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    [概況]

    11日の東京外国為替市場は、EU首脳会談が英国の離脱期限延長を合意したことで、英ポンド円の動きに注目が集まったが、大きな反応は見られなかった。
    なぜなら、2019年10月31日まで延長されることとなった期限は、事前に報じられていた通りで、サプライズ性に欠けたからだ。
    とはいえ、合意なき離脱の後退は、英ポンド相場に安心感を与えたのは確かで、今後の英ポインド円の上昇には期待感が持てそうだ。
     
    そんななか、一つ気がかりな点と言えば、メイ英首相の進退に伴う同国の政治情勢の悪化だろう。
    というのも、メイ首相はEUから離脱した後に辞任する意向をすでに表明しているが、依然として国内で合意をまとめられない同氏に対し、合意を待たずして辞任を求める声が上がってもおかしくはないからだ。
    そうした場合、外国為替市場は同国の政局不安を嫌気する可能性が高く、英ポンド円の頭上には再び暗雲が立ち込めそうだ。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     
    11日の日経平均が小反発。終値は前日比23円高の2万1711円だった。
    前日の米国株は小幅高でほとんどプラスの影響を及ぼさず、むしろ強めに推移した円相場が重荷となって日経平均は小甘い動きとなった。後場からはじわりと入った押し目買いで持ち直し小幅高へと浮上したが、上げ幅は限定的で、売り方、買い方ともに決め手を欠く1日となってしまった。
     
     
    明日(12日)は、手掛かり材料難に伴う買い手控え加えて、週末に伴う持ち高調整の売りも想定されることから、日経平均株価は軟調な推移が予想される。
     
    また、佳境を迎えている20年2月期の企業業績見通しが、保守的となった場合へのガイダンスリスクに警戒感が浮上している。
    引け後に安川電機が決算を発表しており、今20.2期の営業利益は前期比6.6%減の465億円との見通しが示された。前19.2期の着地が1月に下方修正した数値を大きく下回っており、印象としては弱い。同時に発表した自己株取得が支えになるかどうかだが、直近で強い買いが入っていたことを鑑みると、失望売りを警戒すべきか。
    また、ファーストリテイリングも通期の利益見通しを下方修正している。週末でもあり、あすは手じまいムードの強い地合いとなりそうだ。
     

    ■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)

     
    22397.78  均衡表雲下限(週足)
    22207.17  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22071.20  ボリンジャー:+2σ(13週)
    21988.67  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21961.75  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21890.26  200日移動平均線
    21822.04  新値三本足陽転値
    21749.27  6日移動平均線
    21716.34  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    21711.38  ★日経平均株価11日終値
     
    21685.84  均衡表転換線(日足)
    21624.77  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21470.92  25日移動平均線
    21406.06  均衡表基準線(日足)
    21346.19  均衡表雲上限(日足)
    21244.74  26週移動平均線
    21225.51  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21178.34  13週移動平均線
    21164.56  均衡表転換線(週足)
    20998.09  75日移動平均線
     
    ローソク足は陽線を引いたものの、下向きの5日移動平均線を上回る場面はなかったほか、ボリンジャーバンド(25日ベース)では、終値ベースでの+1σ上復帰には至らなかった。これにより、上値の重さを再確認する格好になった。
     
    ただ、25日線はわずかながら上向きに転じており、相場の下支え役として意識された。
    日足の一目均衡表では、転換線が上昇を続けたほか、遅行線は3日ぶりに株価を上回って強気シグナル発生を再開し、大勢では買い手優位を窺わせている。


     

    【大引け概況】
    11日の日経平均株価は反発した。前日比23円81銭高の2万1711円38銭で取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、1.14ポイント安の1606.52だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:16 容量:11.22M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日のNYダウの上昇は小幅にとどまったほか、外国為替市場で1ドル=110円台に入るなど円高に振れたことで、買い手控えムードが漂うなかで始まった。
    米長期金利の低下を受けて、銀行など金融株には売りが優勢だった。
    しかし、国内に買い手掛かり材料が少ない代わりに売り圧力も限定的で、下値では値ごろ感からの買い戻しが全体を支えた。日中値幅(高値と安値の差)は93円と3月7日以来約1カ月ぶりの小ささだった。
     
    欧州連合(EU)は日本時間11日朝、英国の離脱期限を10月31日まで再延期すると発表したが、市場では「想定の範囲内」との受け止めが多く、材料視する動きは目立たなかった。
     
    一方で、中国・上海株の上昇を受けて電気機器など輸出関連銘柄を中心に強含む場面もあった食料品や医薬品といったディフェンシブ銘柄には買いが入った。ただ、厚い売り物が株価上昇を阻んだ。
     
    市場では「9日にIMF(国際通貨基金)が19年の成長見通しを1月の3.5%から3.3%に引き下げるなど、景気の先行きに不透明感が意識されるなか、10連休前の調整入りが警戒され積極的には手掛けづらい状況にある」との声が聞かれた。
     
     JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比8.43ポイント安の1万4288.49だった。
    東証1部の売買代金は概算で2兆545億円と、5営業日ぶりに2兆円を上回った。売買高は11億1171万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は814、値下がりは1222、変わらずは104だった。
    業種別株価指数(全33業種)はその他製品、情報・通信業、医薬品が上昇し、銀行業、不動産業、輸送用機器は下落した。
     
    個別では、日本電産が高く、SMCも買われた。ファーストリテイリングも堅調。デンソーも強い動き。ソニー、東エレクは小高く、SMCは大幅高となった。ソフトバンク(SB)やKDDI、NTTドコモが堅調だった。ユニファミマやセブン&アイが高い。資生堂もしっかり。パイプドHD、ローツェがいずれもストップ高で買い物を残し、キリン堂ホールディングスも大幅高。TSIホールディングスも一時値幅制限いっぱいに買われた。サイゼリヤ、イオンファンタジーも値を飛ばした。
     
    半面、良品計画が値下がり率トップに売り込まれた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが軟調、TDK、村田製作所なども下落した。安川電やファナックが下げた。第一生命HDが安い。スルガ銀行が大幅反落、サノヤスホールディングスも利食われた。楽天が売られ、MonotaRO、レノバなどの下げも目立った。
     
    東証2部株価指数は4日続落した。前日比35.81ポイント安の6891.70ポイントだった。
    出来高3873万株。値上がり銘柄数は171、値下がり銘柄数は239となった。
     
    個別では、ビットワングループ、アイケイ、はごろもフーズ、あじかん、パスなど8銘柄が年初来安値を更新した。ヴィスコ・テクノロジーズ、アドテック プラズマ テクノロジー、ショクブン、NCS&A、FDKが売られた。
     
    一方、パシフィックネット、自重堂、キーウェアソリューションズ、東亜石油、JMACSなど9銘柄が年初来高値を更新した。パルステック工業、エヌリンクス、JESCOホールディングス、東京ラヂエーター製造、松尾電機が買われた。

     


    東証マザーズ指数は5日ぶり反落した。前日比7.78ポイント安の932.51ポイントだった。
    主力企業の3月期決算発表を目前に控え、手掛かり材料に乏しいなか、狭いレンジ内でのもみ合いとなった。
    マザーズ指数は前日終値水準での横ばいスタートとなった。朝方にそーせいが一時14%超安と急落した。それにつられたマザーズ指数は下げ幅を拡大させる場面があった。
    メルカリ、ミクシィといった指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が揃って軟調な展開となった。
     
     
    ただ、そーせい急落に関して「誤入力」との指摘もみられ、その後のマザーズ指数は下げ渋った。さらに、前日に続きオンコリスやキャンバスといったバイオ関連株の一角には引き続き個人投資家の投資資金が流入、そーせいが下げ幅を縮め午後にかけて切り返す場面もみられたが積極的な押し目買いの動きも限られた。
     
     売買代金は概算で1889.36億円。騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり167銘柄、変わらず13銘柄となった。 
     
    個別では、アズーム、ユニフォームネクスト、すららネット、ZUU、シルバーライフなど6銘柄が年初来安値を更新した。ASJ、フェニックスバイオ、ホットリンク、インパクトホールディングス、シリコンスタジオが売られた。
     
    一方、霞ヶ関キャピタル、キャンバスがストップ高となった。アズーム、オンコリスバイオファーマ、ベストワンドットコムは一時ストップ高となった。インタースペース、アスカネット、バルニバービ、リーガル不動産、駅探など16銘柄は年初来高値を更新した。エヌ・ピー・シー、アイリックコーポレーション、シルバーエッグ・テクノロジー、リボミック、ポートが買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は続伸。終値は前日比1円50銭高い3455円79銭だった。
    日経平均は小幅な値動きにとどまり、ジャスダック市場も全般は様子見姿勢の強い展開だった。新規の手掛かり材料に欠けるなか、個別材料株中心ににぎわった。
    好材料銘柄や人工知能関連や米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの上場申請報道に関連し、ウーバー関連などテーマ性や個別材料株中心に値を上げるものが目立つにとどまった。
    他にも材料がなくても値動きの良い特定銘柄が人気化し、市場では「個人が食いつき、すぐに利食い売りを出す動きが目立つ」との声が聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で399億円、売買高は7042万株だった。値上がり銘柄数は226、値下がり銘柄数は350となった。
     
    個別では、ソーバル、スノーピークとの資本業務提携を発表したティムコがストップ高となった。ジョルダンは一時ストップ高となった。ETSホールディングス、プラップジャパン、日本サード・パーティ、銚子丸など17銘柄は年初来高値を更新した。
    値動きの軽さからディ・アイ・システムが大幅に上伸すると値上がり率トップに、ASIAN STAR、第一商品、ポエック、フジトミ、カルナバイオサイエンスが買われた。
     
    一方、地域新聞社、成学社、イオン九州、久世、新都ホールディングスなど14銘柄が年初来安値を更新した。決算発表を受けて材出尽くし感が広がったシーズメン、上値の重さが警戒されたケイブは3日ぶりに反落した。前日の急上昇の反動からユークスが反落、岡本硝子やトレイダーズHDも下落した。紙幣刷新関連で急騰したユビテックが売られた。

     

    【後場寄り付き概況】

     
    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比46円99銭安の2万1640円58銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、6.21ポイント安の1601.45で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。新規の買い材料が乏しい中で、利益確定売りに押され気味の展開が続いている。
    外国為替市場では、1ドル=111円近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが小安く、楽天が反落し、良品計画は下げがきつい。三菱UFJ、三井住友が売られ、スルガ銀は大幅安となっている。
    住友鉱、三井物は軟調。SUMCOが値を下げ、ソニー、ファナック、トヨタは続落。任天堂も下落している。
    半面、日本電産が買われ、信越化、SMCが続伸し、日産自は強含み。JAL、資生堂、7&iHD、ニトリHDは値を上げている。
     
     
    ファーストリテによる19年8月期上半期決算や中国関連の代表格である安川電機<6506>による19年2月期決算を控えており、5日移動平均線の位置する2万1700円台前半を前に上値の重さが意識されている。
    これら注目企業の決算動向は、インデックスへの影響や中国関連及び設備投資全般の銘柄への市場反応が大きい分、結果を見極めたいとするムードは根強いだろう。
    年初から戻り基調の続く両銘柄に対する決算後の市場反応によっては、明日以降のあく抜けに伴う買い戻し(踏み上げ)となる可能性も視野に入れておきたいところである。
     
     
    ランチバスケットは17件、321.21億円、売り買いほぼ同金額です。

     



    「木曜安のアノマリーには敵わないのか」
     
     前場の日経平均株価は59円安の21627円と続落。
    円高基調を警戒してマイナススタート。
    中国消費者物価指数は前年比2.3%増と市場予想平均と一致して着地。
    上海総合指数が堅調な動きだったことから上昇に転じる場面もあった。
    しかし戻り待ちの売りに押された格好での続落。
    企業の決算発表や10連休を控えて消極的な展開継続。
     
    EUがブリュッセルで開いた緊急首脳会議は英国のEU離脱の再延長で合意。
    離脱期限は10月31日となった、
    EUのトゥスク大統領は8時間に及んだ首脳会議後に「再度延長された期間を英国は無駄にすべきでない」とコメント。
    既に無駄は数え切れないほど。
    市場でも暇なく市場関係者が今朝までもブレグジットを語る姿もあった。
    結論(延期)の見えている案件に時間を費やすのはどう考えても免罪符作り。
    2週間前には大半の市場関係者は見切っていたと思うのだが・・・。
     
    とはいえ市場は反応薄。
    「ファーストリテイリングや安川の決算発表待ち」という声も聞こえた。
    昨年負け知らずの天赦日も今年の木曜安のアノマリーには勝てないのだろうか。
     
    ピンにぴったり寄せようと思うとオーバーする。
    グリーンの真ん中でいいやと思えば逆に70センチに寄る。
    その70センチのバーディパットを決めようとすると不思議とカップになめられる。
    パーでいいやと考えれば吸い込まれる。
    この繰り返し。
    きっと理由は「欲」のなせるワザ。
    自然体を邪魔するのはいつでもこの欲。
    書き換えれば「欲=世苦」。
    マーケットも一緒かも知れない。
     
    夏目漱石の「草枕」の冒頭はかなり有名な一節。
    これを山路ではなく、市場で考えるとどうなるのだろうか。
    「市場を眺めながら、こう考えた。
    智に働けば理外の理。目先の利に棹させば流される。意地を通せば負け続ける。
    とかくに市場は住みにくい。
     
    「若葉して手のひらほどの山の寺」(漱石)。
    「若葉して手のひらほどの東京市場」(読み人知らず)。

    (櫻井)
     


    11日の日経平均株価は小幅続落した。午前の終値は前日比59円70銭安の2万1627円87銭と当面の利益を確保する売りがやや優勢だった。東証株価指数(TOPIX)は7.06ポイント安の1600.60だった。
     
    朝方から売りが先行した後、もみ合い商状となっていたが、前場中盤に強含みに転じたが、買いは続かず、再びマイナス圏に押し込まれたまま前引けを迎える銘柄が多かった。
    米国の長期金利の低下を背景に銀行や保険など金融株の下げが目立ったほか、
    外国為替市場では米長期金利の低下を映して1ドル=110円を割り込むドル安・円高に振れたことも買い手控え感を助長した。
    一時日経平均株価は上げに転じるなど方向感が乏しく、前日終値(2万1687円57銭)を挟んだ小動きに終始した。
     
    市場では、株価指数先物・オプション4月物の特別清算指数(SQ)算出を12日に控え、先物には思惑的な買いが見られた。
    また、取引開始前、欧州連合(EU)首脳会議が英国のEU離脱期限の再延期で合意したと伝わったことで「10連休中にEU離脱問題で海外市場が荒れるリスクが小さくなった」と好感する声も聞かれた。
     
    東証1部の売買代金は、9923億円。売買高は5億7027万株だった。値下がり銘柄数1407、値上がり645、変わらず86だった。
    業種別では33業種中4業種が値上がりした。1位は石油・石炭で、以下、空運、繊維、食料が続いた。値下がり上位には不動産、銀行、証券・商品が並んだ。
     
    個別では、良品計画が大幅安となり、ソフトバンクG、ファーストリテも軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクの下げも目立つ。りそなHDやT&Dが売られた。スルガ銀行が大きく売られた。ファナック、アドテスト、SUMCOも軟調。菱地所や三井不、楽天、イオン、MonotaROも下げた。
     
    半面、日本電産が高く、SMCも買われた。ユニファミマやリクルートは高い。キリン堂ホールディングスが値上がり率トップに買われ、サイゼリヤの上げも目立つ。イオンファンタジー、ウエルシアホールディングスなども高い。塩野義やテルモ、エーザイも堅調だった。
     
    東証2部株価指数は4日続落した。前日比30.74ポイント安の6896.77ポイントだった。
    出来高2680万株。値上がり銘柄数は152、値下がり銘柄数は223となった。
     
    個別では、ビットワングループ、アイケイ、はごろもフーズ、ジオスター、赤阪鐵工所など6銘柄が年初来安値を更新した。新内外綿、カワセコンピュータサプライ、ダイコー通産、ヴィスコ・テクノロジーズ、TBグループが売られた。
     
    一方、パシフィックネット、JMACS、日本フェンオール、パルステック工業、フォーバルテレコムが年初来高値を更新した。ピーエイ、東亜石油、キーウェアソリューションズ、JESCOホールディングス、京進が買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比1円80銭高い3456円09銭となった。3月期決算企業の決算発表本格化を前に売買に方向感がないなか、値動きの大きいバイオ株や好材料銘柄などに商いが集まった。
    個人投資家による買い一巡後の様子見姿勢が強まる展開も予想されるほか、市場では、「週末の4月限の先物・オプションのSQ算出日を控えた仕掛け的な売買が出る可能性もあり、これらに対する警戒も必要だろう」という。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で219億円、売買高は4172万株。
    値上がり銘柄数は207、値下がり銘柄数は307となった。
     
    個別では、銚子丸、メディシノバ・インク、高見沢サイバネティックス、多摩川ホールディングス、フクダ電子など10銘柄が年初来高値を更新。ソーバル、ポエック、第一商品、日本サード・パーティ、地域新聞社が買われた。
     
     
    一方、地域新聞社、成学社、久世、新都ホールディングス、市進ホールディングスなど9銘柄が年初来安値を更新。リバーエレテック、ユークス、ケイブ、ウッドフレンズ、ハーモニック・ドライブ・システムズが売られた。

     


    東証マザーズ指数は前日比4.43ポイント安の935.86ポイントと5日ぶり反落。
    前日の米国市場では、ハイテク比率の高いとされるナスダック総合指数は値を上げており、テクノロジー関連銘柄の多いマザーズ市場にもプラスに働き朝方から堅調なスタートだった。値動きの大きいバイオ株などに商いが集まった。買い一巡後、個人投資家は様子見姿勢の強まる展開となっている。
    値上がり銘柄数は96、値下がり銘柄数は179となった。
     
    個別では、アズーム、すららネット、ZUU、シルバーライフ、アルファポリスが年初来安値を更新。ASJ、ホットリンク、そーせいグループ、SKIYAKI、ジーニーが売られた。
     
    一方、キャンバスがストップ高。オンコリスバイオファーマ、ベストワンドットコムは一時ストップ高と値を飛ばした。アスカネット、バルニバービ、リーガル不動産、テモナ、HEROZなど12銘柄は年初来高値を更新。エヌ・ピー・シー、リボミック、ポート、ピアラ、シルバーエッグ・テクノロジーが買われた。

     

    【寄り付き概況】

    11日の日経平均株価は、前日比24円92銭安の2万24円65銭と小幅に続落してスタート。
    前日の米国株市場では主要指数が揃って上昇したものの、上げ幅は小幅にとどまっており、足もと外国為替市場で1ドル=111円台を割り込む水準で推移していることもあって、主力株中心に買い手控えムードが拭えない。
     
    明日のオプションSQ算出を前に全般薄商いのなかアルゴリズム売買などに左右されやすい地合いが想定される。英国のEU離脱問題については日本時間11日未明に開かれたEUの臨時首脳会議で10月末までの英国離脱を延期することで合意したことが伝わっているが、延期は事前に織り込まれていた部分もありポジティブな反応は限られる。
     
    財務省が取引開始前に発表した、3月31-4月6日の対外対内証券売買契約によると、非居住者の株式取引は1兆4637億円の取得超で、2週連続で取得超となった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、8業種が高く、値上がり上位に水産、情報通信、サービスなど。一方、値下がりで目立つのは不動産、証券、鉄鋼など。
     
    個別では、任天堂が売られ、ソニーも軟調。SUMCOが下落し、東エレク、アドバンテスも値下がりしている。楽天が大量の売りに押され、スルガ銀は小幅安となっている。
    半面、ソフトバンクGがにぎわい、ソフトバンク、NTTドコモも堅調。7&iHDが締まり、JTは小幅高となっている。
     
    225先物は、アムロ・ソジェン・UBS・大和・バークレイズ・GSが買い越し。
    JP・モルスタ・三菱・みずほが売り越し。
    TOPIX先物は大和・SBI・日興・JPが買い越し。
    バークレイズ・アムロ・モルスタ・メリル・GSが売り越し。
     
    テクニカル的には、トラストテック(2154)、神戸物産(3038)、トレファク(3093)、エコナック(3521)、enish(3667)、CARTA(3688)、触媒(4114)、一工薬(4461)、日ビューホテル(6097)、OKI(6703)、サノヤス(7022)、トランザ(7818)、ルック(8029)、ユニチャーム(8113)、スルガ(8358)、ソニーF(8729)、カドカワ(9368)が動兆。


     


    「板が薄いのは良くない」
     
    NY株式市場は小動きながらハイテク株がけん引して主要株価指数は反発。
    数日調整したことでS&Pのサイコロは10勝2敗、NASDAQのサイコロは9勝3敗と改善。
    3月のCPIは変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.1%上昇。
    市場予想の0.2%上昇を下回った。
    総合CPIはガソリンや家賃の値上がりで0.4%上昇。
    3月19〜20日のFOMC議事要旨では「金利政策の変更に忍耐強く臨む」で一致。
    バランスシートの縮小方法や縮小終了後の管理方法を討議していたことが開示された。
    ただ市場インパクトは薄かった。
    個別ではテスラが上げ、ボーイングが下げた。
    ECBは事前の予想通り主要政策金利を据え置くとともに金利ガイダンスの維持を決定。
    欧州市場で国債利回りは低下した。
    ドラギ総裁が「ユーロ圏経済が下向きに傾いておりインフレが今後数カ月で低下する見込みだ」とコメント。
    米債利回りの重荷となり10年国債利回りは一時2.47%台まで低下した。
    ドル円は110円台後半から111円で推移。
    ムニューシン米財務長官は「米中通商協議は引き続き順調に進捗している」とコメント。
    EU緊急首脳会合は英国が求める離脱期日の再延期について「どの程度の延期をどのような条件の下で認めるのか」を討議。
    最終的には2回目の延期を承認する方向との観測だ。
    朝方の報道では「 10月末まで延期することで合意。6月に見直しを行う」とある。
     
     
    水曜の日経平均は反落。
    寄り付き223円安、大引け115円安。
    マイナス展開ではあったものの一応高値引けのナイトコ引け。
    2日連続の日足陽線となった。
    「株価が下げれば、それはそれで買い物を誘うということか」という声もあった。
    すでに陳腐化したIMFの下方修正でNY市場の反落を解釈した市場関係者の戯言が目立った印象だ。
    東証1部の売買代金は4日連続の2兆円割れ。
    年初からの2兆円割れの日数は今年18日目。
    昨年は4月に1日だけだったからエネルギーの不足感は否めない。
    目下の課題は25日線(21466円)がサポートになるかどうか。
    そして21900円台の年初来高値を終値で捉えるかどうかだ。
    値上がり485銘柄、値下がり1572銘柄。
    新高値51銘柄、新安値96銘柄。
    騰落レシオは92.96。
    NT倍率は13.49倍。
    25日線(21466円)からは1.0%のプラスかい離。
    200日線(21895円)からは1.0%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.065%。買い方▲9.642%。
    依然買い方優勢。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.420%。買い方▲14.453%。
    Quick調査の3月5日時点の信用評価損率は▲12.96%。
    2週ぶりの改善。
    空売り比率は44.1%で26日連続40%超。
    3月5日時点の裁定買い残は2774億円減の1兆1655億円。
    6週ぶりの減少。
    同裁定売り残は1041億円減の8531億円。
    2週ぶりの減少。
    この水準では売り買いともにやる気なし。
    ここからは積み上げトレンドの可能性の方が高い。
    日経平均採用銘柄のPERは12.46倍でEPSは1740円まで回復。
    PBRは1.13倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比35円安の21665円。
    高値21750円、安値21540円。
    大証夜間取引終値は日中比55円安の21645円。
    13週線(21176円)が26週線(21243円)を間もなく上抜きゴールデンクロスの可能性。
    24ヶ月線(21649円)水準でのモタモタからの脱却が欲しいところ。
    明日、勝手雲の白くねじれることも紙芝居的好材料。
    ますはボリンジャーのプラス1σの21708円奪還が必要。
    その先はプラス2σ21950円だ。
    気学では「下放れ突っ込みは買い、逆なら見送るべし」。
    そして「天赦日」と「株安の日」が同居。
    変化日でもある。
    明日のSQを多少意識した動きはあるかも知れない。
    金曜は「前後場仕成を異にして動く日」。
    そして「満月・変化日」。
    昨日は元旦から数えて100日目なので「100の日」。
    今日は101日目。
    新たな転機に期待したいもの。
    「ガッツポーズの日」でもある。
     
     
    日経1面トップは「ブラックホール撮影成功」の見出し。
    経済紙らしく「ブラックホールの撮影で重要な特徴を見つけ出す解析。
    その手法はAIや通信、医療にも応用され始めており、産業への貢献に期待」とある。
    それにしても、あらゆる物質や光が吸い込まれて出てこれなくなるのがブラックホール。
    1面に並んだ記事は「ゴーン元会長妻、今日証人尋問」とか「桜田五輪相が辞任」。
    相対性理論で証明できないようなブラックホールは地球そのものにある。
    絶妙なバランスの配置に映ってならない。
    さらにブラックホールなのがノーベル賞学者と製薬会社の特許対価に関する動き。
    契約の再交渉を求める学者の知財での動き。
    もともと研究者は金銭面には疎いというが一般的感覚だが、科学技術予算の獲得など実は疎くはない。
    研究をどう捻出するかが研究者の力のバロメーターでもある。
    後輩の研究者のことを考えれば、「もっとマネーを」というのは正しい行動でもある。
    しかし感覚的には「成功したから再交渉」というのは後出しジャンケンのようでなかなか理解しにくい。
    こういう研究開発とマネーの問題はこれからも登場するに違いない。
    「誰がリスクを取るのか」というのはマーケットだけではないということでもある。
     
     
    東証1部の売買代金の低調は売買代金2兆円割れが4日続いたことでもわかる。
    市場から聞こえてきたある運用担当者の声。
    「小口の注文で予想以上の急騰急落の場面があり手が出せなくなってきた」。
    投資家の厚みがなければ、板は薄くなり、自縄自縛になる可能性がある。
    そんな市場にサラリーマン投資家の代表である機関投資家が船出しようとするだろうか。
    これは根源的な問題である。
    東証の時価総額が香港に抜かれて世界4位になりそうというのもうなずけてしまうから情けない。
     
     
     
    NYダウは6ドル高の26157ドルと3日ぶりの反発。
    NASDAQは54ポイント高の7964ポイントと反発。
    S&P500は10ポイント高の2888ポイントと反発。
    ダウ輸送株指数は49ポイント高の10695ポイント。
    SOX指数は0.86%の上昇。
    VIX指数は13.31と低下。
    3市場の売買高は61.5億株と低調。
    225先物CME円建ては大証日中比55円安の21645円。
    ドル建ては大証比35ポイント安の21665ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比55円安の21645円。
    ドル円は111.00円。
    10年国債利回りは2.464%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ピックルス(2925)・・・動兆
     
    ピックルスに注目する。
    同社は漬物業界1位。
    西日本で前期の佐賀工場稼働などが貢献。
    乳酸菌製品は4月にドレッシング等の生産ライン稼働。
    手柄食品を子会社化した効果や「ご飯がススムキムチ」などが好調推移。
    19年2月期の連結営業利益は14億900万円(前期比24.6%増)。
    従来予想を1億800万円超過。
    20年2月期は営業利益15億8000万円(前期比12.1%増)の見通しだ。
    昨日まで6日続伸。
     
     
    (兜町カタリスト櫻井)

     

    11日の東京株式市場は、もみ合い展開となりそうだ。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1500円-2万1800円。
    米国株高はポジティブだが、NYダウ平均は6ドル高とかろうじてプラスを確保した程度。円高進行は重しとなることから、日本株への好影響は限定的だろう。
    引け後に安川電機やファーストリテイリングの決算を控えていることもあり、様子見姿勢が強まりやすい局面だろう。
    取引時間中に発表される中国の3月消費者物価および生産者物価や、上海株式、米株先物の動向をにらみながら、方向感に乏しい地合いが続くと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(10日終値は111円18-19銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の前半(同125円25-29銭)と小動き。
    対ドルでの円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄は軟調な展開を強いられる場面も想定される。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比55円安の2万1645円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ソーバル <2186>
    今期経常は2%増益、前期配当を1円増額・今期は3円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の3.67%にあたる30万株(金額で4億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■キリン堂ホールディングス <3194>
    今期経常は31%増で3期連続最高益、3円増配へ。
     
    ■TSIホールディングス <3608>
    前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は28%増益へ。発行済み株式数(自社株を除く)の2.1%にあたる200万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■ローツェ <6323>
    今期経常は微増で2期連続最高益、5円増配へ。欧州拠点としてドイツに子会社を設立。
     
    ■ティムコ <7501>
    スノーピーク <7816> と資本業務提携。販売や商品開発などで協業するほか、資本面ではスノーピークが同社株34万株(発行済み株数の13.73%)を取得し、筆頭株主になる予定。
     
    ■コジマ <7513>
    今期経常を36%上方修正、未定だった配当は5期ぶり10円で復配。
     
    ■ベルシステム24ホールディングス <6183>
    今期税引き前は37%増益、6円増配へ。
     
    ■トランザクション <7818>
    上期経常が25%増益で着地・12-2月期も32%増益。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    11(木)
    3月マネーストック(8:50)
    3月都心オフィス空室率(11:00)
    《決算発表》
    ファーストリテイ、安川電、ローソン、日本国土、コシダカHD、ビックカメラ、SHIFT、創通、チームスピリト、島忠、ライフコーポ、松屋、歌舞伎、乃村工、CSP、吉野家HD、アークス
     
    【海外】
    中国3月消費者物価指数(10:30)
    中国3月生産者物価指数(10:30)
    米3月生産者物価指数(21:30)
    G20財務大臣・中央銀行総裁会議(〜4/12 ワシントン)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    NY市場に入り発表された3月MBA住宅ローン申請指数は前週比マイナスだったが、3月消費者物価指数は予想通りで、米国債利回りの上昇にドルは買われて序盤に当日高値111.295円まで上昇した。
     
    其の後ECB理事会後に行われたドラギ総裁会見で、総裁はユーロ圏の見通しに対するリスクは依然下振れ方向とし、大規模な緩和策が必要と指摘した為にユーロは売られて125円を割れ、NY市場序盤に当日安値124.785円まで急落した。ユーロ安に連れてドルも売られ、NY株式市場が反発して始まったあと下げに転じるとドルも売られて111円を割り込み、終盤に当日安値110.830円まで下落した。
     
    しかし公表されたFOMC議事録では「2019年は金利据え置きが正当化」とされたものの、利下げを示唆する内容は無かった為にドルは買い戻されて引け近くに111.015円まで反発した。最後は前日比-18.5銭の110.990円と111円を割れて引け、それ以外の主要通貨はマチマチだったが、ドルは揉み合い継続か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


     

    [株価材料]
     
    ■テンポス<2751>
    傘下が厨房機器のレンタル事業を5月から本格展開 短期から開始
     
    ■クラボウ<3106>
    表面処理の薬液温度を非接触で計測可能な小型カメラ機器を開発
     
    ■インフォコム<4348>
    対面の会話を録音・管理するサービス 海外企業の技術活用
     
    ■古河電<5801>
    情報通信研究機構と大容量データを光通信で伝送可能な技術開発
     
    ■パナソニック<6752>
    イスラエル社に生産委託している半導体の売買契約を見直し
     
    ■コーセル<6905>
    IoT対応の電源PCAシリーズ2機種を発売 幅広い機器に対応
     
    ■ニチコン<6996>
    20年度に中国工場でEV向けフィルムコンデンサーの生産開始
     
    ■MS&AD<8725>
    系列が行動経済学を応用したサイバーセキュリティを加社と開発
     

    10日のNYダウ工業株30種平均は3日ぶりに小反発し、前日比6ドル58セント高の2万6157ドル16セントで終えた。
    終日、前日終値付近で小動きに推移した。米労働省が朝方発表した3月の消費者物価指数は、エネルギーと食料品を除いたコア指数が前月から0.1%上昇。市場予想(0.2%上昇)を下回った。インフレが抑えられていることが確認され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ休止のさらなる根拠になるとの見方が広がったが、株価への影響は限定的だった。
     
    前日夕にリーバイスが発表した決算が黒字となり、10日のデルタの決算も市場予想を上回る増収増益だった。銀行を皮切りに今週から本格化する米主要企業の1〜3月期決算は11四半期ぶりに減益になる見通しだが、市場予想から上振れするとの見方が浮上した。12日に発表するJPモルガン・チェースなどが決算に先駆けて買われたことも相場を支えた。
     
    一方、航空機のボーイングが下げ、ダウ平均を押し下げた。前日に公表した1〜3月期の納入機数の落ち込みが想定以上だったとして、JPモルガンが目標株価を引き下げたのが嫌気された。ダウ平均はマイナス圏で推移する場面も目立った。
     
    セクター別では自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で、公益事業や資本財が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、同54.966ポイント高の7964.244と昨年10月上旬以来の高値で終えた。来週以降に相次ぐ主要ハイテク企業の決算への期待が買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,157.16+6.58
    S&P500種
    2,888.21+10.01
    ナスダック
    7,964.244+54.966
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,313.90+5.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    64.45−0.16
    円・ドル
    110.93 - 110.94−0.25

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小幅反発した。
    6月物は前日比30円高の2万1645円で引け、10日の大取終値を55円下回った。
    米国で低金利が続くとの観測が広がり、日経平均先物は米株とともに買われた。
    10日公表された3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が参加者の金利据え置き支持し、10日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)でコア指数が市場予想をやや下回った。
    この日の6月物高値は2万1730円、安値は2万1540円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21645 ( -55 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21665 ( -35 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7421.91(-3.66)
    FTSE100種総合株価指数は小幅に続落した。前日の終値に比べ3.66ポイント安の7421.91で引けた。
    英国の欧州連合(EU)離脱をめぐるEU臨時首脳会議などを控えて様子見気分が強く、小動きだった。ただ、午後に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁のハト派発言を受けて外国為替相場でユーロ売り・ポンド買いが進むと、株価は値を消した。
    指数構成銘柄全体の約4割が下落した。
    時価総額の大きい日用品のレキットベンキーザーの値下がりが株価指数を押し下げる一方で、資源株の値上がりが下値を支えた。
     
    個別銘柄では、レキットベンキーザーは6%超下がった。過去に同社の傘下にあった英医薬品会社に対し、米司法省が薬品の常習につながる不正なマーケティングを理由に起訴したことが材料視された。総合ヘルスケアのNMCヘルスの値下がりも目立った。
     
    半面、スーパーマーケットのテスコは3%超上昇した。通期の営業利益が市場予想を上回ったことが好感された。前日に売られた水道のセバーン・トレントはこの日買い戻された。
    石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは0.4%高と強含み、オンライン食品販売オカド・グループは1.8%高と堅調だった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11905.91(+55.34)
    ドイツ株式指数(DAX)は3営業日ぶりに反発した。終値は前日と比べて55.34ポイント高の11905.91だった。日中を通して高値圏で推移した。
     
    個別銘柄では、オンライン決済サービスのワイヤーカードの値上がりが目立った。航空のルフトハンザは、アナリストによる株価目標引き上げなどを受けて買われた。
     
    一方で、ドイツ銀行は下落した。半導体のインフィニオンテクノロジーズも売られた。独シリコンウエハー製造業者が軟調な業績見通しを示したことが響いた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5449.88(+13.46)
     
     

04月11日 毎日コラム
どうする?買った株が下がったら!
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