「クワドルブル・ウィッチィング通過」

「クワドルブル・ウィッチィング通過」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。
下がった時はお定まりの「新型コロナウイルス追加景気対策を巡る不透明感」が悪材料。
寄り付き後は主要株式指数がそろって最高値を付ける場面もあった。
ただハイテクセクターが売られての軟調。
テスラは6%高で最高値を更新。
S&P総合500種指数構成銘柄への採用が21日。
これに絡んだ指数取引と四半期ごとの「クアドルプル・ウィッチング」で3市場の売買高は158億株と増加した。
9000億ドル規模の追加景気対策については不透明。
議会下院は深夜に期限を迎えるつなぎ予算を2日間延長する法案を可決した。
延長される2日間で9000億ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策と1兆4000億ドルの歳出法案の合意が期待される。
第3四半期の経常収支は、赤字額が前期比10.6%増の1785億1300万ドル。
2008年第2四半期以来12年超ぶりの大幅な赤字額となった。
個人消費が過去最大のペースで持ち直す中で輸入の増加が輸出の増加を上回った。
市場予想は1890億ドルの赤字だった。
10年国債利回りは0.944%。
2年国債利回りは0.123%。
英国とEUの通商協議を巡る先行き不透明感が高まる中、安全資産としてのドルは買われた。
ドル円は103円台前半。
SKEW指数は147.02。
21日連続の130ポイント超。
恐怖と欲望指数は65→63。

週末のNYダウは124ドル安の30179ドルと反落。
NASDAQは9ポイント安の12755ポイントと5日ぶりの反落。
S&P500は13ポイント安の3709ポイントと4日ぶりに反落。
ダウ輸送株指数は73ポイント安の12566ポイントと4日ぶりに反落。
SOX指数は0.48%安の2764ポイントと反落。
VIX指数は21.57と低下。
3市場の売買高は156億株。
(前日105億株。過去20日平均は116億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比35円安の26705円。
ドル建ては大証日中比変わらずの26740円。
ドル円は103.31円。
10年国債利回りは0.944%。
2年国債利回りは0.123%。
日本時間7時41分時点のシカゴ225先物円建ては大証前日比120円高の26870円。
月曜の27000円台に期待だ。

(兜町カタリスト櫻井)

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