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【市況一覧】
日経平均株価
40,168.07 -594.66 03/28
TOPIX
2,750.81 -48.47 03/28
マザーズ
734.79 -4.44 03/28
NYダウ平均
39,760.08 +477.75 03/28
ナスダック総合
16,399.52 +83.82 03/28


04月01日 マーケットコメント

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04月18日 マーケットコメント


    今週は堅調となった。
    米国株高を好感して日経平均は週初から2万2000円台を回復し、先高期待が高まった。
    日米閣僚級協議を波乱なく通過したことも安心材料となった。10連休を間近に控えて急に崩れるような場面もあったが、米国株も強い動きが続いたことから、週末にかけては改めて買いが入った。物色では、主力ハイテク株が引き続き上昇をけん引した上に、金融株や通信株、自動車株など、ここまで出遅れ感が強い業種にも資金が向かった。
    今週の日経平均終値は2万2200円56銭、前週末比330円00銭の上昇でした
     
     
    来週は、しっかりの展開か。
    東京株式市場はいよいよ翌週に10連休を迎えるというタイミングとなるため、指数の値動きは荒くなりやすい。
    日米で注目の決算が多く、これらをにらみながらの展開が想定されるだろう。
    国内では日本電産や任天堂、米国ではキャタピラーやアマゾンなどの決算は全体市場にも大きな影響を与えるだろう。
    個別の売買が活況となることで、商いは厚みを増しやすく、ここまでの堅調な地合いが大きく崩れることがなければ、週末にかけては売り方の買い戻しが指数を押し上げる展開も期待できる。
    日経平均も安定的な基調を維持することになるだろう、来週も2万2000円台を固める動きだろう。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
     
    22710.00  均衡表雲上限(週足)
    22696.16  ボリンジャー:+2σ(26週)
    22687.78  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22397.78  均衡表雲下限(週足)
    22350.72  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22323.55  ボリンジャー:+2σ(13週)
     
    22200.56  ★日経平均株価19日終値
     
    22138.33  6日移動平均線
    22013.67  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21967.14  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21958.43  均衡表転換線(日足)
    21880.79  200日移動平均線
    21870.56   新値三本足陰転値
    21816.09  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21676.62  25日移動平均線
    21628.38  均衡表転換線(週足)
    21628.38  均衡表基準線(日足)
    21339.56  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21308.63  13週移動平均線
     
    ローソク足は昨日に続いて陰線を引いたが、終値は5日線上に復帰した。5、25、75日の各移動平均線が上昇を続けたほか、週足では13週線が26週線を上回り、大勢では強気形状を保って今週の取引を終えた。
    一目均衡表では、株価は雲上にあり、遅行線は株価を上回って強気シグナルを発生している。ボリンジャーバンド(25日ベース)では、ともに上昇中の+1σと+2σで形成するレンジのうち+2σ側で推移し、上値拡張トレンドの継続を窺わせた。
     

    【大引け概況】
    19日の日経平均株価は反発した。前日比110円44銭高の2万2200円56銭で取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、1.96ポイント高の1616.93だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:24 容量:12.38M

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    米国の個人消費や企業決算の良好さを背景に買いが先行した。
    また、中国の広東省で主力家庭用ゲーム機の販売が承認されたと伝わった任天堂が大幅高となり、同社株を保有する個人投資家を中心に心理が強気に傾いて相場全体を支えた。任天堂と取引のある電機株、デバイス関連などその周辺株にもポジティブな影響を及ぼした。

    外国為替市場で円相場が1ドル=112円近辺で安定して推移し、輸出関連銘柄の買い安心感が高まったことも、相場を支えた。
     
    ただ、大型株には利益確定売りが出るなどイースター休暇のため海外勢の参加者が少なかったこともあり、大引けにかけて伸び悩んだ。
    来週から本格化する2019年3月期の決算発表、10連休を控えていることから、動意が乏しくなった。足元で株価上昇をけん引してきた海外勢からは先物に持ち高調整目的の売りが出て、上値は重かった。
     
    市場からは、「週末に向けて連日陰線となり、上値の重さが勝っている。来週は10連休の直前週で決算も出てくるため、全体はもみ合いで個別株物色中心になろう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比17.59ポイント高の1万4367.25だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、1.96ポイント高の1616.93で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆208億円。売買高は9億2898万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1147、値下がりは899、変わらずは95だった。
     
    業種別株価指数(33業種)はその他製品、機械、電気機器の上昇が目立ち、鉱業、空運業、陸運業などが下落した。
     
    個別では、ファーストリテイリングの上値追いは継続し、キーエンス、安川電機、デンソーなども高い。アンリツも買われた。モバイルファクトリー、ホシデンが高く、ツガミも物色人気となった。アイシン精機、田淵電機なども高い。東京エレクトロン、SCREENホールディングスなども上昇した。
     
    半面、18日に2019年3月期の業績予想を下方修正したヤマトHDが大幅安。トヨタ自動車が上昇一服となり、武田薬品工業も売られた。セブン&アイ・ホールディングス、SGホールディングスが下落、東京海上ホールディングスも売りに押された。LIXILグや大和ハウスの下げも目立った。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比1.45ポイント高の6883.62ポイントだった。
    出来高6883万株。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別ではアクロディアがストップ高となった。森下仁丹は一時ストップ高となった。ダイナックホールディングス、セイヒョー、サトウ食品工業、田岡化学工業、岡本工作機械製作所など12銘柄は年初来高値を更新した。高松機械工業、岡野バルブ製造、アドテック プラズマ テクノロジー、キャピタル・アセット・プランニング、アルメディオが買われた。
     
    一方、アイケイ、あじかん、山喜、パス、トーヨーアサノなど11銘柄が年初来安値を更新した。新内外綿、日本精蝋、DNAチップ研究所、ICDAホールディングス、中西製作所が売られた。
     
     
     


    日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前日比22銭安い3450円48銭だった。
    前日の米株高などが好感され個人投資家などの旺盛な買い意欲を背景に朝方は買いが優勢だったが、休日を前に利益確定売りや手じまい売りも出て、株価指数の上値を抑えた。

    また、家庭用ゲーム機の中国での販売承認に関する期待から「個人投資家の関心が任天堂やその周辺銘柄に移っている」といい、新興銘柄への資金流入が細った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で346億円と前日(454億円)に比べ減少した。売買高は8000万株だった。値上がり銘柄数は341、値下がり銘柄数は262となった。
     
    個別では、クルーズ、ブロッコリー、東葛ホールディングス、マックスバリュ九州、ワイエスフードなど19銘柄が年初来安値を更新。サンメッセ、多摩川ホールディングス、カンセキ、アビックス、エムティジェネックスが売られた。
     
    一方、ビーマップ、環境管理センターがストップ高。愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、ソーバル、プラマテルズ、プロパスト、No.1など18銘柄は年初来高値を更新。ベクター、メディシノバ・インク、Nuts、極東産機、リーダー電子が買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比114円90銭高の2万2205円02銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.25ポイント高の1618.22で始まった。

    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともにしっかり。米国株高を好感した押し目買いから反発した前場の地合いを引き継いでいる。ただ、イースター休暇に伴い海外投資家の動きが鈍く、投資意欲は停滞気味だ。
     
    外国為替市場では、1ドル=111円90銭台の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、年初来高値を大幅に更新した任天堂が高値でもみ合い、ソニー、東エレク、キーエンスは堅調。ファーストリテは連騰の勢いが止まらず、ZOZOも大幅高。楽天や資生堂も買われている。
    半面、ソフトバンクGが値を消し、武田、JTは甘い。7&iHDが大幅安となり、トヨタはさえない。ヤマトHDが安値でもみ合い、大和ハウスは下値模索を続けている。

    値がさ株の上昇で日経平均は3ケタ高からスタートしたものの、その後はもみ合いで推移。本日は欧米・アジアの主要市場が聖金曜日の祝日で休場ということもあって、後場の日経平均はこう着感を強めそうだ。
     
    ランチバスケットは20件、274.95億円、50億売り越し。
     

    「進化」
     
    前場までの今年の勝ち負け。

    月曜10勝3敗。
    火曜9勝6敗。
    水曜8勝7敗。
    木曜4勝10敗。
    金曜11勝5敗。
     
    先日ある企業のトップと話していたのは「進化するIR」という話題。
    十年一日の如く同じプレゼンを繰り返す企業もあれば1回1回違ったIRを行う企業もある。
    あるいは形は同じでも中身がその都度進化している企業がある。
    この違いは何なのだろう。
    トップの意識の差、社員の創育工夫の問題。
    あるいは局面が業容の拡大や低迷というのもあろうか。
    残念ながら株価が下がっていたり、動いていなかったりという側面もあるかも知れない。
    よく直面するのはIRの講演の最中に居眠りをする参加者が多いIR。
    一方で全く寝ている姿が見えず参加者が輝いているIR。
    この違いもどこに起因するのだろう。
    決して表面の派手さやツールの立派さではない。
    IRに対する真摯な意識の差なのだと思う。
     
    そしてこちら側が聞きたいのは「明確な未来戦略」。
    政策や外部環境に依存して業容が変化するなんて「あなたまかせ的な話」は聞きたくない。
    企業の主人公としてどうやって業績を伸ばし企業を成長させるのかが一番聞きたいところ。
    アナリストに迎合するような微細なところに入り込んでいく必要はない。
    大所高所の経営戦略が求められているのだ。
    そこをはぐらかして「EBITDA、とか1Qの業績」なんて顕微鏡みたいな話だと眠くなる。
    今朝の日経では「投資家との対話促進」というIR協議会の活動実態調査が出ている。
    投資家との対話促進を実感している企業は63%。
    「機関投資家などとの間で中長期的な対話が進みつつある」と現実を分析している。
    多くのIR担当者にとって投資家とは機関投資家。
    個人投資家は文句の電話をかけてくる厄介なヒトたちという意識はまだ多いことだろう。
    その証拠に海外IRと個人投資家向けIRのスケジュールが重なると担当者は必ずと言っていいほど海外IRを優先する。
    「ボストンではとかロンドンで」なんて自慢げに言う人は居ても「大阪で、福岡で」なんていう担当者は少ない。
    ファンドマネージャーやアナリストなどと個人投資家を平等に扱える担当者が増えてきたときにこの国のIRは一皮むけるのだろう。
    もっとも現状で個人投資家向けIR活動をしている企業は89%。
    数は多い。
     
    しかし形だけでなく、機関投資家重視の姿勢ではなく、個人は個人として認識した上で行われるIRが求められる。
    「個人はおみやげ目当ての人が多いから」なんて言っていると手痛いしっぺ返しをくらうこともある。
    IRは学問ではない。
    そして業績に結びつく分野でもない。
    それでもIRを行う意味をよく考えることが企業側に求められることだと思う。
    簡単に言えば「ファンを増やす」ということ。
    スポーツでも芸能でも数字をこねくり回してファンになる人は滅多にいない。
    瞬間的に「アッ」と思ってもらう努力を重ねることが一番大事なのだと思う。
    それは決して見かけのパフォーマンスや饒舌な話法などではない。
    「感動できる企業の中身」が問われる時代になってきたということだと思う。
     
    あるいは・・・。
    決算短信や会社説明書という文字図形だけでは理解されにくかったり誤解されることもある。
    そこを埋めるのが顔と顔を合わせて言葉で補う対話。
    ふれあうことで相互理解は進むしそれがIRだろう。
    結局、欲しいもの、求められるのは「未来への意思」ということ。
    意思がなければ目標も漠然とする。
    売上規模で50億円の企業も1000億円超の企業に対しても同様に欲しいのは「未来への意思」。
    コレはトップや経営陣の思考の方向性ということだ。
    過去ではなく進化しての未来ということになる。
    過去に饒舌、未来に寡黙は株式市場関係者の世界だけで十分だろう。
     
    いろいろと考えさせられるメールがやってくる。
    たとえば・・・。

    専門家の解説コメントで投資が出きるコメントはゼロ。
    彼等は生きるために、投資家は自己満足のために聞いているのです。
    つまり、全く必要ないコメントならば聞かなうほうが良い。
    「今、相場は専門家が理解不能な相場」。
    彼らのコメントは「何か言わなければならないから言う」というレベル。
     
    あるいは・・。
     
    休みだから弱気と言うか、引く投資家、一方、余り関係ないという投資家。
    両方います。
    「勝っている投資家はずっと強気。だから、取れている。勝っていない投資家はまだ下げていないのに下げるかもしれないと怯えて取れていない。ちょっと下げただけで暴落するのではないかと怯えてチャンスを逃している」。
     
     アノマリー的には「イースターの株高」、イースターが来ると春が来るという感覚。
    「春が来る=株買おう」の心理。
    イースターはキリスト復活を祝うもっとも重要な祝日。
    この前後に悪いことをしようという気にはならない。
    あくまでアノマリーだが・・・。
     
    (櫻井)
     


    19日午前の日経平均株価は反発した。前日比133円29銭高の2万2223円41銭で前場を終えた。東証株価指数(TOPIX)は4.22ポイント高の1619.19と、ともに堅調だった。
     
    朝方は、良好な米経済指標や米企業決算を背景に18日の米国株式が上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。外国為替市場で円相場が1ドル=112円近辺の円安水準で推移し、電機など輸出関連銘柄の買い安心感につながった。
    主力の家庭用ゲーム機を巡り中国で販売に乗り出すと伝わった任天堂が大幅に上昇した。その関連株も軒並み人気化するなど全体地合いを牽引した。
    「信用取引などを通じて同社株を保有する個人投資家の買い意欲が高まり、相場全体の支援材料になった」との声があった。
     
    ただ、朝高後は週末とあって持ち高調整目的の売りが出て、上値は重かった。
    イースター休暇に入った海外勢は取引を手控え気味で、「後場からはさらに商いが低調となる」とみられる。また、来週から2019年3月期の決算発表が本格化し、10連休も控えている。上値では利益確定売りの動きも出ており、市場関係者からは「2万2000円を割らない範囲でもみ合いに終始するだろう」という声が上がっていた。
     
    JPX日経インデックス400も反発した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆971億円、売買高は4億8182万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1249、値下がりは784、変わらずは108銘柄だった。
    業種別株価指数(33業種)は、その他製品、電気機器、水産・農林業の上昇が目立った。陸運業、電気・ガス業、空運業は下落した。
     
    個別では、ファーストリテイリングの上値追いも続いている。ミネベア、ソニー、コナミHDが上昇した。キーエンスが高く、東京エレクトロン、アドバンテストなど半導体製造装置関連も買われた。メガチップス、ホシデンも大幅高。アイシン精機も上昇した。
     
    半面、2019年度の世界生産台数を前年比で15%減らすと伝わった日産自が下落。トヨタ自動車も冴えず、SMCも軟調。セブン&アイ・ホールディングス、東ガスも安い。ヤマトホールディングスが急落、LIXILグループも値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比14.17ポイント高の6896.34ポイントと反発した。出来高4437万株。値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は150となった。
     
    個別では、アクロディアがストップ高。ダイナックホールディングス、セイヒョー、サトウ食品工業、田岡化学工業、高松機械工業など10銘柄は年初来高値を更新。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、岡野バルブ製造、スリープログループ、日本食品化工、エスプールが買われた。
     
    一方、アイケイ、あじかん、トーヨーアサノ、東京自働機械製作所、光陽社など7銘柄が年初来安値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、新内外綿、DNAチップ研究所、村上開明堂、イトーヨーギョーが売られた。
     

     


    日経ジャスダック平均は前日比6円36銭高の3457円06銭と反発した。
    好材料の出た銘柄などには引き続き個人マネーが流入しており、選別色が一段と強まっていた。朝高後は週末とあって持ち高調整目的の売りが出て、上値は重かった。
    値上がり銘柄数は337、値下がり銘柄数は214となった。
     
    個別では、ビーマップ、環境管理センター、愛光電気が一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、ソーバル、プラマテルズ、No.1、東洋合成工業など16銘柄は年初来高値を更新。ベクター、シライ電子工業、ジャストプランニング、メディシノバ・インク、サカイホールディングスが買われた。
     
    一方、クルーズ、ブロッコリー、東葛ホールディングス、マックスバリュ九州、トレードワークスなど13銘柄が年初来安値を更新。多摩川ホールディングス、カンセキ、アビックス、エムティジェネックス、スリー・ディー・マトリックスが売られた。
     


     
    東証マザーズ指数は前日比1.41ポイント高の934.42ポイントと反発。
    良好な米経済指標を受けてNYダウが反発したことから、マザーズ市場も好材料銘柄中心に買いが先行している。しかし、今晩の欧米市場は、聖金曜日で休場となり、海外勢のフローが限られ、手掛かり材料にも欠けることから、ポジション調整の売りも出ている状況。
    また、週末であることや、来週から本格化する主力企業の決算発表を控えており、個人投資家による積極的な上値追いの動きも限定的となっている。
    値上がり銘柄数は164、値下がり銘柄数は94となった。
     
    個別では、はてな、カオナビがストップ高。インタースペース、ティーケーピー、HEROZ、チームスピリット、シノプスなど7銘柄は年初来高値を更新。みらいワークス、ラクスル、バーチャレクス・ホールディングス、エードット、SOUが買われた。
     
    一方、ジーエヌアイグループ、ベガコーポレーション、ビリングシステム、アドベンチャー、イトクロなど6銘柄が年初来安値を更新。ロゼッタ、サンバイオ、キャンバス、カヤック、フレアスが売られた。

    【寄り付き概況】

    19日の日経平均株価は、前日比147円95銭高の2万2238円07銭と反発してスタート。
    前日の米国株市場では主要指数がいずれも上昇、NYダウは昨年10月初旬以来約半年ぶりの高値圏で最高値更新も視野に入っている。
    これを受けて相対的に出遅れる東京市場でもリスク選好ムードが復活、主力株をはじめ広範囲に買いが向かう形となっている。ただ、今晩の米国株市場は聖金曜日の祝日で休場となることもあって、外国人投資家の売買は細ることが予想され、買い一巡後は上値が重くなるとの見方もある。
     
    総務省が取引開始前に発表した3月消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合で前年同月比0.8%の上昇となり、市場予想の平均の同0.7%の上昇を上回った。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、26業種が高く、値上がり上位にその他製品、海運、化学、機械、卸売など。
     
     
    個別では、ファーストリテが買われ、トヨタは強含み、デンソー、ソニー、キーエンス、東エレク、村田製、安川電、ファナックは値を上げている。
    半面、武田、塩野義が軟調で、三菱UFJ、三井住友、7&iHDが値を下げ、大和ハウスは弱含みとなっている。

    225先物は、アムロ・GS・UBS・ソジェン・日興が買い越し。
    野村・JP・モルスタ・大和・SBI・メリルが売り越し。
    TOPIX先物はソジェン・GS・パリバ・みずほ・SBIが買い越し。
    メリル・バークレイズ・クレディ・野村が売り越し。
     
    テクニカル的には、八洲電(3153)、日油(4403)、TOWA(6315)、クボタ(6326)、東洋電(6505)、JVCKW(6632)、デンソー(6902)、イントラスト(7191)、MMC(7211)、ホンダ(7267)、エクセディ(7278)、中国銀(8282)、みずほ(8411)、スターツ(8850)が動兆。

     

     
    「グッドフライデー」
     
    NY株式市場で主要3株価指数が小幅反発。
    19日は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で休場。
    週間ではNYダウとNASDAQが上昇。
    S&P500が4週ぶりに下落した。
    小売売上高は前月比1.6%増と2017年9月以来1年半ぶりの大幅な伸びで着地。
    新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5000件減の19万2000件。
    1969年9月以来49年半ぶりの低水準継続。
    中国商務省の高峰報道官が米中通商交渉の合意文書に関する協議で新たな進展はあったとコメント。
    支援材料となった。
    S&P500採用企業の第1四半期決算は前年同期比1.7%の減益見通し。
    減益幅は日々減少している。
    これまでに第1四半期決算を発表したS&P500指数採用企業は77社。
    そのうち利益がアナリスト予想を上回った企業は77.9%。
    個別ではハネウェル、トラベラーズが上昇。
    画像共有ソフトのビンタレスは公開価格比28%の上昇。
    3連休控えで債券市場はナギ。
    ドイツやフランスの製造業購買担当者景気指数(PMI)の低迷は悪材料。
    4月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が50の水準を下回ったことも同様だ。
    ドル円は112円レベルでの推移。
    「米国堅調、欧州懸念」という印象だ。
    VIX(恐怖)指数は」12.09。
    週間ベースではNYダウは0.6%高、2週ぶり反発。
    NASDAQは0.2%高、4週続伸(累計4.7%上昇)。
    S&P500は0.1%安、4週ぶりに反落。
     
    覚えておきたいのはNY主要3指数の過去最高値水準。
    NYダウ(26559ドル)史上最高値26951ドル。あと392ドル(1.4%)。
    NASDAQ(7998ポイント)史上最高値8133ポイント。あと135ポイント(1.6%)。
    S&P500(2905ポイント)史上最高値2940ポイント。あと35ポイント(1.2%)。
     
    日経平均株価は6日ぶりの反落。
    寄り付き3円安、大引け187円安で2015年11月以来の8日連続日足陽線は達成できなかった。
    自動車が強く医薬品が弱い展開。
    見方を変えれば上海自動車ショーがポジ材料、NYでの医療規制がネガ材料ということ。
    台湾の大地震や19日のイースターの休場も買い控え材料視された格好だ。
    「今年初の5日続伸だっただけに利益確定売りもアリ得る」という解釈も間違ってはいないだろう。
    ただ22000円台をキープできたのは買い方の抵抗と見ることも可能だ。
    「実体の長い陰線で値下がり銘柄の数も多く、印象は悪い。
    ただ先んじて売られた分、下値限定的。
    52週線(21970円)のキープがポイント」という解釈だ。
    「グッドフライデーの前のバッドサースデー」という声もある。
    結論は今年パファーマンスの悪い木曜に巡り合っただけのことでも悪くはないだろう。
    単なるアノマリーも皆が知ると真実となることもある。
    せっかくマイナス0.01%まで来た10年債利回りがマイナス0.035%。
    戻ったことは残念だった。
    値上がりは192銘柄、値下がり1907銘柄。
    新高値114銘柄、新安値94銘柄。
    騰落レシオは97.68。
    SQ値21870円に対しては4勝1敗。
    NT倍率は13.68倍と過去最高水準更新。
    25日線からは2.1%、200日線からは1.0%のプラスかい離。
    サイコロは9勝3敗で75.0%継続。
    12日前の対応日がマイナスだったから昨日上昇していると10勝2敗と完全な過熱だった。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.985%。
    買い方▲9.788%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.029%。
    買い方▲16.477%。
    空売り比率は44.7%で32日連続の40%超。
    日経HVは17.3、日経VIは15.86。
    日経平均のPERは12.54倍でEPSは1261円。
    PBRは1.13倍。
    東証1部の時価総額は615兆円。
    日経平均が25200円レベルで時価総額は700兆円を超えてくることは覚えておくべき数字だ。
    シカゴ225先物終値は大証日中比140円高の22250円。
    高値22290円、安値22050円。
    ボリンジャーのプラス2σが22295円。プラス1σが21967円。
    プラス3σが22693円まで拡大している。
    週足の雲の下限22397円が欲しい局面。
    勝手雲の遅行線22277円(一昨日終値)を抜ければ明るくなる。
    このまま行くと来週末には25日線(21640円)が200日線(21811円)を上抜ける。
    10連休前に風景が変わるかどうかが課題だ。
    気学では「初め強いと後安の日。吹き値売り良し」。且つ「変化日。満月」。
    「4月の満月はピンクムーンと呼ばれる愛の月」という市場関係者もいる。
    月曜は「押し目買いの日。急伸したら利入れ方針良し」。
    昨日の欧州株式市場の解釈は「イースター(復活祭)の連休を控え買い戻しが入った。
    好決算を発表した銘柄も相場を押し上げた」。
    1週間後の東京がこの写真になる可能性も否定はできないだろう。
    因みに昨日の欧州市場。
    英国市場は3日ぶり反落。
    独英市場は7営業日続伸。
     
     
    日経朝刊では「信託4行の年金マネー運用、日本株比率下げ再加速」の見出し。
    サブタイトルは「国内買い手乏しく」。
    国内年金マネーの主要な運用主体である大手信託銀行が、再び国内株比率の引き下げに動くという。
    2019年度の国内株比率は前年度より0.5ポイント低い27%にする計画。
    引き下げは2年ぶりで2013年度の25.8%以来6年ぶりの低水準となる。
    信託4行の投資比率を基準にする年金マネーは2〜2.5兆円。
    企業年金のうち確定拠出年金の資産残高は約60兆円。
    意外と大きい。
    引き下げの理由は「上昇期待の乏しさ」。
    今年度末の日経平均見通しは22637円。
    だから「もういい」ということなのだろう。
    その一方で債券投資比率は増やすのだと言う。
    サラリーマンプロの読みが勝つことは滅多にない。
    オウンマネーのプロに勝利の女神は微笑むような気がする。
    そもそも2013年度に引き下げているが、そこから日経平均は1万円上昇したのが歴史である。
     
     
    萩生田自民党幹事長代行の「消費増税延期の可能性」のコメント。
    マーケットインパクトはなかったが、それなりに面白い。
    「景気が非常に回復傾向にあった。
    ここへきて日銀短観を含めてちょっと落ちている。
    次の6月はよく見ないといけない。
    本当にこの先危ないぞというところが見えてきたら、崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかない。
    そこは違う展開はあると思う」。
    「衆参同日選挙はG20サミットもあるので日程的に難しい」とも言っているが波紋は大きい。
    菅官房長官は「リーマンショック級の出来事が起こらないかぎり、法律で定められたとおり引き上げる予定。
    予定どおり引き上げられるよう経済運営に万全を期したい」。
    自民党の森山国対委員長は「党として議論していない」。
    石破元幹事長は「国民に対して無責任だ」。
    公明党の石田政調会長は「延期する状況ではない」。
    立民の福山幹事長「国民生活の現状を考えれば、消費税率は上げられるわけはない。
    当然だ。
    『信を問う』は衆院選 準備を加速化」
    国民の舟山参議院国対委員長は「信を問う前に反省を」。
    共産党の志位委員長「増税なら政権もろとも吹き飛ばす決意」。
    希望の松沢代表「公言取り下げなら大失政」。
    社民党の又市党首「そういう声が出てきて当然」。
    日商の三村会頭「信じられない発言」。
    連合の神津会長「予定どおり引き上げるべき」。
    与野党ともに間延びした雰囲気から一気に選挙がらみの体制にならざるを得ないだろう。
    消費増税延期は間違ってはいないだろうからまだ間に合うなら議論は必要。
    それ以上に野党が浮足立ったことはアベノミクスにとっては悪くはない発言だったと考えざるを得ない。
    秋に選挙で四期総裁。
    2023年まで安倍政権という可能性が出てきた印象。
     
    因みにその安倍総理。
    最近はまた夜の会合が増えてきた。
    昨夜は銀座の「佐賀牛季楽」。
    佐賀のJAの店で合ったのは二階幹事長、森山国体委員長、林幹事長代理。
    そしてJA全中の中屋会長。
    2時間以上の会合となった。
    水曜は飯田橋グランドパレスの日本料理「千代田」。
    読売のナベツネ氏と1時間超。
    火曜はニューオータニの「千羽鶴」。
    ニトリの似鳥会長、三井不の岩佐会長、フィルムの古森会長。
    これはいつものお仲間との2時間以上の会食。
    夏のゴルフの日程でも検討したのだろうか。
    月曜は赤坂の日本料理「外松」。
    石原慎太郎、亀井静香という元青嵐会的メンバーとの会食。
    同席したのは江藤補佐官で約1時間半。
    先週末5日は首相公邸で茂木経済財政担当相、中西経団連会長。
     
    NYダウは110ドル高の26559ドルと反発。
    NASDAQは1ポイント高の7998ポイント。
    S&P500は4ポイント高の2905ポイント。
    ダウ輸送株指数は52ポイント高の10988ポイント。
    SOX指数は0.07%の上昇。
    VIX指数は12.09。
    3市場の売買高は67.9億株。
    225先物CME円建ては大証日中比140円高の22250円。
    ドル建ては大証比155ポイント高の22265ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比150円高の22260円。
    ドル円は111.96円。
    10年国債利回りは2.559%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    エーアイ(4388)・・・動兆
     
    エーアイに注目する。
    同社は音声合成エンジンが中核。
    音声合成エンジンの用途は電話自動応答システム、カーナビ、防災行政無線、スマートフォンの音声対話など。
    法人向けサービスやコンシューマー向け製品のパッケージ販売が順調。
    音声合成技術の必要性はIoTやインバウンドなどでさらに高まろう。
    正しいイントネーションやリズムでの声にはまだまだ開発が求められているのが現実。
    業績は好調。


    (兜町カタリスト櫻井)

     


    19日の東京株式は反発後、堅調な展開となりそう。
    日経平均の予想レンジは、2万2100円-2万2400円を想定。
    18日のNYダウが反発した動きを受け、上昇を素直に好感した買いが入ると予想する。
    きのうの日本株は米株先物の下落に過敏に反応した感もあり、買い戻しが加速すると考える。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=112円前後(18日終値は111円84-85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の後半(同126円05-09銭)と円安方向で推移。輸出関連銘柄に、見直しの動きがみられそう。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比140円高の2万2250円だった。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■ハブ <3030>
    株主優待制度を新設。毎年2月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて1000円〜5000円分の飲食券を贈呈する。
     
    ■ディー・ディー・エス <3782>
    多要素認証基盤「EVE MA」がアルプス システム インテグレーションの情報漏洩対策シリーズ「InterSafe ILP」と連携。利便性向上とセキュリティ強化を図る。
     
    ■Jストリーム <4308>
    動画などのストリーミング再生で利用されるプレイヤー側でマルチCDNを制御する技術を開発し、国内特許を取得。
     
    ■ビーマップ <4316>
    前期経常を2倍上方修正。
     
    ■バーチャレクス・ホールディングス <6193>
    前期経常を40%上方修正。
     
    ■TOKAIホールディングス <3167>
    アマゾンウェブサービス(AWS)のパブリックセクターパートナー認定を取得。また、総合行政ネットワークに対応した自治体向け電子データ交換(EDI)サービス「JFT-LGWAN」を提供開始。
     
    ■愛光電気 <9909>
    前期経常を一転10%増益に上方修正・28期ぶり最高益、配当も15円増額。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】

    【国内】
    19(金)
    3月消費者物価指数(8:30)
    《決算発表》
    ゲンキードラ、モバファク、光世証、ゲンダイAG、ベクター、アジュバン、日鋳造、エンプラス、東邦レマック、サーティワン、モーニングスタ、KOA
     
    【海外】
    米3月住宅着工件数(21:30)
    休場:米、英、香港(Good Fridayで休場)
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
     
    ■トヨタ紡<3116>
    富士裾野工場を20年12月までに閉鎖 東北・中部に生産集約
     
    ■特殊陶<5334>
    排ガス浄化に役立つ自動車向け高性能センサーの生産を倍増
     
    ■不二サッシ<5940>
    光建材事業で19年度売上高を前年度見込み比10億円増に
     
    ■シャープ<6753>
    8K映像対応の監視カメラを開発 画素数はHD映像より16倍
     
    ■サノヤス<7022>
    ブラスト処理効率化で連動式の表面処理装置を開発
     
    ■武蔵精密<7220>
    AI分野で事業化加速 AI外観検査システムの外販開始など
     
    ■ヤマハ発<7272>
    「コネクテッドバイク」に本格参入 欧州・東南アに先行投入
     
    ■島津製<7701>
    中国の分析機器生産子会社で工場棟新設を検討 生産能力3割増
     
    ■凸版印<7911>
    製造現場のデジタル化を支援するサービス アプリ活用
     
    ■バルカー<7995>
    工場の配管を分解せず汚れ落とす技術開発 洗浄機メーカーと
     
    ■ミスミG<9962>
    愛知・稲沢に物流拠点 東海中心に短納期対応でサービス強化

     

    [概況]


    欧州市場序盤に当日安値111.755円まで下げたドルは、NY市場に入り発表された3月小売売上高は予想を上回り、新規失業保険申請件数も予想より減少した事などに買われて、NY市場朝方に欧米市場高値となる112.025円まで反発した。
     
    しかし4月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を下回りドルは112円を維持出来ず、続いて発表された3月景気先行指数は予想通りで、ドルはNY市場安値111.845円まで反落した。
     
    しかし其の後はNY株式市場の上昇にドルも買い戻されて中盤に再度112円を回復し、112円を挟んで揉み合いのあと、最後は前日比-6銭の112.005円と112円を維持して引けた。良好な指標や企業決算にNY株式市場は反発したが、この日発表された独やユーロ圏の製造業PMIは予想を下回り、ユーロが大きく売られた(-88銭)事などに連れて、他の主要通貨も値下がりするカタチとなった模様。本日はグッドフライデーで欧米市場が3連休に入る事から、ドルの112円から更なる上昇期待は来週以降に持ち越しではないか。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


    18日のNYダウ工業株30種平均は前日比110ドル00セント高の2万6559ドル54セントと反発した。2018年10月4日以来の高値で終えた。
     
    朝方発表された3月の小売売上高は前月比1.6%増と市場予想(ロイター通信調べ)の0.9%増を大きく上回る良好な内容。また、週間新規失業保険申請件数も約50年ぶりの低い水準に改善した。米景気の先行きへの安心感が広がる中、18日の米株式市場は幅広い銘柄の買い優勢で取引をスタートした。
     
    18日朝に市場予想を上回る四半期決算を発表した機械のハネウェル・インターナショナルが上場来高値を更新した。建機・産業機器レンタルのユナイテッド・レンタルズや工具の製造・販売などを手掛けるスナップオンなども四半期決算が買い材料視され、買いが膨らんだ。建機のキャタピラーや航空機のボーイングなどが買われた。
     
    米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの期待も相場を支えた。4月下旬に米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が訪中し、5月上旬には中国の劉鶴副首相が訪米する見通しと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が17日報じた。
     
    ダウ平均の構成銘柄では保険のトラベラーズが高い。18日発表した四半期決算を好感した買いが優勢となった。医療保険制度の改革を巡る不透明感から前日まで下げが目立った医療保険のユナイテッドヘルス・グループに買い戻しが入ったのも、指数を押し上げた。
     
    セクター別では、資本財やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやエネルギーが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比1.981ポイント高の7998.061で終えた。マイクロソフトやアップルなどの主力株が上昇した一方、バイオ製薬や半導体関連株に売られる銘柄が目立ち上値は限られた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,559.54+110.00
    S&P500種
    2,905.03+4.58
    ナスダック
    7,998.061+1.981
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,276.00−0.80
    NY原油(ドル/バレル)
    64.00+0.24
    円・ドル
    111.96 - 111.97+0.12
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は小幅に反落した。
    6月物は前日比15円安の2万2250円で終え、大阪取引所の終値を140円上回った。
    19日が聖金曜日の祝日で休場のため、3連休を控えて持ち高調整の売りが出た。
    18日発表の3月の米小売売上高が市場予想を上回って増え、米景気の減速懸念の後退を受けて米株式とともに買われる場面があった。
    安値は2万2050円、高値は2万2290円だった。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22250 ( +140 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22265 ( +155 )
    ( )は大阪取引所終値比
     


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7459.88(-11.44)
    FTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ11.44ポイント安の7459.88で引けた。値下がり銘柄は約半数にとどまった。
    イースター(復活祭)の連休を前に休暇に入っている投資家も多く取引は低調だった。
    ヘルスケア関連株が下落した。前日17日に米株式市場でヘルスケア株が売られた流れが波及した。
    個別銘柄では、ヒクマ・ファーマシューティカルズの2.7%安を筆頭に医薬品株は全面安となり、医療機器のスミス・アンド・ネフューは1.9%安、英製薬大手アストラゼネカは1.7%安などと下落した。配当の権利落ちとなった航空・防衛のBAEシステムズが安かった。
     
    半面、食品・日用品のユニリーバは2.9%高、四半期の売上高が市場予想を上回ったことが買い材料視された。セメント大手CRHは2.3%高、英信用リスク管理サービス会社エクスペリアンは1.9%高と買われた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12222.39(+69.32)
    ドイツ株式指数(DAX)は7日続伸。終値は前日と比べて69.32ポイント高の12222.39だった。構成銘柄の7割が上昇した。
     
    個別では、ダイムラーを筆頭に自動車株が上昇した。電力株も堅調だった。
    一方でオンライン決済サービスのワイヤーカードと透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが安かった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5580.38(+17.29)

     

04月19日 毎日コラム
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