「しばしば・・・」

「しばしば・・・」
 
木曜のNY株式はマチマチの動き。
主要3指数は一時1%超上昇したが、その後下落に転じた。
NYダウだけはかろうじてのプラス。
フィナンシャル・タイムズ(FT)が、ギリアドの新型コロナ感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じたことを悪材料視。
感染拡大の影響から近く脱するとの楽観的な見方が後退した。
半導体大手インテルは第2四半期の調整後利益が1株当たり1.10ドルになるとの見通しを示した。
市場予想の1.19ドルを下回ったことで、時間外取引で株価は6%下落。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は442万7000件と、前週から81万件減少。
過去5週間の申請件数は約2650万件となった。
市場への影響は限定的。
10年国債利回りは0.603%。
2年国債利回りは0.221%。
ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は13.5に急低下。
1998年の統計開始以来の最低水準を記録。
4月のユーロ圏の経済活動はほぼ停止したことが示された。
4月の米総合PMI速報値も27.4と統計開始の2009年末以来の低水準。
新型コロナ危機により製造業とサービス業がともに大きな打撃を受けている。
ドル円は107円台後半。恐怖と欲望指数は40→40。
 
木曜の日経平均は寄り付き176円高、終値291円安と4日ぶりに反発。
買い先行での後場一段高で2日連続の高値引けとなった。
「高値引けは薄商いの裏返しと言えなくもない。
後場の値動きが落ち着いていることは安心材料」と言う声もある。
日足は4日ぶりの陽線。
木曜としては7週ぶりの上昇となった。
「5日移動平均線(19455円)を回復できす。
(TOPIXは回復)。
3日調整後の単なる自律反発」という見方もある。
マザーズ指数は3.3%高で5日線(736ポイント)上回った。
東証1部の売買代金は1兆8927億円。
3日ぶりの2兆円割れ。
値上がり1866銘柄(前日496銘柄)。
値下がり263銘柄(前日1629銘柄)。
新高値30銘柄(前日22銘柄)。
新安値3銘柄(前日16銘柄)。
騰落レシオは117.01(前日108.22)。
NTレシオは13.63倍。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりにの25日線(18860円)からは3.02のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は21190円。
横ばって来た200日線(21787円)から10.82%のマイナスかい離。
右肩上がりになった5日線(19482円)から0.27%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.807%(前日▲7.638%)。
買い方▲16.863%(前日▲18.366%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.198%(前日▲10.781%)。
買い方▲28.349%(前日▲30.726%)。
空売り比率は43.0%(21日連続40%超)。
空売り規制なしの比率は7.7%。
日経HVは35.7、日経VIは37.77。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.97倍(前日13.76倍)。
EPSは1390円(前日1390円)。
東証1部の全銘柄だと予想PERは15.28倍。
PBRは0.93倍。
BPSは20891円。
225先物採用銘柄の益回りは7.16%。
ドル建て日経平均は180.22(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は30円高の1897円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1614円(前日1669円)。
東証1部の時価総額は546兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比85円安の19355円。
高値19655円、安値19190円。
大証夜間取引終値は日中比70円安の19370円。
気学では「初め安いと後高の日。突っ込み買い方針」。
月曜は「変化注意日」。
火曜は「押し目買いの日。但し大上放れたら買い玉利入れ」。
木曜は「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
金曜は「変化日にして、意外の仕成りを見せることあり」。
ボリンジャーのプラス1σが19709円。
プラス2σが20558円。
一目均衡の雲の下限は19431円。
勝手雲の上限は18915円で10日連続勝手雲の上。
RSIが66.94。
RCIが60.71。
週足陽線基準は19669円。
今年7勝7敗の金曜はアノマリーでは「変化日そして株安の日」。
 
今年の曜日別勝敗(4月23日まで)

月曜4勝10敗
火曜8勝7敗
水曜8勝8敗
木曜6勝10敗
金曜7勝7敗
 
日経朝刊の1面見出しは「コロナ検査機能不全」。
サブタイトルは「民間拡大カギ」。
感染者の増大で検査が迅速にこなせない。
だったら民間に委託すれば良いだろうと素人でも考えよう。
しかしPCR検査は全国で1日8000件。
うち民間委託は約2000件で他は国立感染症研究所や地方衛生研究所など。
しかしみらかHDなどの民間機関の検査能力は1日あたり4000件で余裕ありだ。
内務省の亡霊が現れたかのような「感染症は国が担う」という発想。
ココに根本的な発想の違いというか「どうして?」という疑問の多くがあるのだろう。
 
個人的に思うのは・・・。
いわゆる専門家さんが登場するテレビなどでの発言がなかなか頭に入らない。
入らないように話しているのかどうかはわからないが、どうも理解しにくい。
「安全・安心、無事」ということを大義としてかざされると、素人は何も言えなくなってしまう。
そういう意味では門外漢である政治の世界も機能不全なのかも知れない。
あるいは「大変なことになる」と言って危機感を煽り浸透させることは重要なこと。
しかし「大変なこと」が本当に来たら「ホラ。言った通り」。
逆に「大変なこと」が来なかったら「私たちの提言した対策が奏功したから」。
うがって考えればどちらに転んでも負けない世界。
なかなかすごい場所でもある。
現場で日夜刻苦研鑽されている姿も時折拝見する。
この方々には敬意を払いたい。
しかし口舌の徒みたいな存在の専門家というのはいかがなものだろうか。
株の世界の格言は「専門家は理路整然としばしば間違う」ではあるが・・・。
「なぜ日本は感染者も死者も世界と比べて少ないのか?」
この答が欲しい。
 
木曜のNYダウは39ドル高の23515ドルと続伸。
NASDAQは0.63ポイント安の8494ポイントと反落。
S&P500は1ポイント安の2797ポイントと反落。
ダウ輸送株指数は111ポイント高の7951ポイント。
SOX指数は1.04%下落。
VIX指数は41.17。
3市場の売買高は117億株(過去20日平均は127億株)。
225先物CME円建ては大証日中比85円安の19355円。
ドル建ては大証比日中比15円安の19425円。
ドル円は107.58円。
10年国債利回りは0.603%。
2年国債利回りは0.221%。
 
 
安全な週末を・・・。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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LTSに注目する。
同社はビジネスプロセス可視化・改善・実行支援など展開。
ITビジネスマッチング「アサインナビ」も
デジタル活用支援が拡大基調。
 

(兜町カタリスト櫻井)

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