「アチコチ限界値だが・・・」
NY株式市場で主要3指数は大幅下落。
NYダウとS&P500は6日続落。
NYダウは1190ドル安の25766ドル。
昨年8月以来の26000ドル割れ。
下落幅は過去最大で直近6日での下落幅は3000ドルを超えた。
引け際15分での下落幅が大きかった。
S&P500は19日に付けた終値ベースの最高値を12%下回る水準。
過去最短の6日で調整局面入りした。
これまでの最短は2018年初めに記録した9日だった。
S&P500は2011年8月18日以来の大幅な下落率。
昨年10月以来の3000ポイント割れとなった。
新型コロナウィルスへの警戒観が高まり株売り債券買いの動き。
3市場の売買高は約156.3億株(直近20日平均86.7億株)。
2014年7月以来の大きさまで増加した。
1月の耐久財受注統計は民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.1%増。
2019年1月以来1年ぶりの大幅な伸びとなり市場予想の0.1%増を上回った。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比8000件増の21万9000件。
市場予想の21万2000件を上回ったものの依然として労働市場に基調的な底堅さがあることを示す内容だった。
ただ経済指標は過去の数値だけに平時には重要視されるが有事には顧みられないことが多い。
10年国債利回りは一時3日連続で過去最低を更新。
2年国債利回りは一時1.1071%と2016年後半以来の低水準に接近した。
3月の利下げ確率は54.3%と前日の33.2%から上昇。
ECBによる利下げ観測も高まった。
10年国債利回りは1.273%。
2年国債利回りは1.071%。
ドル円は109円台半ば。
VIX(恐怖指数)は2018年2月以来の高水準となる39.16。
恐怖と欲望指数は21→13に低下。
日経平均は寄り付き171円安、終値477円安と5日続落。
日足は2日ぶりの陰線。
トランプ大統領が新型コロナについて「米国でのリスクは低い」とコメント。
一方で米国疾病対策センター(CDC)がカリフォルニア州で感染者を確認したことでNYダウ先物が下落。
歩調を合わせた格好で東京も全面安。
昨年10月11日以来4か月半ぶりの2万2000円割れ。
マザーズ指数も下放れで16年2月以来の安値水準。
東証1部の売買代金は3兆1651億円と3日連続の3兆円超(19日連続の2兆円超)。
値上がり77銘柄(前日620銘柄)。
値下がり2059銘柄(前日1464銘柄)。
新高値0銘柄(前日4銘柄)。
新安値450銘柄(前日359銘柄)。
騰落レシオは59.36(前日64.18)。
2016年2月12日の57.72以来4年ぶりの低水準に近似値。
NTレシオは14.00倍。
サイコロは3勝9敗で25.0%。
右肩下がりの25日線(23355円)からは6.02%のマイナスかい離。
第一時限界水準は超え第二次限界水準(8→10%)に近付いてきた。
右肩下がりになった75日線は23488円。
右肩下がりになった200日線(22194円)からは1.11%のマイナスかい離。
今回の上昇相場の起点だった昨年9月5日以来の200日線割れ。
5日線(22769円)ははるか上。
52週線は22156円。
24か月線が22031円。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲3.591% 。
買い方▲16.676%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△5.841%。
3日連続のプラスでプラス率拡大。
買い方▲28.962%。
18年12月25日の▲34.966%に近づいてきた。
空売り比率は47.4%で12日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は7.0%(前日7.9%)。
Qiock調査の2月21日時点の信用評価損率は▲15.25%と2週連続悪化。
2月21日時点の裁定売り残は199億円減の8727億円。
3週連続の減少。
当限は165億円減の6325億円。
翌限以降は34億円減の2401億円。
同裁定買い残は57億円減の5795億円。
2週連続の減少。
当限は49億円減の5228億円。
翌限以降は7億円減の567億円。
日経HVは20.6、日経VIは31.40
日経平均採用銘柄の予想PERは13.53倍。
EPSは1622円。
PBRは1.06倍。
BPSは20705円。
225先物採用銘柄の益回りは7.39%。
ドル建て日経平均は199.46(12月13日が219.64)。
東証単純平均株価は59円安の2034円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1747円(前日1861)。
シカゴ225先物終値は日中比625円安の21225円。
高値22325円、安値21215円。
気学では「押し目買いの日。ただし急伸高は利入れ良し」。
月曜は「吹き値売り方針の日。初め高くても後安し」
火曜は「安値安値と買い下がり、戻っても尚売らず」。
水曜は「逆行性強き日」。
木曜は「気味が悪くても突っ込み売りは見送り。悪目買い狙え」。
金曜は「高下荒く前後場波動を異にする」。
ボリンジャーのマイナス3σが21891円。
「1年に1度あるかないかの異常値が今年4度目。
19年通年にならんだ」とは昨日の日経朝刊「スクランブル」。
ボリンジャーのプラスマイナスσ以内の収まる確率は約99.7%だ。
マイナス2σ(収まる確率95。4%)が22379円。
RSIが29.84、RCIが4.12。
RCIは2月4日の3.02に近付いてきた。
今年4勝3敗の金曜日。
週足陽線基準は22605円。
月足陽線基準は22971円。
3日新甫の2月は荒れた。
ファンダメンタル指標もテクニカル指標も底打ち圏ではある。
ただ「行き過ぎもまた相場」というのが古来からの格言だ。
IMFのライス報道官のコメント。
「新型コロナウイルスの急速な感染拡大で世界経済は影響を受ける。
4月の世界経済見通しを下方修正する公算が大きい。
「中国や他の国の回復の速さのほか、波及的な影響、供給網に対する影響やどの国が大きな打撃を受けるかなど、多くの要因に左右される。
IMFは世界保健機関(WHO)や世界銀行のほか、各地域の開発銀行と緊密に連絡を取っている。
感染拡大が悪化した場合、国際社会による協調行動が有効になる。
まだこうした時点には達していない」。
今年の曜日別勝敗(2月27日まで)
↓
月曜1勝5敗
火曜3勝4敗
水曜5勝3敗
木曜4勝4敗
金曜4勝3敗
NYダウは1190ドル安の25766ドルと6日続落。
NASDAQは414ポイント安の8566ポイントと反落。
S&P500は137ポイント安の2978ポイントと5日続落。
ダウ輸送株指数は356ポイント安の9484ポイントと大幅続落。
SOX指数は4.65%下落。
VIX指数は39.09と急上昇。
3市場の売買高は約156.3億株(直近20日平均86.7億株)。
2014年7月以来の大きさまで増加した。
225先物CME円建ては大証日中比625円安の21226円。
ドル建ては大証比日中比620円安の21230円。
ドル円は109.58円。
10年国債利回りは1.273%。
2年国債利回りは1.071%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
UTグループ(2146)・・・動兆
UTグループに注目する。
同社は製造業派遣・請負大手。
半導体向け中心だが自動車や電池など業種多様化。
技術者派遣が設計、建設分野とも急拡大。
好業績。
リバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
