「そろそろ戻りも」
木曜の日経平均は寄り付き25円高。
終値は91円安の29452円と4日続落。
日足は3日連続陰線。
月間では363円(4,85%)高。
昨年年11月(3456円高)以来の記録。
つきあしは2か月連続陽線。
TOPIXは0.40%下落と4日続落。
東証マザーズ指数は0.64%上昇と4日ぶりに反発。
日経ジャスダック平均は0.33%下落と3日続落。
東証1部の売買代金は4兆3914億円(前日3兆8557億円)。
日経平均採用銘柄入替の影響で膨らんだ。
値上がり789銘柄(前日336銘柄)。
値下がり1298銘柄(前日1768銘柄)。
新高値56銘柄(前21銘柄)。
新安値23銘柄(前日39銘柄)。
騰落レシオは122.98(前日132.86)。
NTレシオは14.51倍(前日14.49倍)。
82日連続で14倍台。
サイコロは4勝8敗で33.33%。
右肩上がりの25日線(29474円)からは▲0.07%(前日△0.47%)。
22日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は28626円。
20日連続で上回った。
右肩上がりの200日線(28658円)からは△2.77%(前日△3.14%)。
19日連続で上回った。
右肩下りの5日線(29933円)から▲1.61%。
2日連続で下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.731%(前日▲17.813%)。
買い方▲9.423% (前日▲6.571%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲7.550%(前日▲7.550%)。
買い方▲18.986% (前日▲18.729%)。
空売り比率は46.4%(4日連続で40%超:前日43.3%)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日9.6%)。
日経VIは21.40(前日22.40)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.76倍(前日13.79倍)。
2日連続13倍台。
前期基準では18.56倍。
EPSは2152円(前日2142円)。
225のPBRは1.24倍。
BPSは23752円(前日23635円)
日経平均の益回りは7.31%。
10年国債利回りは0.065%。
東証1部全銘柄だと予想PERは16.00倍。
前期基準では21.73倍。
PBRは1.35倍。
東証1部単純平均株価は6円安の2501円。
東証1部売買単価は2830円(前日は2405円)。
東証1部時価総額は751兆円(前日は756兆円)。
28日連続で700兆円台。
ドル建て日経平均は263.18(前日264.97)。
気学では「下げ来れば底入れなり。上げ来れば戻り頭を作る」。
右肩上りのボリンジャーのプラス1σが30476円。
一目均衡の雲の上限が28217円。
下限が27690円。
22日連続で雲の上。
勝手雲の上限は30100円。
下限が29138円。
2日連続で雲の中。
RSIが39.35(前日57.67)。
RCIが9.34(前日39.84)。
週足陽線基準は30240円。
今年の曜日別勝敗(9月30日まで)
↓
月曜22勝14敗
火曜21勝16敗
水曜15勝24敗
木曜20勝15敗
金曜18勝19敗
9月第4週の海外投資家動向。
現物2691円売り越し(3週ぶりに売り越し)。
先物115億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
合計2807億円売り越し(5週間ぶりに売り越し)。
総裁選前に市場で言われていたのは「岸田高、河野安、高市突飛高」だった。
ただ無難な政策遂行という印象だ。
岸田文雄は年内に数十兆円規模の経済対策を策定し、新型コロナウイルスへの対応に国民の協力を得る考え。
総裁選で掲げたテーマは「成長と分配の好循環」の実現。
池田内閣の所得倍増計画を目指し、国民の所得・給与を引き上げる経済政策を進めるだろう。
経済政策については「新しい資本主義を構築していきたい」。
アベノミクスとの違いは国民の不満が高い「格差」の解消だろうか。
ただ市場的には格差の是正が株価高になるとは考えにくい。
消費を促し企業の投資や研究開発を勧めるだろう。
特に国が定めることができる看護師や介護士、保育士などの給料引き上げに取り組む方向だ。
開成出身というのはたとえ早稲田卒でも役に立とう。
なぜなら霞が関の官僚は開成や灘の出身者は多いからだ。
ここを役に立たせるか、逆に周囲の雑音とするかは本心次第だ。
政策の柱
(1)医療難民ゼロ
(2)ステイホーム可能な経済対策
(3)電子的ワクチン接種証明の活用と検査の無料化・拡充
(4)感染症有事対応の抜本的強化
やはりコロナ禍からの回復が求められている。
中核政策は、「デジタル田園都市構想」で、地方のデジタル化や、遠隔勤務、教育・医療改革が柱。
5Gの早期展開など、地方におけるデジタル・インフラの整備。
テレワーク、自動運転など、デジタルの社会実装もこの範疇だ。
「科学技術立国」も成長政策の一つ。
10兆円規模の大学ファンドを年度内に設立。
原発再稼働などを含む「クリーン・エネルギー戦略」の策定。
市場では「健康機器管理庁」や「Go to トラベル」などが関連銘柄とされた。
例えば総裁選当日の医療機器商社のレオクラン(7681)はストップ高。
高齢社会型人材業のキャリア(6198)も逆行高、
介護医療向けサービスのSMS(2175)も話題になろう。
ワクチンパスポート関連のITbook(1447)も大幅高となった。
旅行ツアーサービスのベルトラ(7048)もターゲットだろう。
遠隔医療も手掛けるMRT(6034)はインターネットを介した非常勤医師の紹介サイトが拡大。
5Gの早期展開では携帯電話基地局の保守・運用を全国展開しているベイシス(4068)。
デジタル化ではブロックチェーン、AI等先進技術有するソフト開発メーカーアステリア(3853)。
データ連携ツールはシェア首位だ。
サーバーセキュリティではDIT(3916)。
原発再起動では日本製鋼所(5631)。
経口でのコロナ治療薬を手掛けているのがオンコリスバイオファーマ(4588)。
医療改革では電子カルテ等のMDV(3902)。
医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供している。
中小企業の助成金診断システムを手掛けるライトアップ(6580)も注目だ。
みらいワークス(6563)は地方向け人材紹介事業が拡大。
子育て感れでは認可保育園運営のさくらさくプラス(7097)。
その他岸田氏が5年勤務した旧日本長期信用銀行の新生銀行(8303)もSBIのM&Aの材料で動意中。
選挙区の広島市内に本社を置く銘柄では・・・。
自動車のマツダ(7267)
食品トレーのエフピコ(7947)
独立系ダイカスト専業首位リョービ(5851)
使い捨て医療器具の大手。血液回路・透析装置、透析針に強み持つJMS(7702)
酸化鉄のトップメーカー戸田工業(4100)
水処理機器販売、動力、防災関連等のポエック(9264)
ドリームベッド(7791)
スケジュールを見てみると・・・。
【9月】7勝3敗、(勝率70%、2位)
気学では「転換月。初め戻り売り。新規投資には銘柄を吟味のこと」
26日(日):ドイツ総選挙
27日(月):企業向けサービス価格指数、米耐久財受注、株高の日L、変化日
28日(火):9月権利付き最終日、日銀会合議事要旨、米S&P住宅価格指数、CB消費者信頼感、
FHFA住宅価格指数
29日(水):自民党総裁選投開票、米中古住宅販売仮契約、株高の日L
30日(木):鉱工業生産、商業動態統計、自民党総裁任期満了、緊急自体宣言等期限、米GDP確報値、
中国製造業非製造業PMI、株安の日、JPX400/JPX中小型定期入れ替え選定基準日
日経平均パッシブ売買インパクト、ウィンダムツリー日本株年次リバランス基準日
【10月】7勝3敗、(勝率70%、2位)
気学では「往来相場。底値鍛錬につき高下を繰り返す。売り買い注意月」
1日(金)日銀短観、失業率、消費動向調査、米ISM製造業景況感、個人支出、中国休場(→7日)、
ドバイ国際博覧会、日経平均定期銘柄入れ替えの実施
2日(土)日本郵便、土曜配達を休止
3日(日)米、家賃滞納者に対する立ち退き猶予措置完了
4日(月)マネタリーベース、投資の日、米製造業受注、上げの特異日(投資の日)
5日(火)黒田日銀総裁TCFDで挨拶、米貿易収支、ISM非製造業景況感、変化日
6日(水)米ADP雇用レポート、株高の日
7日(木)景気動向指数、米消費者信用残高、TOPIX1-3月期決算企業浮動株比率見直し発表
8日(金)家計調査、景気ウォッチャー調査、オプションSQ、米雇用統計
神無月。
神がいるのかいないのかは知らないが、10月は人騒がせになることが多かった経験則。
95年から昨年までの26年間は13勝13敗。
でも・・・。
先月も「9月は苦月。最悪の月」と言われていた。
常識の変化の点なのかも知れない。
◇━━━ カタリスト━━━◇
インテリックス(8940)・・・動兆
インテリックスに注目する。
同社は中古マンション再生販売専業の最大手。
機関投資家向けリースバック売却が進捗。
省エネ性能を高めたリノベーション物件を本格展開。
不動産のDX化のフロントランナーと見たい。
(兜町カタリスト櫻井)
