中国がゴロニャンしたら今度は対ロシア。
トランプ大統領も忙しいことで八面六臂という印象だ。
「シリアに向けて発射される米国のミサイルは全て撃墜し、発射地も攻撃する」とロシア。
これに対して「シリアにミサイルが向かう」とトランプ大統領はツイッターに投稿。
「ロシアはシリアに飛来する全てのミサイルを撃墜するとしている。
ミサイルは飛んでくるので備えたほうがよい。
立派で新しくて高性能なミサイルだ」と警告。
また「化学兵器で国民を殺し、それを楽しむようなけだものと手を組むべきでない」と批判した。
これに対しロシア外務省は「高性能なミサイルは合法的な政府ではなくテロリストに向かって撃つべきだ」と反発。
外交の世界もゴロツキチックな言葉の応酬になるものだ。
英BBCは「メイ首相は事前に議会承認を求めずにシリアに対する軍事行動への参加を認める方針」と報道。
デイリー・テレグラフは「メイ首相が12日夜にも開始される可能性のあるシリアに対する軍事行動に備え、
英国の潜水艦をミサイルの射程圏内に移動させるよう命令した」と報道。
結局起きたことは地政学リスクの高まりによる原油先物相場の約3年ぶりの高値までの急上昇。
米共和党支持者は喜ぶに違いない。
もっともロシアも中東も潤うから、何とも言えないが・・・。
コモデティの世界は戦争まで惹起するという揶揄もあながち荒唐無稽ではないのかも知れない。
「株は規制でがんじがらめ、為替は嘘もアリの世界、商品は戦争まで引き起こす」。
先人の言葉だ。
ココを抑えておかないといけないだろう。
(櫻井)。
