会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19



    ゴールデンウイーク(GW)に入り、株式市場は方向感を欠く展開となっている。新興市場も主力株が高安まちまち。決算発表シーズンも始まり、指数に影響力を持つ主力株の動向に注目が集まりつつある。来週は2営業日しかなく、個別戦の様相を強めていきそうだ。
     
     
    マザーズ指数は1200ポイント近辺で推移。地合いは改善傾向にあるものの、ゴールデンウイークを控えて積極的な売買が控えられ、値動きは軟化傾向にある。主力銘柄ではメルカリが30日取引終了後に決算発表、大型連休明けの相場動向に大きな影響を与えそうだ。
     
    一方、3回目の緊急事態宣言の発令を受け、巣ごもり消費関連への関心は再度高まっている。「ウマ娘」の大ヒットでサイバーエージェントの業績が急拡大していることもあり、ソーシャルゲーム関連への関心は高い。
    物色が一巡してしまっているテレワーク関連のChatworkなどにも再度投資家の注目が集まる可能性があるだろう。
     
     


    「反落」

    週末のNY株式市場で主要3指数は反落。
    ハイテクセクター中心に売り優勢の展開。
    アマゾンが0.1%安、アップルが1.5%安、ツイッターが15%下落。
    月間ではNASDAQが5.4%、NYダウが2.7%、S&P500が5.2%上昇。
    NASDAQは6カ月連続、NYダウとS&P5003カ月連続での上昇となった。
    3月の個人消費支出(季節調整済み)は前月比4.2%増加。
    寒波の影響で1%落ち込んだ前月から持ち直した。
    政府の大規模な財政出動を背景に、個人所得は21.1%増加。
    個人消費支出(PCE)価格指数でコアベースの伸びは前月比0.4%。
    シカゴ景気指数は72.1と前月の66.3から5.8ポイント上昇。
    1983年12月以来、約37年ぶりの高水準となった。
    市場予想は65.3だった。
    債券市場は月末特有の調整で国債に買いが入り、利回りは低下。
    10年国債利回りは1.625%。
    2年国債利回りは0.162%。
    ドル円は109円台前半。
    週間では1%上昇。
    月間では1.3%安と、昨年7月以来の大幅な下げ
    ビットコインは6.54%高の5万7098.08ドル。
    イーサは1.06%高の2787.35ドル。
    原油先物は6週間ぶりの高値から下落。
    WTI原油先物は1.43ドル(2.2%)安の63.58ドル。
    SKEW指数は146.32。
    恐怖と欲望指数は66→55。

    週末のNYダウは185ドル(0.54%)安の33874ドルと反落。
    NASDAQは119ポイント(0.85%)安の13962ポイントと反落。
    S&P500は30ポイント(0.72%)安の4181ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は72ポイント安の15347ポイントと反落。
    SOX指数は2.92%安の3108ポイントと反落。
    VIX指数は18.49と上昇。
    3市場の売買高は103億株(前日は105億株、過去20日平均は98億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比30円安の28850円。
    ドル建ては大証比日中比15円安の28865円。
    ドル円は109.27円
    10年国債利回りは1.625%。
    2年国債利回りは0.162%。

    「225採用銘柄のEPSは1411円」

    週末の日経平均は寄り付き57円安。
    終値は241円安の28812円と反落。
    下落率は0.83%。
    日足は2日ぶりに陰線。
    週間では208円の下落。
    週足は4週連続陰線。
    2週連続で13週線を割り込んだ。
    月足は2か月連続の陰線。
    日経平均は8カ月連続の月末安となった。
    TOPIXは0.57%下落し反落。
    東証マザーズ指数は続落。
    日経ジャスダック平均は3日続落。
    東証1部の売買代金は3兆1105億円(前日2兆7025億円)と拡大。
    72日連続で2兆円超。
    値上がり928銘柄(前日628銘柄)。
    値下がり1146銘柄(前日1481銘柄)。
    新高値42銘柄(前日26銘柄)。
    新安値194銘柄(前日195銘柄)。
    騰落レシオは82.96(前日89.25)。
    NTレシオは15.18倍(前日15.22倍)。
    22日連続15倍台。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    ほぼ横ばいの25日線(29405円)からは▲2.02%。
    8日連続で下回った。
    右肩上がりの75日線は29237円。
    5日連続で下回った。
    右肩上がりの200日線(26153円)からは△10.17%(前日△11.22%)。
    右肩下がりに転じた5日線(29001円)から▲0.65%。
    2日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.824%(前日▲16.675%)。
    買い方▲7.031%(前日▲6.243%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲4.287%(前日▲5.076%)。
    買い方▲16.628%(前日▲15.121%)。
    空売り比率は42.4%(2日連続で40%超:前日42.4%)。
    空売り規制なしの比率は9.6%(前日6.3%)。
    日経VIは19.83と上昇。
    日経平均採用銘柄の予想PERは20.42倍(前日21.25倍)。
    前期基準では23.99倍。
    EPSは1411円(前日1367円)。
    4日連続で今年の最大値更新。
    因みに今年大発会は1081円、最低値は1072円。
    ほぼ30%増加した。
    225のPBRは1.27倍。
    BPSは22687円(前日22522円)
    日経平均の益回りは4.90%(前日4.71%)。
    配当利回りは1.69%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは22.35倍。
    前期基準では24.91倍。
    PBRは1.35倍。
    東証1部単純平均株価は7円安の2371円。
    (2020年末2341円、2019年末2327円、
    2018年末2077円、2017年末2946円)。
    東証1部売買単価は2303円(前日は2184円)。
    東証1部時価総額は708兆円(前日は712兆円)。
    44日連続で700兆円超。
    ドル建て日経平均は264.77(前日266.72)。
    週末のシカゴ225先物終値は大証日中30円安の28850円。
    高値は29055円、安値は28765円。
    225先物大証夜間取引終値は日中比20円安の28860円。
    気学では来週木曜は「大下放れすると底入れを見ることあり。吹き値あらば売り狙え」。
    金曜は「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
    ボリンジャーのマイナス1σが29036円。
    マイナス2σが28667円。
    マイナス3σが28298円。
    プラス1σが29774円。
    一目均衡の雲の上限は29433円。
    下限が29172円で6日ぶりに雲の下。
    勝手雲の上限は29766円
    下限は29311円。
    8日連続で雲の下。
    勝手雲は5月7日に黒くねじれる。
    RSIが35.09(前日39.16)。
    RCIが11.54(前日14.01)。
    月末は昨年6月から2勝9敗
    8カ月連続安。

    《今日のポイント4月30日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は反落。
       ハイテクセクター中心に売り優勢の展開。
       10年国債利回りは1.625%。
       2年国債利回りは0.162%。
       ドル円は109円台前半。
       SKEW指数は146.32。
       恐怖と欲望指数は66→55。

    (2)ダウ輸送株指数は72ポイント安の15347ポイントと反落。
       SOX指数は2.92%安の3108ポイントと反落。
       VIX指数は18.49と上昇。
       3市場の売買高は103億株(前日は105億株、過去20日平均は98億株)。
       225先物CME円建ては大証比日中比30円安の28850円。

    (3)東証1部の売買代金は3兆1105億円(前日2兆7025億円)と拡大。
       新高値42銘柄(前日26銘柄)。
       新安値194銘柄(前日195銘柄)。
       騰落レシオは82.96(前日89.25)。
       NTレシオは15.18倍(前日15.22倍)。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。

    (4)ほぼ横ばいの25日線(29405円)からは▲2.02%。
       8日連続で下回った。
       右肩上がりの75日線は29237円。
       5日連続で下回った。
       右肩上がりの200日線(26153円)からは△10.17%(前日△11.22%)。
       右肩下がりに転じた5日線(29001円)から▲0.65%。
       2日連続で下回った。

    (5)空売り比率は42.4%(2日連続で40%超:前日42.4%)。
       空売り規制なしの比率は9.6%(前日6.3%)。
       日経VIは19.83と上昇。

    (6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.824%(前日▲16.675%)。
       買い方▲7.031%(前日▲6.243%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用価損益率で売り方▲4.287%(前日▲5.076%)。
       買い方▲16.628%(前日▲15.121%)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは20.42倍(前日21.25倍)。
       EPSは1411円(前日1367円)。
       4日連続で今年の最大値更新。
       今年大発会は1081円、最低値は1072円。
       ほぼ30%増加した。
       BPSは22687円(前日22522円)

    (8)東証1部時価総額は708兆円(前日は712兆円)。
       ドル建て日経平均は264.77(前日266.72)。

    (9)ボリンジャーのマイナス1σが29036円。
       マイナス2σが28667円。
       マイナス3σが28298円。
       プラス1σが29774円。
       一目均衡の雲の上限は29433円。
       下限が29172円で6日ぶりに雲の下。
       勝手雲の上限は29766円
       下限は29311円。
       8日連続で雲の下。
       勝手雲は5月7日に黒くねじれる。
       RSIが35.09(前日39.16)。
       RCIが11.54(前日14.01)。
       月末は昨年6月から2勝9敗
       8カ月連続安。

    今年の曜日別勝敗(4月30日まで)

    月曜11勝5敗
    火曜9勝7敗
    水曜8勝9敗
    木曜11勝4敗
    金曜7勝10敗



    (兜町カタリスト櫻井)



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


    coulumn_06.jpg
    《マーケットストラテジーメモ》 4月第5週

    【推移】
     
    26日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。S&P500は終値ベースの最高値に迫った。好決算への期待から、来週四半期決算を発表するハイテク大手の銘柄が上昇。「これまでに発表された企業決算はかなり高めの予想を上回った。国債利回りは低下しており、ハイテク株にとってはプラス材料」との声が聞こえる。週間ではNYダウが約0.46%、NASDAQが0.25%、S&Pが0.13%下落。IHSマークイットが発表した4月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は60.6。統計を開始した2007年5月以来の高水準となった。
     
    日経平均株価は105円高の29126円と反発。上昇幅は一時200円を超えた場面があった。台湾、韓国などアジア株式相場の上昇を手がかりに買い優勢の展開。4都府県で緊急事態宣言が適用されたがこれまで緊急事態宣言中に日経平均が上昇していた経験則を踏まえ、過度に悲観視する雰囲気はなかった。東証1部の売買代金は2兆874億円。SBG、アドバンテストが上昇。エムスリー、第一三共が下落。
     
    27日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウは反落。一方S&P500とNASDAQは終値ベースの過去最高値を更新。テスラが1.2%上昇。ただ決算通過後の時間が取引では下落。「NASDAQは終値で最高値を更新したことで調整局面を脱した。2月12日に付けた最高値から3月8日に11%下落し調整入りしていた」との声がある。耐久財受注でコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は前月比0.9%増加。市場予想は1.5%の増加だった。日経平均採用銘柄の予想EPSは1355円(前日1336円)。今年の最大値を更新した。
     
    日経平均株価は134円安の28891円と反落。決算待ちの持高調整と様子見との解釈。日銀金融政策決定会合は無事に通過。東証一部の売買代金は2兆4409億円。川船、板硝子が上昇。日東電工、第一三共が下落。
     
    28日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。3Mが2.6%安。テスラは4.5%安。同社の第1四半期決算は予想を上回った。ただ背景は自動車販売ではなく、他の自動車メーカーへの温暖化ガス排出枠やビットコインの売却。引け後に決算を発表したマイクロソフトは時間外取引で下落。グーグルの親会社アルファベットは決算を受け時間外で上昇。アップル、フェイスブック、アマゾンはマチマチの展開。CB消費者信頼感指数121.7と前月から12.7ポイント上昇。新型コロナウイルス拡大前の昨年2月以来の高さだった。
     
    日経平均株価は62円高の29053円と反発。上昇幅は一時100円を超えた場面もあったか月末接近を警戒して上昇幅を縮小した。TOPIXも反発。東証一部の売買代金は2兆7025億円、TOPIXの浮動株比率変更の入れ替えの日の割には意外と膨らまなかった。ダイキン、エムスリーが上昇、京セラ、第一三共が下落。
     
    30日(金):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は下落。FOMCは政策金利の据え置きと債券購入プログラムの月額購入額の維持を全会一致で決定。経済回復支援策を縮小する用意があるとの兆候は示さなかった。木曜のNY株式市場で主要3指数は一時下落したものの午後に切り返して反発。S&P500は終値ベースの過去最高値を更新した。好決算のフェイスブックが7.3%高と5カ月ぶりの大幅な上昇となり最高値を更新。同様に好決算だったアップルは0.07%安。アマゾンの第1四半期決算は4四半期連続の過去最高益。売上高も市場予想を上回った。株価は引け後の取引で4%上昇。S&P500採用企業の第1四半期は45%の増益になる見通し。
     
    日経平均株価は241円安の28812円と反落。時間外取引の米株価指数先物安もあって、5連休を前に手じまい売りに下落幅を拡大。日経平均は8カ月連続の月末安。日足は陰線。週足は4週連続陰線。月足は2か月連続の陰線。TOPIXも反落。東証1部の売買代金は3兆1104億円と増加。値上がり928銘柄、値下がり1146銘柄。サイバー、日立金が上昇。ソニーG、東エレが下落。
     
    (2) 欧米動向
     
    第1四半期の実質GDP速報値は、年率換算で前期比6.4%増加。
    2003年第3・四半期以降で2番目の高成長となった。
    市場予想は6.1%増。
    第1四半期としては1984以来の高い伸び。
    昨年第4四半期は4.3%増だった。
    「今年は過去40年来の高成長を遂げる」という見方だ。
    GDPの約7割を占める個人消費は10.7%増。
    前四半期の2.3%から大幅に拡大。
    設備投資は9.9%増、住宅投資は10.8%増。
    輸出は1.1%減、輸入は5.7%増。
     
    (3)新興国動向
     
    財新/マークイットが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.9。
    11カ月ぶりの低水準だった前月の50.6から上昇した。
    市場予想の50.8を上回り、4カ月ぶりの高水準。
    中国国家統計局の4月製造業PMIは51.1と前月の51.9から低下。
    供給や輸送のボトルネックが生産を圧迫したほか、外需の伸びが鈍化した。
    「原材料価格は引き続き製造業者のコストを押し上げている。
    鉄鋼を中心とする工業用金属と化学原材料の価格は上昇を続けた」という見方だ。
     
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【5月】5勝5敗、(勝率50%、9位)
        気学では「市場活気づく。後半に波乱あり。利食いを考慮のこと」
     
     1日(土):中国労働節
     3日(月):憲法記念日で休場、米ISM製造業景況観
     4日(火):みどりの日で休場、米貿易収支、製造業受注、中国財新製造業PMI
     5日(水):こども日で休場、米ISM非製造業PMI、韓国休場、フェイスブック年次開発者会議「F8」(サンノゼ)
     6日(木):自動車販売台数
     7日(金):マネタリーベース、毎月勤労統計、米雇用統計、消費者信用残高、中国貿易収支、変化日
    10日(月):株高の日L
    11日(火) :家計調査度、独ZEW景況感、中国生産者・消費者物価
    12日(水):米消費者物価、財政収支、変化日、イスラム・ラマダン明け
    13日(木):景気ウォッチャー調査、米生産者物価、変化日、株高の日L
    14日(金):オプションSQ、マネーストック、米鉱工業生産、小売売上高、輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
    17日(月):国内企業物価指数、米NY連銀製造業景況感、税還付期限、NAHB住宅価格指数、中国各種経済指標、上げの特異日(下げ止まりの日)
    18日(火):GDP速報値、第3次産業活動指数、米住宅着工、建設許可件数、変化日
    19日(水):FOMC議事録
    20日(木):貿易統計、首都圏新規マンション販売、米フィラデルフィア連銀製造業景況感
    21日(金):消費者物価、米中古住宅販売
    24日(月):企業向けサービス価格指数
    25日(火):米FHFA住宅価格、新築住宅販売、S&PCS住宅価格指数、変化日
    26日(水):株高の日
    27日(木):米GDP改定値、耐久財受注、中古住宅販売仮契約、変化日
    28日(金):失業率、米個人所得・支出
    31日(月):鉱工業生産、消費動向調査、商業動態統計、米メモリアルデー
           中国製造業非製造業PMI、株高の日L、変化日、鬼宿日・大明日・神吉日、ビルダーバーグ会議
     
     
    「2000年以降のGW大型連休明け営業日の日経平均株価の騰落(前営業日比)。
    全21回で10勝11敗。
    奇数年が強く2000年以降の10回中7回で日経平均、TOPIXとも値上がり。
    逆に偶数年の日経平均は3勝8敗(TOPIXは5勝6敗)」と市場関係者。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)



    4月30日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比185ドル51セント安の3万3874ドル85セントで終えた。新興国での新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足などで世界経済の回復が遅れるとの警戒感から、売りが優勢となった。
     
    インドやブラジルなど一部新興国でコロナが記録的に増えている。バイデン米政権は5月4日からインドから米国への入国を制限すると30日に伝わった。世界経済の正常化に時間がかかり、回復が遅れる可能性が改めて意識された。
     
    海外経済への懸念も相場の重荷となった。4月の中国購買担当者景況指数(PMI)は、前月から低下した。低下は2カ月ぶりで、市場予想にも届かなかった。また、欧州連合が発表したユーロ圏19カ国の1〜3月期実質GDP(域内総生産)は2四半期連続でマイナスだった。中国経済の回復鈍化や欧州経済の足踏みへの懸念が、投資家心理を冷やした
     
    グーグルの親会社アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コムの米IT大手の1〜3月期決算が前日までに出そろい、そろって大幅増益となった。4社のうち、最後の発表となったアマゾンは、純利益が前年同期比で3.2倍に増加。「巣ごもり」需要が続いているのに加え、有料会員も伸びた。
     
    化学のダウやクレジットカードのビザ、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など景気敏感株が売られた。インテルなど半導体株も安い。30日発表の1〜3月期決算で売上高が市場予想ほど増えなかった石油のシェブロンは原油安も重荷となり、4%下げた。
     
    欧州連合(EU)の欧州委員会が30日、音楽配信に関連してEU競争法(独占禁止法)違反の疑いがあると警告したと伝わったスマートフォンのアップルが下げた。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやIT(情報技術)のIBMも売られた。
     
    4月のダウ平均は月間で893ドル(2.7%)上げ、3カ月連続で上昇した。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、前日比119.865ポイント(0.9%)安の1万3962.681で終えた。検索サイトのグーグルの親会社アルファベットや交流サイトのフェイスブックが下げた。前日夕に市場予想を大きく上回る増収増益決算を発表したネット通販のアマゾン・ドット・コムは一時2%超上げ上場来高値を付けたが、引け前に小幅安に転じて終えた。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    33,874.85−185.51
    S&P500種
    4,181.17−30.30
    ナスダック
    13,962.681−119.865
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,767.70−0.60
    NY原油(ドル/バレル)
    63.49−1.52
    円・ドル
    109.32 - 109.34+0.31


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    30日のシカゴ日経平均先物は反落した。
    6月物は前日比225円安の2万8850円で引け、30日の大取終値を30円下回った。30日のNYダウ工業株30種平均など主要株価指数が下げ、売りに押された。アマゾンの好決算発表や経済指標が総じて強い結果となったものの、利益確定売りが優勢となった。月末の持ち高調整の動きもみられた。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    28850 ( -30 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    28865 ( -15 )
    ( )は大阪取引所終値比
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    30日のFTSE100種総合株価指数は小幅に反発した。前日の終値に比べ8.33ポイント高の6969.81で引けた。
    決算発表が進む中、好業績銘柄を物色する動きが中心となった。特に利益倍増を発表した製薬大手アストラゼネカが大幅高となり、全体をけん引した。ただ、株価指数としてはまちまちの値動きだった。指数構成銘柄全体のうち、上昇・下落銘柄数はほぼ拮抗した。
     
    個別銘柄では、医薬品のアストラゼネカと梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループが大幅高で引けた。ともに30日に発表した2021年1〜3月期決算の増益や増収を好感した。
    外国為替市場でのポンド安が業績の追い風になる時価総額の大きい多国籍企業株も買われ、医薬品株やたばこ株、食品・日用品のユニリーバが上げた。
     
    半面、銀行のバークレイズが大幅に下落し、指数の重荷になった。30日に発表した決算は増益となったが、コスト増など決算内容の一部を嫌気した売りが出たとの指摘があった。2月から上昇基調だったため、利益確定の売りも出やすかった。他の銀行株にも売りが波及した。主力の鉱業株も下落した。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
     30日のドイツ株式指数(DAX)は小幅に続落した。終値は前日と比べて18.29ポイント安の1万5135.91だった。
    朝方に発表されたドイツの経済指標が軟調となり、買いが入りにくかった。午後の米株安も投資家心理の重荷になった。
     
    個別では、化学のBASFが安かった。料理宅配大手のデリバリーヒーローやアディダスも売られた。航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズの上げが目立った。
     


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40(仏)6,269.48 -33.09

     

05月01日 毎日コラム
【衝撃の事実】耳掃除は必要ないの!?
・・・続き

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月06日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv