「ドアミラー」

「ドアミラー」

大したことではないのに気になることは多い。
例えば自動車のサイドミラー。
タクシーや社用車はフェンダーミラーが多いが自家用車はほとんどドアミラー。
昔はほぼフェンダーミラーだったのにどうして?
と考えてしまう。
日本では「視線移動が少なく、視認性が高い」という理由でフェンダーミラーが義務付けられていた。
だからフェンダーミラーばかりだった。
 
ところが・・・。
「これは非関税障壁」と噛み付いたのが海外メーカー。
1983年3月に日産パルサーエクサが国産車として初めてサイドミラーをドアミラーに変更。
1984年10月にはやはり日産がローレルで世界初の電動ドアミラーを装備。
日本の車が格好良くなった。
 
それにしても・・・。
フェンダーミラーが関税障壁?
フツーの感覚では想像もできないことが、貿易摩擦の世界では起こっているということになろうか。
奇しくも日経朝刊の「私の履歴書」の石原官房長官。
今朝の見出しは「大統領から連日の催促」。
海部総理はパパ・ブッシュ大統領からの連日の電話に悩まされたという。
こういう歴史の延長線にあるのが現実の日米関係ということは忘れてはいけない点だろう。
 
ネガな意見は「政治面のジンクス」。
07年9月。
FRBが利下げに転じたのと同時期に第1次安倍政権は退陣。
年金記録不備問題と参院選の敗北が理由だった。
あるいは過去日本で開催されたサミット。
00年の九州・沖縄サミット。
08年の北海道・洞爺湖サミット。
「いずれもバブル崩壊と重なった」との声。
いろいろ見つけてくるものだ。

(櫻井)
 

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