NY株式市場は小幅反発。
NYダウは一時100ドル超上昇した場面もあった。
エネルギーやハイテク、一般消費財のセクターが上昇を牽引。
貿易摩擦懸念による下落からのリバウンドという側面も大きい。
米政府が同盟各国に対し11月からイラン産原油の輸入を停止するよう要請しているとの国務省高官の発言からエネルギーセクターが上昇。
アップルが1%超の上昇。
FANG銘柄はグーグルの持ち株会社アルファベットを除いて大幅反発となった。
「一般消費財銘柄とエネルギー株の堅調ぶりはファンダメンタルズの強さを示しており、それが貿易を巡る投資家の懸念を和らげた」という見方だ。
NYダウ採用銘柄から除外されたGEは7.8%高。
上昇率はこの日のS&P500採用銘柄でトップ。
GE株としては3年超ぶりの大きさを記録した。
債券利回りは小幅上昇。
CB消費者信頼感指数は6.5ポイント上昇して126.4と前月(128.0)から低下した。
ドルは利上げ継続方向から全面高。
ドル円は110円台前半。
IMFのラガルド専務理事コメント。
「世界の政策担当者がより長期的な課題に取り組むべき時期に関税合戦が台頭していることは苛立たしい」だった。
火曜の日経平均は178円安でスタート。
75日線(22152円)がサポートした格好で一時22100円台まで下落したものの終値は小幅高で22300円台。
値上がり銘柄数1209(前日298)、値下がり銘柄数797(前日1740)と逆転。
もっとも新高値15銘柄(前日52銘柄)、新安値373銘柄(前日205銘柄)。
新安値銘柄が前場段階で360を超えていたことから後場の堅調につながったとも言えよう。
ローソク足の日足は大陽線。
安値圏で実体の長い陽線は好感される。
「前日の大陰線への食い込みはわずか3円。
残念ながら酒田五法ではこの足を入り首線といって売りの急所と読む」という声もなくはない。
騰落レシオは78.06と前日の75.13から上昇した。
NTレシオは12.93と高水準継続。
25日線(22544円)からは0.9%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.317%。
買い方▲12.548%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲19.39%。
買い方▲20.03%と拮抗。
空売り比率は42.1%で7日連続40%超。
6月22日現在の信用買い残は30億円減の3兆3494億円。
同信用売残は68億円減の8461億円。
日経VIは18.53%。
シカゴ225先物終値は大証日中比15円安の22305円。
26週線(22332円)はサポートだろう。
一目均衡の雲の上限は22559円。下限は21698円。
勝手雲の下限(22481円)を奪還しないと形は悪い。
上限は22714円だがそこまで贅沢は求めないだろう。
気学では「後場高の日。悪目買いよし。逆の時は見送るべし」。
6月・12月決算銘柄の配当落ち分約30円を埋めて前日比プラスなら水曜は4連勝だ。
企業の4割で大株主は日銀。ETF保有残高25兆円だから時価総額の4%だ。
3735社中1446社で10位以内の大株主が日銀。
ファーストリテはこのままのペースなら1年後には流通する株が枯渇するとの計算。
ストックショートの時代が来る。
2017年度末時点で個人の日本株保有額は113兆円。
1年前比14兆円近く増加した。
個人株主数(延べ人数)は5129万人。
初の5000万人超となった。
ただ延べ人数だけに実数は800万人程度だろうか。
昨日のラジオNIKKEI「ザ・マネー」のゲスト。
ロードスターキャピタル(3482)の岩野社長だった。
放送開始は15時10分。
15時過ぎに発表されたのが上方修正と増配。
「企業は日々刻々と生きている」というのが実感だった。
同社は「不動産テック」という新分野を中核にクラウドファンディングも展開
業界の新たな世界を目指しているという印象だった。
NYダウは30ドル高の24283ドルと反発。
NASDAQは29ポイント高の75561ポイントと4日ぶりの反発。
S&P500は5ポイント高の2723ポイント。
ダウ輸送株指数は46ポイント安の10474ポイント。
3市場の売買高は67.7億株。
CME円建ては大証比15円安の22305円。
ドル建ては大証比15ポイント高の22335ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比40円安の22285円。
ドル円は110.05円。
10年国債利回りは2.880%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
インフォコム(4348)・・・動兆。
インフォコムに注目する。
同社はシステム開発と電子コミックが中核。
医療・介護関連や業務管理ソフトを強化。
医療機関向け、企業向け共に堅調展開。
次はRPA(業務自動化)だ。
ユーザー数増続く電子コミックが業績を牽引。
電子コミック同業のパピレス株を約10%取得し第2位株主となった。
今後の協業に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
