昨日午前中首相官邸で開催されたのが「第17回サイバーセキュリティ戦略本部」。
会合では、重要インフラの安全指針の改定、次期戦略骨子、
政府機関等との情報セキュリティ対策基準の見直し骨子などが話題に。
興味深いのは「次期戦略骨子」。
集約すれば以下のようになる。
サイバー空間と実空間の一体化が加速的に進展する中、
現行戦略で「無限の価値を産むフロンティア」とされたサイバー空間が持続的に発展し、
新しい価値やサービスが次々と創出されて人々に豊かさをもたらす社会(Society5.0)を実現させるため、
官民のサイバーセキュリティに関する取組を、
3つの観点(任務保証、リスクマネジメント、参加・連携・協働)から、推進する。
特にサイバー空間(スマホ・家電・自動車・ロボットなど)からフィジカル空間への一体化。
インフラではスマートシティなど。ものづくりではコネクテッド・インダストリーなど、
移動では自動運転など、金融ではフィンテックなど、健康・医療・介護ではデータ連携など
そして電子行政ではマイナンバーなどが俎上だ。
恩恵と驚異の同居にどう対応するかという課題を解決していくことになる。
そして・・・。
「諸外国においては、国家安全保障を重視するという潮流がより鮮明との指摘の一方で、
国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、人間の安全保障の理念を
反映した動きもみられる状況」というのも興味深い。
森友だとか日誌だとか言っている間にも政策は進化している。
(櫻井)。
