「イノシシ」
2019年はイノシシ年。
格言は「亥固まる」。
過去5回の相場では4回がプラス。
うち3回は2割以上も上昇。
2007年 17,353.67 → 15,307.78円▲11%。
1995年 19,684.04 → 19,868.15円△1%。
1983年 8,021.40 → 9,893.82円△23%。
1971年 2,001.38 → 2,713.74円△35%。
1959年 671.28 → 874.88円△30%。
2019年の干支は「己亥(つちのと・い)」。
「己(つちのと)」は明るい中天の太陽。
「亥(い)」は暗闇の新月を象徴しているという。
十干である「己」と、十二支の「亥」の組み合わせ。
「己亥」は「ステップアップする充実したタイミングにありながら、どうも調子に乗るとチャンスを逃す年」。
ツチノトとは土の弟という意味で陰陽五行では陰の土にあたる。
土とは今、自分が立っているまさにその地のことを指し、全ての中心的存在という意味も持つ。
また「己」は「おのれ」。
3本の棒に糸を巻きつけて糸束を作る糸車の象形文字で、多くの糸束を生み出す源。
転じて自分自身を意味するという。
決まり事や正しい行いといった意味もあり。
「己」は、生命が横溢して真っ盛りを迎えた時期。同時に正しい姿の自分という意味がある。
絶好調も中庸思想からは行き過ぎるとマイナス。
「絶好調が故の落とし穴が潜む年)との解釈だ。
「亥」は次に進むための安定した準備期間
十二支最後の「亥」で地面に落ちた種が土中へ埋まり次世代の生命へと繋がっていくという意味。
「亥」とは、生命が収蔵された核。
次へのタスキを渡す大切な準備期間を意味している。
そして「亥」は陰陽五行では陰の水にあたるという。
己亥は「土剋水」。
土を水が侵すという意味。
溢れ出ようとする水の流れを土が堰き止める、
または清流の流れを土が汚し濁流にするといったイメージだという。
「己」と「亥」は、五行で「土剋水」という相剋の関係。
「土は水を濁らせ、溢れ出ようとする水の流れを土が止める」ことを意味している。
「己亥」は「平地木」。
野中の一本杉の様に平地に真っ直ぐ立つ孤高の木を指している。
寂しく孤立しているが、ひとり茂っている様。
その姿から「迷わず信念を持って継続すれば吉運が舞い込む」との解釈だ。
結論は「己」が持つ横溢するエネルギーが「亥」が持つ飛躍のための大切な準備期間の邪魔をしようとする。
しかし「地平木」が持つ孤高の継続力で乗り切れる年。
一方で1950年から2013年までの西暦末尾の年の市場動向。
期間中の年間平均上昇率は11.15%。
それよりも良い上昇率を出している西暦の末尾の年は「2・5・6・8・9」の年。
そのうちで一度も負けたことがないのが「5」と「9」の年。
特に良いのは末尾「9」の年。
大きなパラダイム・シフトが起きるという。
1989年にバブル経済終焉、東西冷戦が終結。
1999年は通貨「ユーロ」が導入。
2009年は自民党政権が倒れて民主党に歴史的な政権交代をした。
西暦の末尾8の年は3月買い8月売りのアノマリー。
西暦の末尾9か0の年は天井になりやすい
西暦の末尾が6の年に買って8の年に売るとパフォーマンスが良いと言われる。
週末札幌でのIR。
あるトップのコメントは興味深かった。
欧米企業はロボットとAIを一緒に研究することは少ない。
それは軍事に結ぶ付く可能性があるから。
この視点は東京には薄い。
しかしこれは世界の現実。
見るべきところは見なくてはいけない。
後場は埼玉・行田へ遠征。
TVドラマ「陸王」の舞台となった場所だ。
こはぜ屋、行田城・・・。
北西へ向かうとはいえ場にいない方が少しは救いになるだろうか。
《兜町ポエム》
「ジュピター(株王)」
Every day I listen to my Market
ひとりじゃない
深い板の奥でつながってる
果てしない時を超えて輝く株が
出会えた奇跡教えてくれる
Every day I listen to my Market
ひとりじゃない
兜町の御胸に
抱かれて
私はこの相場で何ができるの
痛みに触れさせてそっと目を閉じて
夢を失うよりも悲しいことは
自分を信じてあげられないこと
株を学ぶために孤独があるなら
意味のないことなど起こりはしない
株価の静寂(しじま)に耳を澄まして
未来を見つめたならどこへでも行くわ
あなたのその値動き私のものに
今は自分を抱きしめて
相場のぬくもり感じて
投資家たちは誰も一人じゃない
ウリカイのハザマでずっと愛されてる
望むように買って輝く未来を
いつまでも追うわみんなのために
日経平均株価は前場終値比で下げ幅拡大
(櫻井)
