もしくは事業の稼ぐ力を評価する指標。
 
<計算式>
ROIC(%)=税引後営業利益÷投下資本×100
 
同じ売上と利益(PL)でも、事業に必要な元手(投下資本)が小さいほうが、儲かる事業となる。
(1)調達したお金を使って効率的に利益をあげられたかを測る指標
(2)「本業からの稼ぎ」に重点を置いている=分子が純利益でなく本業である営業利益
(3)株主資本比率を変えても分母を変えられない=分母が操作できない
   小手先で操作することが難しく株主と債権者からの調達コストに対応した収益力を測定できる
   事業負債を除いた純粋な投下資本で計算できている
 
あるレンタル企業は期末になるとレンタル資産を売却して利益を出すことで数字をい作ることが多い。
これも利益ではあるし売却益も、それも減少償却が済んだ資産を売却するのも「本業」といて「本業」だが稼ぐ力が見得ない。
こういうことも排除できるようになる。
 
ROIC6%で平均的、10%超は優秀企業だ。
 
★DOE
 
DOE(株主資本配当率:Dividend on equity ratio)。
 
 
<計算式>
 
株主資本配当率(DOE)=配当性向×自己資本利益率(ROE)×100
 
株主資本に対して企業がどの程度の利益配分を行っているかを示す財務指標。
年間の配当総額を株主資本で割って算出します。
その会社が年間どの程度、株主の配当に回したのかを示している。
配当性向とともに株主還元の状況を表す指標。
配当性向が一般的だが当期純利益は変動幅が大きい。
株主還元の状況を示す指標として近年では株主資本を基準にしたDOEを採用する企業が増えている。
株主資本配当率は株主の出資分と内部留保の合計である株主資本に対する配当額を表している。
業種業態にもよるが一般的には2%が平均値とされる。
 
ROE10%超、DOE5%超、そして営業利益率20%超がピカピカ優良企業の条件と言えてこよう。
 
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
UTグループ(2146)・・・動兆
 
製造業派遣・請負大手。
主力の製造派遣・請負が半導体・電子部品や自動車業界向けに拡大。
買収した派遣子会社も貢献。

(兜町カタリスト櫻井)

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