週末のNY株式市場は上昇。
好調な企業決算を受けた格好で終始買い物優勢の展開となった。
週間ベースではS&P500が0.8%上昇で今年最長の5週続伸(累計4.5%上昇)。
NASDAQは1%上昇。
週間ベースでは、ダウは0.0%高、5週続伸(累計4.9%上昇)。
NASDAQは1.0%高、3週ぶり反発。
7月月間ベースではNYダウは4.7%高、2カ月ぶり反発。
NASDAQは2.2%高、4カ月続伸(累計8.6%上昇)。
S&P500は3.6%高、4カ月続伸(同6.6%上昇)。
中国は600億ドル相当の米国製品に追加関税を課す報復措置を発表。
LNGや小・中型の航空機など5207品目に対し、5%から25%の税率となる。
雇用統計は非農業部門の就業者数が前月比15.7万人増と、市場予想の19万人増を下回って着地。
失業率は0.1%ポイント低下して3.9%。
「減税による恩恵が一部でなくなることに加え、貿易摩擦の問題から投資家は下半期に慎重になるのではないか」という指摘もある。
労働参加率(生産年齢人口に占める働く意志を表明している人の割合)は62.9%と、前月から横ばい。
広義の失業率は0.3%ポイント低下し7.5%。
2001年3月以来で最低となった。
賃金は小幅な伸びで1時間当たり賃金は平均で前月比0.3%(7セント)上昇。
アップルは一時208.74ドルまで上昇し、過去最高値を更新。
時価総額1兆ドルの大台に乗せたが「アップルの株価になお値頃感がある」との見方だ。
「世界の富の編在を加速させる存在。1兆ドルという時価総額は日本企業最大のトヨタの5倍弱。
日本の上位12社を足してようやく並ぶ規模」という声もある。
10年国債利回りは2.649%と低下。
ドル円は111円台前半で推移。
日経平均がプラスでTOPIXがマイナスとなった週末。
「日銀会合前とは真逆な構図。
単にファーストリテイリング(35円強の上昇寄与)やファナック(同9円寄与)など。
値がさ株が日経平均を押し上げたにすぎないのか。
流れが元に戻ってしまったのか、分かりにくい」という見方だ。
東証1部の値上がり435銘柄。値下がり1609銘柄。
新高値23(前日40)、新安値77(前日32)。
東証1部の売買代金で2兆3200億円。
7月31日に3.26兆円、1日が2.96兆円。2日が2.76兆円。
商いの盛り上がりに欠け始めた格好だ。
「日経平均は22500円どころでは耐性を示した」との声が聞こえる。
騰落レシオは100.12(前日102.56)まで低下した。
日経平均は週間では約187円、0.83%の下落。
週足は4週ぶりに陰線。
週間ベースではTOPIXは1.87%安で4週ぶり下落。
東証マザーズ指数は3.57%安で2週続落。
日経ジャスダック平均は1.56%安。
東証2部指数は1.16%安。
それぞれ4週ぶりの下落。
7月月間ベースでは、日経平均株価は1.1%高、2カ月続伸(累計1.6%上昇)。
TOPIXは1.3%高、3カ月ぶりの反発。
東証マザーズ指数は4.7%安、6カ月続落(同20.9%下落)。
日経ジャスダック平均は1.0%安、6カ月続落(同9.9%下落)。
東証2部指数は0.2%高、3カ月続伸(同4.5%上昇)。
25日線、200日線からは0.8%のプラスかい離。
NT倍率は12.93倍。
空売り比率は43.8%と5日連続の40%超。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円高の22555円。
気学では「高日柄なれど前週末高きは吹き値売り方針」。
金曜のアニメがなかったことに期待か。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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