会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25


01月01日 マーケットコメント

01月02日 マーケットコメント

01月03日 マーケットコメント

01月04日 マーケットコメント


     
    5日の日経平均株価は小幅続伸。終値は前日比30円高の2万9332円だった。前日の米国株はダウ平均だけは上がったもののナスダックなど半導体やハイテク系が下げたため、それらに連動しやすい日経平均は反落のスタートとなった。
     
    しかし、相場の基調は昨日に上放れたばかりで案外強く、売り一巡後は早くもプラス圏を回復。1ドル=116円台に入った円安なども好感されてその後は小幅高で底堅く推移する1日となった。
    トヨタやソニーGは前日を大きく上回る出来高で上値追いの流れが続いた一方、高PER銘柄では特段の材料がない中で派手に下げたものも多くあった。
     
     
    あす6日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
    現地5日のFOMC(米連邦公開市場委員会、12月14−15日開催分)議事などを受けた米国の株式・金利動向が注目されるが、国内では相変わらず手掛かり材料に乏しい。5日の東証1部売買代金は3兆1333億円(前日比3735億円増)と21年12月17日以来の3兆円大台回復となり、市場エネルギーの拡大で売り物吸収が期待されるが、日経平均株価は心理的なフシ目となる2万9500円前後の水準で戻り売りが出やすいとみられ、依然として警戒感が残る
     
    目先はバリュエーション面で過熱感のない銘柄が選好されやすくなり、高PER銘柄は折に触れて売られることになるだろう。売買代金ランキング常連のレーザーテックは、業態としては成長期待が高いが、PER面では過熱感が強く、他の半導体株と比べても割高感がある。2022年は相場の主役を張る場面が減ってくるかもしれない。少なくとも週末の米雇用統計を通過するまでは、バリュー向きの地合いが継続すると思われる。自動車関連は円安を追い風に引き続き注目を集めるだろう。きょうの動きが強かった金融株や鉄鋼株なども、見直しの余地が大きいだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
     
    30408.84  ボリンジャー:+3σ(13週)
    29923.96  ボリンジャー:+2σ(13週)
    29863.43  ボリンジャー:+3σ(25日)
    29642.74  ボリンジャー:+1σ(26週)
    29439.08  ボリンジャー:+1σ(13週)
    29425.87  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    29332.16  ★日経平均株価5日終値
     
    29074.03  均衡表雲上限(日足)
    29066.32   新値三本足陰転値
    29044.70  均衡表雲下限(日足)
    29013.03  6日移動平均線
    28988.71  75日移動平均線
    28988.31  ボリンジャー:+1σ(25日)
    28954.21  13週移動平均線
    28931.01  均衡表転換線(日足)
    28875.30  均衡表基準線(週足)
    28827.86  200日移動平均線
    28774.77  均衡表転換線(週足)
    28749.95  均衡表雲上限(週足)
    28721.91  26週移動平均線
    28550.75  25日移動平均線
     
     
    ローソク足は小陽線で終了。ザラ場安値は昨日水準から249.89円高と水準を切り上げ、下値での買い意欲の強まりを窺わせた。一目均衡表では昨日の三役好転に続いて本日は基準線が上向きに転換し、25日移動平均線の上昇継続と併せて上昇トレンドの強まりを示唆している。本日は膠着感が強い相場だったが、ボリンジャーバンド(25日ベース)では4日から、-2σから+2σの各線が間隔を広げる5本線発散に入っており、日々の値動きは上下どちらにも大きくなっていく可能性がある点に留意したい。
     

    【大引け概況】
    5日の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比30円37銭高の2万9332円16銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:00 容量:13.99M


    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米国株市場でNYダウが続伸し連日で史上最高値を更新したものの、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が軟調だったことでやや気迷いムードの強い地合いとなった。日経平均は前日に500円あまりの大幅高をみせていたこともあり、目先利益を確定する動きが上値を押さえる格好に。これまで相場の牽引役を担っていた半導体関連の主力株に売りがかさみ、全体相場の上値を重くした。
    一方、外国為替市場で円安が進んだことなどを背景に自動車株に買いが入り相場を支えたほか、鉄鋼株など株価指標の割安なバリュー株の一角が堅調で、日経平均は小幅ながら前日終値を上回って着地している。
     
    個別銘柄への選別色が強く、相場全体でみると方向感がなかった。「割安で出遅れ感の強い日本株への見直し買いが進んでいる」との声があり、トヨタなど自動車関連株が物色された。円相場が1ドル=116円台前半の円安・ドル高となったのも好感された。
    保険株や銀行株も高かった。
     
    半面、米長期金利の上昇を背景に割高感が意識される高PER(株価収益率)銘柄への売りが目立った。前日の米ハイテク株安を受け、半導体関連株も軟調だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(2021年12月開催分)の公表を控え、米金融政策や長期金利の動向を見極めたいとの雰囲気が強く、午後に入ると日経平均の膠着感が強まった。
     
    市場からは「値がさハイテク株が売られる一方、大型主力株が買われ、全体的にはしっかりだ。ただ、FOMC議事録や米経済指標の発表を控え、動きづらい面もある」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は続伸した。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、9.05ポイント高の2039.27で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で3兆1333億円。売買高は12億5972万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1008、値下がりは1092、変わらずは85銘柄だった。
     


    業種別株価指数(33業種)では保険業、非鉄金属、輸送用機器などが上昇。精密機器、サービス業、医薬品などは下落した。
     
    個別では、トヨタが連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新。デンソーも連日で上場来高値を更新し、マツダや日産自も大幅に上昇した。川崎汽船が大幅続伸となり、郵船も買われた。そのほか、ソニーG、日立製などのTOPIXコア30の主力株のほか、三菱UFJ、東京海上HD、三菱商事、JFEHD、コマツなど景気敏感株を中心に主力株が大幅高。村田製、太陽誘電、ファナックなどのハイテク株の一角も買われた。資本・業務提携先のデンソーの株価上昇が刺激材料となったイーソルはストップ高まで買い進まれて東証1部上昇率トップとなり、国内証券が目標株価を引き上げたマルマエも上位に顔を出した。
     
    一方、ハイテク株には売りが広がり、レーザーテック、東エレク、ソフトバンクG、三井ハイテクが下落。塩野義が大幅安。また、エムスリー、HOYA、ベイカレント、ファーストリテ、リクルートHD、任天堂、信越化学、ZHDなど値がさ株やグロース(成長)株の下落が目立った。東証1部下落率上位にはJMDC、SHIFT、メドピア、LITALICO、Sansan、ベネフィット・ワンなどの株価バリュエーションが特に高いグロース銘柄が並んだ。そのほか、投資判断の格下げを受けたマネーフォワードやシスメックスも下落率上位に並んだ。
     
    東証2部株価指数は前日比5.58ポイント高の7682.12ポイントと5日続伸した。
    出来高1億7622万株。値上がり銘柄数は173、値下がり銘柄数は233となった。
     
    個別では、リミックスポイント、明治機械がストップ高。山喜、JFEシステムズ、高砂鐵工、ニッキ、ヒラノテクシードなど10銘柄は昨年来高値を更新。ウインテスト、東京コスモス電機、ダイハツディーゼル、兵機海運、FDKが買われた。
     
    一方、ライフドリンク カンパニー、Abalance、櫻護謨、中北製作所、ぷらっとホームなど6銘柄が昨年来安値を更新。青山財産ネットワークス、JMACS、グローバルダイニング、扶桑電通、英和が売られた。





     


    日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比21円16銭(0.54%)安い3878円41銭だった。
    米国の長期金利上昇を受けた「グロース株売り・バリュー株買い」の流れは、グロース株の固まりとも言える新興市場にとって逆風になった。トヨタなど東証1部の超大型株の値動きが軽く、「中小型株市場を主戦場にしていた個人などの短期運用資金も大型株に向かったのだろう」との指摘もあった。
    東映アニメやワークマンが下落した。半面、エスケー化研や3DMは上昇した。ジャスダック市場の売買代金は概算で658億円、売買高は7571万株だった。
    値上がり銘柄数は229、値下がり銘柄数は386となった。
     
     個別ではドーン、歯愛メディカル、三和油化工業、ファブリカコミュニケーションズ、ディ・アイ・システムなど8銘柄が昨年来安値を更新。ジェイ・エスコムホールディングス、SIホールディングス、ANAP、アミタホールディングス、安江工務店が売られた。
     
    一方、ムトー精工がストップ高。ソーバルは一時ストップ高と値を飛ばした。シイエム・シイ、イオン九州、芝浦電子、スリー・ディー・マトリックス、フルヤ金属など6銘柄は昨年来高値を更新。nms ホールディングス、太洋物産、シー・エス・ランバー、東邦レマック、放電精密加工研究所が買われた。
     



    東証マザーズ指数は前日比49.05ポイント安の927.69ポイントと3日続落した。
    2021年12月20日に付けた昨年来安値を更新した。東京株式市場全般は堅調な動きを続けているものの、金利の上昇による相対的な割高感などが意識されたグロース株売りの流れに押されている。トヨタやソニーGなどの大型株が上昇するなか、中小型株から資金が流出しているとの声が聞かれた。
    22年は米連邦準備理事会(FRB)が利上げするとの見方が多い。金利上昇局面で高PER(株価収益率)銘柄の投資妙味が薄れることが重荷との声も聞かれた。予想PERが100倍を超えるメルカリやフロンテオが売られた。一方、QDレーザやサンバイオは上げた。
    値上がり銘柄数は59、値下がり銘柄数は346となった。
     
    個別では、HYUGA PRIMARY CARE、エフ・コードがストップ安。ステラファーマは一時ストップ安と急落した。ジェイフロンティア、ティーケーピー、モルフォ、ドリコム、JIG−SAWなど49銘柄は昨年来安値を更新。バーチャレクス・ホールディングス、THECOO、Green Earth Institute、プラスアルファ・コンサルティング、グローバルセキュリティエキスパートが売られた。
     
    一方、JMC、インティメート・マージャーがストップ高。エフ・コードは昨年来高値を更新。松屋アールアンドディ、網屋、中村超硬、リニューアブル・ジャパン、ウォンテッドリーが買われた。

     

     

    1/6は、下記のラッキーフードを食べ 株運つけて相場に勝つ!!

     
    一白水星 二黒土星 三碧木星 四緑木星 五黄土星 六白金星 七赤金星 八白土星 九紫火星
    シーフード料理 折詰弁当 カレーうどん 炒飯 カツ丼 回鍋肉 ピラフ 海苔巻き 素麺

    ラッキーランチは同日内なら夕食でも大丈夫です!


    詳しくは下記サイトから




    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


    coulumn_06.jpg
    《マーケットストラテジーメモ》  12月 第5週
     
    27日(月):
    NY株式市場はクリスマスで休場。欧州株式市場はクリスマス前で薄商いとなるなか下落。日経平均株価は106円安の28676円と続落。買い手控モードながら逆にクリスマスや年末で休みの機関投資家が多く売り急ぐ動きは限られた。東エレが連日で最高値を更新。アドテストも上昇。半導体関連への資金流入が続き支えとなった。東証1部の売買代金は1兆6685億円。4日連続での2兆円割れ。ソニー、エーザイが上昇。オムロン、ニトリが下落。
     
    28日(火):
    3連休明けのNY株式市場で主要3指数は揃って4日続伸。S&P500は1%超の上昇で過去最高値を更新した。4連騰で4.9%上昇。4日間の上昇率は2020年11月上旬以来の大きさとなった。
    マスターカードが決済データを元にまとめた米国の年末商戦(11月1日ー12月24日)の売上高は前年同期比8.5%増。年末商戦の消費は伸び悩むとの見方があった中で消費の強さを確認。投資家心理が上向いたとの解釈。ホーム・デポやウォルマートが上昇。百貨店のメーシーズや高級衣料のラルフローレンなども買われた。
    長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れたとの見方からハイテク株も上昇。アップル、マイクロソフト、セールスフォースが高い。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体株の上昇が目立った。SOX指数は2.7%高の4039ポイントと過去最高値を更新。
     
    日経平均株価は392円高の29069円と3日ぶりに反発。約1か月ぶりの高値水準を回復した。東証一部の売買代金は2兆1688億円と5日ぶりに2兆円台回復。東エレ、レーザーテックが上昇。JT、郵船が下落。
     
    29日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは5日続伸。インドネシア政府が737MAXの運航再開を承認した ボーイングが1.46%高。一方でNASDAQとS&P500は5日ぶりに反落。方向感のない中、3市場の売買高が70億株台と薄商い。
     
    日経平均株価は162円安の28906円と反落。29000円台を割り込んだ。東証一部の売買代金は2兆392億円、TOPIXの浮動株比率の見直しによるリバランスが大引けにあったことで少し膨らみ2日連続の2兆円台。SBG、Jフロントが上昇。ファーストリテ、東エレが下落。
     
    30日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは6日続伸で過去最高値を更新。過去最高値更新は今年45回目。6日続伸は3月15日までの7日続伸以来。S&P500は今年70回目の過去最高値更新。3年連続で12月に年間高値を付ける年末高となった。引け際にNASDAQ100は上昇に転じたがNASDAQ総合指数は小幅続落。
     
    日経平均株価は115円安の28791円と続落。下落幅は一時300円を超えた場面もあったが下落幅を縮小した。これで大納会は6年連続で下落。日経平均株価の年間騰落は1357円高(4.9%上昇)。東証一部の売買代金は1兆8438億円。ZHD、スクリンが上昇。小田急、リコーが下落。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    世界の株式時価総額の年間増加額は約18兆ドル(約2000兆円)と過去最大。
     
    市場の主な記録

    商品の総合指数 1994年以降で最大の上昇率
    世界の債券 22年ぶり下落率
    日本の長期金利 6年ぶり脱マイナス
    円の対ドル相場 6年ぶり下落
    日経平均株価の年末値 32年ぶりの高値
    米国の時価総額シェア 45%と18年ぶり高水準
     
    (3)新興国動向
     
    中国国有資産監督管理委員会(SASAC)は国有企業に対し、2025年までにエネルギー消費や温室効果ガスの削減を要請。
    1万元(1570ドル)生産当たりのエネルギー消費は25年までに20年の水準を15%下回るようにする。
    温室効果ガスの排出は20年比18%削減を求めた。
    中国は2030年までに排出量をピークアウトさせることを目指している。
     
    【展望】
     
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    1月】6勝4敗、(勝率60%、4位))
        気学では「新甫から買い方針。その後は戻り売り。目先に迷わず売り」。
     
    1月3日(月)米ISM製造業景況感   
    1月4日(火)大発会
    1月5日(水)マネタリーベース、米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感
    1月6日(木)米貿易収支、製造業受注
    1月7日(金)米雇用統計、消費者信用残高
    1月10日(月)成人の日で休場、株高の日L
    1月11日(水)天赦日、一粒万倍日
    1月12日(木)米消費者物価指数、ベージュブック
    1月13日(木)マネーストック、米生産者物価指数、下げの特異日
    1月14日(金)オプションSQ、米小売り売上高、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感、最も上昇しやすいとされている日、変化日
    1月17日(月)キング牧師生誕記念日でNY休場、ダヴォス会議(→22日)、株高の日L
    1月18日(火)日銀金融政策決定会合、展望レポート、米NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感
    1月19日(水)株安の日L
    1月20日(木)フィラデルフィア連銀製造業景況感、貿易収支、変化日
    1月21日(金)消費者物価指数
    1月24日(月)株高の日L
    1月25日(火)米消費者信頼感、株高の日L
    1月26日(水)米新築住宅販売、FOMC政策金利発表、パウエルFRB議長会見、大幅安の日L、
            変化日、TOPIXパッシブ売買インパクト
    1月27日(木)米第4四半期GDP速報値、耐久財受注
    1月28日(金)米個人所得、ミシガン大学消費者信頼感
    1月31日(月)鉱工業生産、米シカゴ購買部協会景気指数、中国春節(→2月6日)
     
    昨年大納会は123円安の27444円。
    今年の大発会は185円安の27258円。
    翌日99円安、3日目の1月6日が102円円安。
    4日目434円高、5日目648円高と1月14日まで5日続伸だった。
     
     

    (兜町カタリスト 櫻井英明)


     
    5日午前の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比11円43銭(0.04%)高の2万9313円22銭となった。
    主力の大型株や輸出関連株に買いが入った半面、値がさの半導体関連株や成長株の下落が上値を抑えた。日経平均は前日終値(2万9301円)付近で一進一退と方向感を欠いた。
     
    前日に日経平均が500円超の大幅高をみせたこともあり、目先利益確定の売りに上値の重い展開となった。ただ、朝方にマイナス圏に沈んだものの下値では押し目買いの動きがみられ、その後はプラス圏に切り返し、前日終値近辺で売り買いを交錯させる状況となった。米長期金利上昇を背景に保険や銀行株などが強く、為替の円安を受けて自動車株も上昇するものが目立った。
     
    連日で高値を更新したトヨタをはじめとする大型株の上昇が相場を下支えした。市場では「一段の米長期金利上昇にも耐えられるような大型の優良株に資金が向かっている」との声が聞かれた。
     
    一方、4日の米ハイテク株安を受け、半導体関連株が下落し相場の重荷となった。米長期金利の上昇で割高感が意識される高PER(株価収益率)銘柄も売りが目立った。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆5981億円、売買高は6億4280万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は961、値下がりは1136、変わらずは88銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は保険業、鉱業、輸送用機器などが上昇。下落は精密機器、サービス業、医薬品など。
     
    個別では、売買代金トップとなった川崎汽船が大きく上昇したほか、トヨタ自動車も商いを伴い高い。ソニーグループも活況高となった。日立製作所が値を上げ、コマツ、コンコルディ、東京海上が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いを集めた。マルマエが値を飛ばし、イーソルがり率トップに買われた。
     
    半面、レーザーテックが利益確定売りに押され、東エレクやスクリン、ZHD、エムスリー、第一三共が下落した。ファーストリテイリングも安い。任天堂も冴えない。JMDCが急落、マネーフォワードも大幅安、Sansan、チェンジなどの下げも目立つ。
     
    東証2部株価指数は前日比10.40ポイント安の7666.14ポイントと5日ぶり反落した。
    出来高は1億1214万株。値上がり銘柄数は167、値下がり銘柄数は210となった。
     
    個別では、ライフドリンク カンパニー、Abalance、櫻護謨、中北製作所が昨年来安値を更新。JMACS、マーチャント・バンカーズ、グローバルダイニング、青山財産ネットワークス、タカトリが売られた。
     
    一方、明治機械がストップ高。山喜、リミックスポイント、JFEシステムズ、ニッキ、ヒラノテクシードなど8銘柄は昨年来高値を更新。加地テック、ヤシマキザイ、オーミケンシ、FDK、ウインテストが買われた。
     


     
    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比18円45銭(0.47%)安い3881円12銭となった。
    長期金利の先高観が嫌気されたハイテク株は売られ、ナスダック総合指数は-1.32%と大きく反落。米ハイテク株安が重しとなり売り優勢となっている。
    4日発表した21年12月の既存店売上高(速報)が前年同月比1.6%減だったワークマンが下落した。半面、マクドナルドや3DMは上昇した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で352億円、売買高は3929万株。値上がり銘柄数は242、値下がり銘柄数は337となった。
     
    個別では、ドーン、三和油化工業、ファブリカコミュニケーションズ、ディ・アイ・システム、トライアイズなど6銘柄が昨年来安値を更新。ジェイ・エスコムホールディングス、安江工務店、SIホールディングス、ANAP、コンバムが売られた。
     
    一方、ソーバル、ムトー精工がストップ高。イオン九州、芝浦電子、スリー・ディー・マトリックス、フルヤ金属など5銘柄は昨年来高値を更新。nms ホールディングス、アストマックス、菊池製作所、ウルトラファブリックス・ホールディングス、放電精密加工研究所が買われた。


    東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比38.09ポイント安い938.65だった。
    マザーズ指数は本日も4%近い大幅下落で、2021年12月20日に付けた昨年来安値(948.28)を下回っている。年明け後も軟調な展開、底打ちは来週以降に持ち越されそうだ。
    市場では「年初からトヨタをはじめとする東証1部などの大型株の上昇が目立っており、マザーズ市場から資金が流出しているようだ」との声も聞かれた。
     
    メルカリやそーせいが売られた。一方、ALBERTやKudanは買われた。。値上がり銘柄数は67、値下がり銘柄数は342となった。
     
    個別では、ジェイフロンティア、モルフォ、ヘッドウォータース、日本情報クリエイト、ニューラルポケットなど39銘柄が昨年来安値を更新。ステラファーマ、HYUGA PRIMARY CARE、セキュア、プラスアルファ・コンサルティング、グローバルセキュリティエキスパートが売られた。
     
    一方、エフ・コードが昨年来高値を更新。ウォンテッドリー、JMC、フィーチャ、ALBERT、松屋アールアンドディが買われた。

    【寄り付き概況】

    5日午前の東京株式市場は、前日の急騰の反動に加え、米ナスダック総合指数の大幅下落を受けた利食い急ぎの売りなどが優勢となり、日経平均株価は前日比12円99銭安の2万9288円80銭と、小反落して始まった。
     
    世界的にリスクオンの流れが強まるなか、前日の欧州株市場はほぼ全面高となったが、米国株市場ではNYダウが連日で過去最高値を更新したものの、ナスダック総合指数は反落となった。
    新型コロナウイルスのオミクロン株に対する懸念がやや後退し、景気敏感株などが買われる一方、米長期金利上昇を背景にハイテク株には向かい風が意識され、東京市場でもこれは警戒材料となる。前日に日経平均が500円超の大幅高に買われた反動もあり、その分だけきょうは上値の重い展開を強いられそうだ。

     



    「NYダウは過去最高値更新。NASDAQは反落」

    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
    NYダウは連日の過去最高値更新。
    一方NASDAQ総合とS&P500は反落。
    テスラなど大型株の下落が重荷となった。
    ISM製造業景気指数は58.7。
    前月の61.1から低下し、昨年1月以来の低水準。
    市場予想の60も下回った。
    価格指数は68.2と、前月の82.4から低下。
    11年10月以来の大幅な落ち込みを記録。
    20年11月以来の低水準となった。
    「供給制約が和らいでいる兆候。
    FRBのインフレの高まりが一過性という見方を裏付ける内容」との解釈。
    11月の雇用動態調査(JOLTS)で自発的な離職件数は前月比37万件増の452万7000。
    過去最高を更新した。
    FF金利先物市場が織り込む3月までに0.25%ポイント利上げされる確率は約66%。
    5月までに0.25%ポイント利上げされる確率は100%。
    10年国債利回りは1.649%。
    2年国債利回りは0.759%。
    ドルは対円で5日続伸し5年ぶりの高値水準。
    一時116.34円と2017年1月11日以来の高値を付けた。
    ドル円は116円台前半。
    OPECプラスは2月の生産を日量40万バレル引き上げることを承認。
    WTI原油2月物は0.91ドル(1.2%)高の76.99ドル。
    ビットコインは0.45%安の4万6230.94ドル。          
    SKEW指数は154.38→151.49→150.36。
    恐怖と欲望指数は67→68。

    火曜のNYダウは214ドル(0.59%)高の36799ドルと続伸。
    高値36934ドル、安値36636ドル。
    NASDAQは211ポイント(1.34%)安の15621ポイントと反落。
    高値15852ポイント、安値15512ポイント。
    S&P500は3ポイント(0.07%)安の4793ポイントと反落。
    高値は4818ポイント、安値は4774ポイント。
    ダウ輸送株指数は276ポイント(1.70%)高の16579ポイントと反発。
    SOX指数は0.47%安の4008ポイントと反落。
    VIX指数は16.91。
    3市場の売買高は114.9億株(前日100億株、過去20日平均は104億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比40円高の29270円。
    ドル建ては大証日中比95円高の29325円。
    ドル円は116.11円。
    10年国債利回りは1.649%。
    2年国債利回りは0.759%。

    「ボリンジャーのプラス2σが29328円」

    大発会の日経平均は寄り付き307円高。
    終値は510円安(△1.77%)高の29301円と3日ぶりに反発。
    日足は3日ぶりに陽線。
    大発会は4年ぶりのプラス。
    終値としては昨年11月25日以来の水準。
    TOPIXは1.90%高と3日ぶりに反発。
    東証マザーズ指数は1.13%安と続落。
    日経ジャスダック平均は0.54%高と4日続伸。
    東証1部の売買代金は1兆8439億円(前日1兆8439億円)。
    値上がり1625銘柄(前日735銘柄)。
    値下がり494銘柄(前日1333銘柄)。
    新高値63銘柄(前日37銘柄)。
    新安値14銘柄(前日15銘柄)。
    騰落レシオは105.43(前日94.15)。
    NTレシオは14.43倍(前日14.45倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    上向いた25日線(28508円)からは△2.78(前日△1.07%)。
    7日連続で上回った。
    下向きの75日線は29006円。
    3日ぶりに上回った。
    横這いの200日線(28829円)からは△1.64%(前日▲0.13%)。
    2日ぶりに上回った。
    上向きの5日線(28949円)から△1.22%。
    2日ぶりに上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.826%(前日▲15.719%)。
    買い方▲8.502% (前日▲9.276%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.251%(前日▲1.819%)。
    買い方▲25.236% (前日▲25.113%)。
    空売り比率は40.9%(前日45.9%、5日連続で40%台)。
    空売り規制なしの比率は7.6%(前日9.4%)。
    日経VIは18.63(前日19.21)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.10倍(前日13.80倍)。
    26日ぶりに14倍台。
    前期基準では19.08倍。
    EPSは2078円(前日2086円)。
    225のPBRは1.29倍。
    BPSは22714円(前日22850円)
    日経平均の益回りは7.09%。
    10年国債利回りは0.085%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは15.59倍。
    前期基準では21.49倍。
    PBRは1.32倍。
    東証1部単純平均株価は23円高の2414円。
    東証1部売買単価は2486円(前日2526円)。
    東証1部時価総額は749兆円(前日734兆円)。
    ドル建て日経平均は253.19(前日250.12)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比40円高の29270円。
    高値29355円、安値28930円。
    大証先物夜間取引終値は日中比40円高の29270円。
    気学では「多いに高いと反落する。逆の時は翌日強し」。
    木曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」。
    金曜は「変化を起こす注意日」。
    ボリンジャーのプラス1σが28918円。
    プラス2σが29328円。
    プラス3σが29738円。
    一目均衡の雲の上限が29250円。
    下限が29044円。
    3日ぶりに雲の中。
    1月5日に黒くねじれる。
    勝手雲の上限は29460円。
    下限が28440円。
    4日連続で勝手雲の上。
    勝手雲は1月6日に白くねじれる。
    RSIが58.00(前日54.63)。
    RCIが81.87(前日80.77)。

    《今日のポイント1月5日》

    (1)火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
       NYダウは連日の過去最高値更新。
       一方NASDAQ総合とS&P500は反落。
       10年国債利回りは1.649%。
       2年国債利回りは0.759%。
       ドル円は116円台前半。
       SKEW指数は154.38→151.49→150.36。
       恐怖と欲望指数は67→68。

    (2)ダウ輸送株指数は276ポイント(1.70%)高の16579ポイントと反発。
       SOX指数は0.47%安の4008ポイントと反落。
       VIX指数は16.91。
       3市場の売買高は114.9億株(前日100億株、過去20日平均は104億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比40円高の29270円。

    (3)東証1部の売買代金は1兆8439億円(前日1兆8439億円)。
       新高値63銘柄(前日37銘柄)。
       新安値14銘柄(前日15銘柄)。
       騰落レシオは105.43(前日94.15)。
       NTレシオは14.43倍(前日14.45倍)。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。

    (4)上向いた25日線(28508円)からは△2.78(前日△1.07%)。
       7日連続で上回った。
       下向きの75日線は29006円。
       3日ぶりに上回った。
       横這いの200日線(28829円)からは△1.64%(前日▲0.13%)。
       2日ぶりに上回った。
       上向きの5日線(28949円)から△1.22%。
       2日ぶりに上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.826%(前日▲15.719%)。
       買い方▲8.502% (前日▲9.276%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.251%(前日▲1.819%)。
       買い方▲25.236% (前日▲25.113%)。

    (6)空売り比率は40.9%(前日45.9%、5日連続で40%台)。
       空売り規制なしの比率は7.6%(前日9.4%)。
       日経VIは18.63(前日19.21)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは14.10倍(前日13.80倍)。
       EPSは2078円(前日2086円)。
       BPSは22714円(前日22850円)
       日経平均の益回りは7.09%。
       10年国債利回りは0.085%。

    (8)東証1部単純平均株価は23円高の2414円。
       東証1部時価総額は749兆円(前日734兆円)。
       ドル建て日経平均は253.19(前日250.12)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが28918円。
       プラス2σが29328円。
       プラス3σが29738円。
       一目均衡の雲の上限が29250円。
       下限が29044円。
       3日ぶりに雲の中。
       1月5日に黒くねじれる。
       勝手雲の上限は29460円。
       下限が28440円。
       4日連続で勝手雲の上。
       勝手雲は1月6日に白くねじれる。
       RSIが58.00(前日54.63)。
       RCIが81.87(前日80.77)。

    今年の曜日別勝敗(1月04日まで)

    月曜0勝0敗
    火曜1勝0敗
    水曜0勝0敗
    木曜0勝0敗
    金曜0勝0敗

    昨日の大発会の鈴木俊一財務大臣、金融担当大臣のあいさつ。
    久々の大発会実況担当だったのでじっくりと聞いた。
    感じたのは「資本市場は日本経済の礎」ということ。
    新しい資本主義にとって資本市場は必要不可欠。
    自立的な経済成長のためにも資本市場は必要不可欠。
    脱炭素にしても市場の応援が必要だということ。
    そして官民一体となっての経済対策進行も求められる。
    その途中にあるのは「Beyondコロナ」となる。
    資料を見ながらの演説ではあったが、何か違いを感じたのは気のせいではないだろう。
    たぶん静かなブレインの変化という地殻変動が起こっているに違いない。
    池田内閣における下村治氏のようなブレないブレインの登場があっても良いだろう。
    政商ではなく、本来の学者の理論と政策が欲しい。
    そういう意味では旧態依然とした政府諮問機関も淘汰の流れ。
    新たなものが作られ始めている。
    清和会政策に対する宏池会の独自策に期待したいところだ。


    《大発会ストップ高銘柄》

    1439 東証JQS  安江工務店 
    1789 東証JQS  ETSホールディングス 
    3189 東証JQS  ANAP 
    4667 東証JQS  アイサンテクノロジー
    4888 マザーズ  ステラファーマ
    5704 マザーズ JMC
    5817 東証2部  JMACS
    5922 東証2部  那須電機鉄工 
    6265 東証JQS  コンバム 
    7254 東証2部  ユニバンス 
    7369 マザーズ  メイホーホールディングス 

    東京・豊洲市場(江東区)で初競り。
    注目の生のホンマグロでは211キロの青森・大間産がキロ当たり最大値の8万円で落札。
    1本で1688万円。
    昨年12月30日に大間港「第38大運丸」が釣り上げた。
    仲卸のやま幸(ゆき)とミシュラン星印「おのでら」が競り落とした。

    《マグロ値の初競り値の推移》

    2001年 2020万円(202キロ、キロ10万円)
    2002年 280万円(215キロ、キロ1.3万円)
    2003年 638万円(228キロ、キロ2.8万円)
    2004年 393万円(151キロ、キロ2.6万円)
    2005年 585万円(234キロ、キロ2.5万円)   
    2006年 469万円(293キロ、キロ1.6万円)
    2007年 413万円(207キロ、キロ2万円)
    2008年 607万円(276キロ、キロ2.2万円)
    2009年 960万円(128キロ、キロ7.5万円)久兵衛
    2010年 1628万円(233キロ、キロ7万円) 久兵衛
    2011年 3249万円(342キロ、キロ9.5円)久兵衛
    2012年 5649万円(269キロ、キロ21万円)喜代村
    2013年 1億5540万円(222キロ、キロ70万円)喜代村
    2014年 736万円(230キロ、キロ3.2万円)喜代村
    2015年 435万円(180キロ、キロ2.4万円)喜代村
    2016年 1400万円(200キロ、キロ7万円)喜代村
    2017年 7420万円(212キロ、キロ35万円)喜代村
    2018年 3645万円(405キロ、キロ9万円)おのでら
    2019年 3億3360万円(278キロ、キロ120万円)喜代村(すしざんまい)
    2020年 1億9320万円(276キロ、キロ70万円)喜代村(すしざんまい)
    2021年 2084万円(208キロ、キロ10万円)やま幸(おのでら)
    2022年 1688万円(211キロ キロ8万円) やま幸(おのでら)

    「大発会」

    2011年大発会10398円△102円 大納会 8455円 年間騰落●
    2012年大発会 8560円△104円 大納会10395円 年間騰落〇
    2013年大発会10688円△292円 大納会16291円 年間騰落〇
    2014年大発会15864円▲382円 大納会17450円 年間騰落〇
    2015年大発会17408円▲42円  大納会19033円 年間騰落〇
    2016年大発会18394円▲582円 大納会19114円 年間騰落〇
    2017年大発会19594円△479円 大納会22164円 年間騰落〇
    2018年大発会23506円△741円 大納会20014円 年間騰落●
    2019年大発会19561円▲452円 大納会23656円 年間騰落〇
    2020年大発会23204円▲451円 大納会27444円 年間騰落〇
    2021年大発会19561円▲452円 大納会28906円 年間騰落〇

    2022年大発会29301円△501円 大納会

    225採用銘柄のEPSの推移

    22年1月4日 2078円
    21年1月4日 1086円
    20年1月6日 1639円
    19年1月4日 1763円
    18年1月4日 1519円
    17年1月4日 1180円

    単純平均(東証1部全銘柄)

    21年末 2389円
    20年末 2341円
    19年末 2327円
    18年末 2077円
    17年末   2946円


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    リクルート(6098)・・・動兆

    インディード、生活情報分野の販促・人材メディア、人材派遣が中核。
    インディードが欧米の採用過熱で拡大。
    広告に加えWeb面接機能等を強化、
    店舗向け決済サービス「エアペイ」にも期待。
    ある意味で「寅年」銘柄。


    (兜町カタリスト櫻井)



    5日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万9100円−2万9400円を想定。
    米国株はダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落とまちまちの動き。ダウ平均は214ドル高の36799ドルで取引を終えた。ダウ平均は上に値幅が出ており、連日で史上最高値を更新。ドル円は116円台に乗せており、これらの点は日本株にはフォローの要因となるだろう。
    きのう4日の日経平均株価は、心理的なフシ目となる2万9000円台を回復したほか、52週線(2万8866円)、13週線(2万8951円)を上抜き、投資家心理の好転が期待される。ただ、4日に国内で新型コロナの新規感染者数が、昨年10月6日以来、3カ月ぶりに1000人を超えたことから、感染の再拡大が意識され、上値が重くなる場面もありそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=116円台の前半(4日は115円73−75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=131円前後(同130円66−70銭)と円安方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比40円高の2万9270円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■メディネット <2370>
    九州大学と慢性心不全の治療を目的とした再生医療等製品の医師主導第2b相臨床試験実施に関する契約を締結。
     
    ■マーチャント・バンカーズ <3121>
    滋賀医科大学と産学連携のプロジェクトとして糖尿病治療薬の研究開発に取り組むために、共同研究講座設置の検討を開始することで基本合意。
     
    ■カルラ <2789>
    12月既存店売上高は前年同月比16.7%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■アークランドサービスホールディングス <3085>
    12月かつや既存店売上高は前年同月比4.2%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■山喜 <3598>
    中期経営計画を策定。25年3月期に売上高150億円(22年3月期計画は103億円)、経常利益4億円(同6.5億円の赤字)を目指す。
     
    ■デジタルガレージ <4819>
    オアシス・マネジメントが4日付で財務省に提出した大量保有報告書によれば、オアシス・マネジメントの同社株式保有比率は6.32%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
     
    ■ライトオン <7445>
    12月既存店売上高は前年同月比5.8%増と7ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    5(水)
    【国内】
    12月マネタリーベース(8:50)
    12月新車販売台数(14:00)
    12月軽自動車新車販売台数(14:00)
    《決算発表》
    ダイセキ、サンエー、薬王堂HD、ダイセキソリュ、アオキスーパー、カネコ種
     
    【海外】
    米12月ADP全米雇用リポート(22:15)
    FOMC議事録(12/14〜12/15開催分)
     
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■ミサイル防衛、対中抑止へ次世代技術 防衛省
     
    ■病床ひっ迫リスク再び 東京、空床の即時把握できぬまま
     
    ■下水からコロナ検出 政府、年度内にも実証実験
     
    ■円急落、116円台に 対ドルで5年ぶり安値
     
    ■ローソン<2651> 
    深センのコンビニ買収 56億円で、中国事業拡大
     
    ■帝人<3401>
    ベトナムで炭素繊維プリプレグ増強検討
     
    ■楽天<4755>
    「仮想化」通信網の新会社を設立
     
    ■ライオン<4912>
    衛生用品でアジア開拓 中計、インドなど進出
     
    ■ダイキン工業<6367>
    低温コンテナ参入 空調技術でCO2抑制
     
    ■富士通<6702>
    早期退職を募集 50歳以上の幹部社員対象
     
    ■タムラ製<6768>
    鉛フリーで200度耐熱 パワー半導体用ハンダ来年量産
     
    ■トヨタ<7203>
    米新車販売で初の首位 21年、GM抜く
     
    ■岩谷産業<8088>や日揮<1963> 
    廃プラから水素製造 25年度にも実用化
     
    ■日本通運<9062>
    中型EVトラック 引っ越し業務で導入
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    出資センスタイム、上場後1週間で株価2倍強
     
     


     
    4日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比214ドル59セント(0.6%)高の3万6799ドル65セントで終えた。連日で過去最高値を更新した。新型コロナウイルスの感染が拡大しても米経済の回復は続くとの期待から、景気敏感株を中心に買われた。一方、長期金利の上昇を受け、相対的な割高感が意識された高PER(株価収益率)のハイテク株は売られ、業種別の明暗が鮮明だった。
     
    オミクロン株をめぐっては、世界的な感染拡大が懸念されているが、重症化リスクが他の変異株よりも低いとの報告が出ており、投資家の過度の警戒感は和らいでいる。経済への悪影響は限られるとの見方から景気敏感株を中心に活発な買いが入り、ダウは終日堅調に推移した。
    米サプライ管理協会(ISM)が午前発表した12月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は58.7と、前月の水準と市場予想(ロイター通信調べ)を下回ったが、相場には響かなかった。
     
    長期金利が一時1.68%と昨年11月下旬以来の水準に上昇し、利ざや拡大につながるとの観測からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が買われた。米原油先物の上昇を受け、石油のシェブロンも高い。建機のキャタピラーは5%上昇。航空機のボーイングや化学のダウなどその他の景気敏感株も上昇した。
     
    ダウ平均の構成銘柄以外では空運のユナイテッド航空ホールディングス、クルーズ船のカーニバルなど旅行・レジャー関連株に買いが入った。
     
    半面、PERが高いハイテク株やヘルスケア株は下げが目立った。スマートフォンのアップルが反落。ソフトウエアのマイクロソフトと顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも売られた。長期金利の上昇を受け、ハイテクなど高PER銘柄から経済活動の正常化の恩恵を受けやすい銘柄に資金をシフトする動きが強まった。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、前日比210.080ポイント(1.3%)安の1万5622.719で終えた。電気自動車のテスラは4%安。エヌビディアが3%安となるなど半導体株の一角の下げも目立った。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    36,799.65+214.59
    S&P500種
    4,793.54−3.02
    ナスダック
    15,622.719−210.080
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,800.10−28.50
    NY原油(ドル/バレル)
    77.19+1.11
    円・ドル
    116.13 - 116.15+0.40
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】



    4日のシカゴ日経平均先物は続伸した。3月物は前日比345円高の2万9270円で引け、4日の大取終値を40円上回った。

    4日のNYダウ工業株30種平均は、パンデミック終息に伴う強い回復を期待した景気循環株中心とした買いで連日、過去最高値を更新し、日経平均先物にも買いが波及した。外為市場で円安が進み、買いを支えたとの見方もある。


     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    29270 ( +40 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    29325 ( +95 )
    ( )は大阪取引所終値比





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7505.15(+120.61)
    4日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。前営業日の終値に比べ120.61ポイント(1.63%)高の7505.15と、終値ベースで2020年2月以来1年11カ月ぶりの高値で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がっているものの、重症化リスクは低く、都市封鎖(ロックダウン)などの厳しい規制の導入は見送られるとの見方が広がった。エネルギー株と銀行株の上昇が株価指数を押し上げた。
     
    個別では、航空のインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は11%高。英医療専門家がオミクロン型の感染は停滞期に入ったとの見解を示し買われた。石油のBPは6%超上げた。一方、動物用医薬品のデクラ・ファーマシューティカルズは売られた。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 16152.61(+131.88)
    4日のドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて131.88ポイント(0.82%)高の1万6152.61だった。
    新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が拡大しているが、景気への悪影響はこれまでの予想ほど大きくないとの見方が広がり買われた。
     
    個別では、自動車のダイムラーは約5%高。化学のBASFも買われた。食材・レシピ宅配のハローフレッシュは売られた。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 7317.41(+100.19)
    フランスの株価指数CAC40は、終値ベースで最高値を更新した。


     

01月05日 毎日コラム
「投資のチカラ八策」其の二
・・・続き

01月06日 マーケットコメント

01月07日 マーケットコメント



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv