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01月20日 マーケットコメント


    週明けの日経平均が続伸。終値は前週末比53円高の2万719円だった。前週末の米株高や円安進行(1ドル=109円台後半)を好感して取引時間中は一時2万892円(226円高)まで買い進まれる場面もあった。
    外部環境の改善を受けて日経平均が2万1000円のフシ目に接近。
    届きはしなかったものの昨年12月相場の下げの半値戻り(2万823円)を達成したことでより底打ち感を強めている。
    ただ、株価も円相場もそれぞれ大きなフシ目に達してきたことでそろそろ戻り一巡感も出やすくなっている。決算発表も控え買い方は手の出しにくい状況だ。
     
    日経平均が早々に伸び悩む中、マザーズ指数が失速した。
    米株休場で材料難となる明日は、このような地合いもあるかと想定していたが、1日早く手詰まり感が強まった印象。
    ただ、マザーズの後場の下げに対して、日経平均が連れ安してマイナス圏に沈まなかったことは期待の持てる動きになっている。
    5日線(20557円、21日時点、以下同じ)は久々に25日線(20537円)を上回った。
     
     
    明日は積極的な売買は限られそうだ。
    現地21日の米株式市場がキング牧師誕生日の祝日で休場となることから、外国人投資家の参加が限定的となることが想定され、一段と薄商いのなか方向感に乏しい推移となりそうだ。仮に下げたとしても25日線より上で推移できれば、戻り基調は継続しているとみて良いだろう。
     
    直近の上昇の先導役であったマザーズが一休みしても、大型株をじっくり吟味する相場が到来するのであれば、底堅い地合いがしばらく続く展開が期待できる。
    日経平均が一気に2万1000円台を回復するまでの強い動きとはならなかったことから、目先は低PERや高配当など、買える材料のある銘柄の選好が強まると予想する。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
     
    21754.62  75日移動平均線
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21212.42  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21131.80  13週移動平均線
    20987.92  新値三本足陽転値
    20823.69  均衡表転換線(週足)
    20784.09  ボリンジャー:-1σ(26週)
     
    20719.33  ★日経平均株価21日終値
     
    20537.87  25日移動平均線
    20524.24  6日移動平均線
    20497.31  均衡表転換線(日足)
    20409.96  均衡表基準線(日足)
    20231.99  ボリンジャー:-1σ(13週)
    19863.32  ボリンジャー:-1σ(25日)
    19611.99  ボリンジャー:-2σ(26週)
    19332.18  ボリンジャー:-2σ(13週)
    19188.77  ボリンジャー:-2σ(25日)
    18514.22  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    5日線の上昇に支えられ、ザラ場では昨年12月3日から26日までの下落幅の半値戻しに相当する20823.69円を上回ったほか、12月19日安値と20日高値で形成する窓も埋めた。
     
    ボリンジャーバンドでは、昨年12月4日以来およそ1カ月半ぶりに日々線が中心線を上回り、明日22日以降は+1σ回復が期待される。
    RSI(9日ベース)は72.48%と80%近い水準での推移が続いた。今後はRSI80%超えによる日経平均のレンジの上方拡張局面入りが期待されるだろう。
     

    [概況]

    21日東京時間の米ドル円は、年初以来の高値圏でもみ合う格好となっている。米中貿易問題や英国のEU離脱に対する懸念が一服し、行き過ぎた円高を修正する動きが続いているが、心理的な節目として意識される大台110.00円に差し掛かり、一旦その流れも落ち着いた格好。
    本日は109.47円〜109.78円の非常に狭いレンジ内での往来に終始し、動意は見られていない。
     
    本日は、メイ首相がEU離脱に向けての措置に関して議会へ動議を提出する予定となっており、成り行き次第で相場を動かす可能性があり、欧州時間終盤の動きには注意を払いたい。尚、当の英ポンドの推移を見ると、対円では先週末に142.22円の高値示現後は戻り売りに押される格好となり、本日は141円台前半から140円台後半へと水準を押し下げている。140.90円付近に差し掛かる5日移動平均線がサポートとなるかが、テクニカル上のポイントとなりそうで、前述のイベントの動向を含め注目したい。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    21日の日経平均株価は前営業日比53円26銭高の2万0719円33銭、東証株価指数(TOPIX)は8.78ポイント高の1566.37とともに小幅続伸にとどまった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:43 容量:6.42M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前週末の米国株が米中協議の進展期待で大幅高となった流れを引き継ぎ、買いが先行した。円相場が1ドル=109円台半ばと円安基調だったことも手伝い、日経平均株価は一時2万0900円近くまで上昇した。

    一巡後は、日本時間午前11時に中国主要経済指標の発表を控え、いったん利益確定売りに大きく伸び悩んだ。
    その後持ち直したが、戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。取引時間中に発表された中国経済指標がほぼ予想通りだったため売りも出にくく、商いは低調だった。
    後場も総じて上値は重く、終盤にかけて再び上げ幅を縮小する場面があった。新規の手掛かり材料に乏しく、時間外取引での米株価指数先物の軟調推移も重しとして意識された。
     
    米国が休場のほか、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる動きが気掛かりで様子見気分は強かった。市場関係者からは、「米政府機関の閉鎖解除もめどが立っておらず、上は買いづらい」との声が聞かれた。

    JPX日経インデックス400は3日続伸し、終値は前週末比76.52ポイント高の1万3898.20だった。
     
    東証1部の出来高は11億2774万株、売買代金は1兆9432億円。騰落銘柄数は値上がり1432銘柄、値下がり633銘柄、変わらず63銘柄。
    業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、鉱業、海運業の上昇が目立った一方、空運業、陸運業、サービス業が下落した。
     
    個別では、東エレクが上伸し、日本電産、SUMCOは大幅高。トヨタ、JXTGは高い。LIXILGが急伸し、国際帝石、商船三井、武田が値を上げ、資生堂は堅調。東建物がにぎわい、三菱UFJは続伸、良品計画も上昇した。荏原実業が一時ストップ高に買われる人気となり、ワタベウェディング、廣済堂もストップ高。スター・マイカも値を飛ばした。このほか、千趣会、タムラ製作所なども物色人気となった。
     
    半面、ダイキンが下押し、キーエンスは軟調。ZOZOが値を下げ、任天堂、ファーストリテは弱含み。ANA、JR東海が売られ、サイバエジェ、アニコム ホールディングス、Genky DrugStoresは大幅安。フィックスターズ、北の達人コーポレーションも利食われた。

     東証2部株価指数は前週末比45.92ポイント高の6575.12ポイントと続伸した。
    出来高4827万株。値上がり銘柄数は232、値下がり銘柄数は190となった。
     
    個別では、アサヒ衛陶が一時ストップ高と値を飛ばした。太平製作所、キクカワエンタープライズ、インスペックは昨年来高値を更新。アピックヤマダ、グローバルダイニング、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、児玉化学工業、プレミアムウォーターホールディングスが買われた。
     
    一方、カワセコンピュータサプライ、ノダ、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、DNAチップ研究所、オーウイルが売られた。
     

    日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに反落した。
    終値は前週末比9円42銭安い3359円39銭だった。前週買われた銘柄を中心に利益確定の売りが広がり、新興企業市場は上昇一服となった。
    日経平均株価が堅調に推移するなか、個人投資家の間で「このところ上昇基調を続けてきた新興株を売って東証1部の主力株を買う資金にする動きが出た」という。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で397億円、売買高は7498万株だった。
    値上がり銘柄数は308、値下がり銘柄数は319となった。
     
    個別では、第一建設工業、シベール、KG情報、カッシーナ・イクスシー、大井電気が昨年来安値を更新。シーズメン、アイ・ピー・エス、ラクオリア創薬、リーバイ・ストラウス ジャパン、テーオーホールディングスが売られた。
     
    一方、ジェイホールディングス、システムズ・デザイン、ナガオカがストップ高。オーケー食品工業、東映アニメーション、日本エマージェンシーアシスタンス、サン電子は昨年来高値を更新。コックス、リバーエレテック、環境管理センター、リリカラ、アクセスグループ・ホールディングスが買われた。
     


    東証マザーズ指数は前週末比11.09ポイント安の939.51ポイントと6日ぶり反落。
    主力のサンバイオが大幅高となって指数を牽引したが、それ以外の主力級銘柄は利益確定売りが先行した。前日の米国株高を受けて堅調な推移となっていた東京株式市場全般が失速したことも影響した。
    「連騰で買い疲れ感が出たのだろう」という。ただ、新たな買い材料が出た銘柄はにぎわっており、個人の投資意欲が消えたわけではなさそうだ。
     
    値上がり銘柄数は87、値下がり銘柄数は185となった。
     
     個別では、AmidAホールディングス、ジェネレーションパス、オンコリスバイオファーマ、そーせいグループ、リファインバースが売られた。
     
    一方、トラストホールディングス、アクトコール、ベストワンドットコム、ベルトラがストップ高。ケアネット、ビープラッツは一時ストップ高と値を飛ばした。エコモット、ロジザード、サンバイオ<4592>、エナリスなど6銘柄は昨年来高値を更新。AppBank、ITbookホールディングス、サイジニア、ユーザベース、GA technologiesが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    21日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比78円74銭高の2万0744円81銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、11.68ポイント高の1569.27で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに上値が重い。前週末の米国株高を好感した買いが入る一方、当面の利益を確保する売りも厚い。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円60銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、武田がにぎわい、LIXILGも買われている。ソフトバンクGが上げ、ソフトバンクは小高く、NTT、トヨタ、スズキが上伸し、日本電産、東エレクは大幅高となっている。
     
    半面、任天堂が小安く、ファーストリテは緩み、ZOZOも軟調。キーエンスが売りに押され、ダイキンは値下がりし、アドバンテスは弱含んでいる。
     
     
    日経平均の前場は、買い一巡後は上げ幅を縮める展開となった。
    25日線を上放れてきているところでもあり、戻り待ちの売りも意識されやすいところであろう。注目されていた中国の経済指標については、概ね予想通りの内容であり、押し目買い意欲は強いとみられる。
     
    週明けの米国市場が休場となると、手掛けづらさが意識されやすいところである。
     
    その他では、日銀金融政策決定会合が22-23日に開かれる。政策面では現状維持がコンセンサスではあるが、市場の一部ではETF買入れ比率について、225型を引き下げ、TOPIX型を引き上げるのではないかとの見方がされている。
    ファーストリテの弱い動きも警戒されるため、黒田総裁会見を見極めたいとの模様眺めも強まりやすいところであろう。
    物色はサンバイオ<4592>など、材料性のある中小型株に値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。
     
    ランチバスケットは12件、186.34億円、売り買いほぼ同金額。
     

    「ビルダーバーグ会議の方が・・・・」
     
    今週はダボス会議。
    その主催者の世界経済フォーラム(WEF)が今週発表したグローバルリスク報告書。
    経済大国の間で生じている地政学的緊張などを理由に、世界経済が今後、逆風に直面する可能性を警告。
    「ダボス会議が重苦しい雰囲気となる前兆」という解釈だ。
    もっとも・・・。
    今回は主要7カ国(G7)の首脳で参加するのは安倍晋三首相とメルケル独首相、コンテ伊首相の3人のみ。
    トランプ米大統領と政府代表団の派遣は中止。
    仏マクロン大統領とメイ英首相も欠席。
    理由は黄色いベストとブレグジット。
    ロシアとインドの首脳も欠席。
    中国は習近平国家主席の代わりに王岐山国家副主席が参加する。
    今回も「信頼感を醸成し、企業や投資家を安心させることを狙うだろう」とは言われる。
    しかしダボス会議の位置づけは低下しよう。
    ただ安倍首相はG20議長、つまりホスト国としての根回しをダボスで行うという役割があるということだろう。
    むしろ、これからはビルダーバーグ会議の方に注目すべきかもしれない。
    残念ながらビルダーバーグ会議は欧州と北米だけに参加資格がある。
    安倍首相は参加できない。
     
    「2019年に入りわずか2週間程度で異例の経済・市場見通し変更を行う証券会社が相次ぐ」との報道。
    ☆JPモルガン証券:世界経済成長率3.0%⇒2.9%。
              米GDP成長率2.4%⇒2.3%。
              ユーロ圏GDP成長率1.8%⇒1.4%。

    ☆シティグループ証券:利上げタイミング3・6月⇒6・9月

    ☆ゴールドマンサックス証券:ドル円相場 1ドル=108円⇒1ドル=105円
                  予想EPS成長率(19年度)4.9%⇒3.1%。
                  日経平均株価(今後12カ月)23000円⇒22000円。
     
     
    (櫻井)

    92円高と続伸、米国株高を受け買い先行、その後は伸び悩む
     
    21日前場の日経平均株価は前週末比92円67銭高の2万758円74銭と続伸した。
    東証株価指数(TOPIX)は12.24ポイント高の1569.83と、ともに堅調となっている。
    朝方は、米中貿易摩擦の緩和期待から前週末の米国株式が上昇した流れを受け、買い優勢で始まった。円安・ドル高も支えとなり、上げ幅を拡大して一時2万892円68銭(前週末比226円61銭高)まで上昇した。
    一巡後は、日本時間午前11時に中国主要経済指標の発表を控え、利益確定売りに伸び悩みとなり2万686円79銭(前週末比20円72銭高)まで押し戻される場面があった。その後持ち直したが、戻りは限定され、前引けにかけて上値の重い動きとなった。
     
    今月末開催の米中閣僚級協議の進展に期待が高まり、ややリスク選好ムードが広がっている。「3月末を期限とした米国による25%への対中関税率引き上げは極めて可能性が低い」
    との見方が出ている。
     
    ただ、21日は米国が休場のほか、英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱をめぐる今後の方針を表明する予定で積極的な買いは入れづらい。値上がり銘柄が優勢だが、上値は限定的で盛り上がりに欠ける展開が続きそうだ。
     
    18年10−12月期の中国GDP(国内総生産)など中国指標が相次いで発表されたが、直後の反応は限られた。
     
    東証1部の出来高は5億8066万株、売買代金は9849億円。騰落銘柄数は値上がり1665銘柄、値下がり402銘柄、変わらず59銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、鉱業、海運業の上昇が目立った一方、空運業、陸運業が下落した。
     
    個別では、ルネサスエレクトロニクス、東エレク、昭和電工、コマツが上伸し、SUMCO、日本電産は商いを伴い大幅高。ワタベウェディングがストップ高に買われ、LIXILGが急騰し、JXTG、郵船は高い。トヨタ、ファナックは強含み。武田、資生堂が値を上げ、任天堂、ソフトバンクGは小幅高。三菱UFJなどメガバンクが買われた。
     
    半面、キーエンス、ダイキンが売られ、ZOZOが値を下げ、ファーストリテ、ANA、JR東海は軟調となっている。アニコム ホールディングス、Genky DrugStoresが急落、メディカル・データ・ビジョンも利食われた。

    東証2部株式指数は前週末比62.89ポイント高の6592.09ポイントと続伸した。
    出来高3130万株。値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は119となった。
     
    個別では、アサヒ衛陶が一時ストップ高と値を飛ばした。太平製作所、キクカワエンタープライズ、インスペックは昨年来高値を更新。アピックヤマダ、グローバルダイニング、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、児玉化学工業、アドテック プラズマ テクノロジーが買われた。
     
    一方、カワセコンピュータサプライ、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、ショクブン、ノダ、アイスタディが売られた。
     


     


     日経ジャスダック平均株価は6営業日続伸した。
    前引けは前週末比4円58銭高い3373円39銭となった。米中貿易交渉の進展期待が引き続き高まっているなか、投資意欲が回復した投資家が好材料を発表した銘柄を中心に買いを入れている。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で230億円、売買高は4248万株。
    値上がり銘柄数は375、値下がり銘柄数は226となった。
     
    個別では、ジェイホールディングスがストップ高。オーケー食品工業、東映アニメーション、サン電子は昨年来高値を更新。リバーエレテック、コックス、環境管理センター、システムズ・デザイン、アクセスグループ・ホールディングスが買われた。
     
    一方、シベール、KG情報、カッシーナ・イクスシー、大井電気が昨年来安値を更新。リーバイ・ストラウス ジャパン、テーオーホールディングス、アイ・ピー・エス、ティムコ、日本アイ・エス・ケイが売られた。


     
    東証マザーズ指数は前週末比25.80ポイント高の976.40ポイントと6日続伸。
    米株高や為替の円安といった良好な外部環境を背景に買い優勢となっている。
    中小型株への資金流入が強まっている。資金回転の利いている中小型株への値幅取り狙いの物色が続いている。また、サンバイオは先週末、再生細胞薬の新規適応症として慢性期脳出血プログラムを追加することを決めたと発表。
    サンバイオが大幅高となり指数を押し上げたほか、メルカリやMTGも上昇した。値上がり銘柄数は148、値下がり銘柄数は121となった。
     
    個別では、ケアネット、ベストワンドットコム、ベルトラがストップ高。ビープラッツは一時ストップ高と値を飛ばした。エコモット、ロジザード、サンバイオ、エナリスなど5銘柄は昨年来高値を更新。ユーザベース、GA technologies、アズーム、AppBank、アクリートが買われた。
     
    一方、ジェネレーションパス、AmidAホールディングス、テモナ、和心、オンコリスバイオファーマが売られた。

    【寄り付き概況】

    21日寄り付きの日経平均株価は大きく買い先行、前週末比182円31銭高の2万848円38銭と続伸してスタート。
     
    前週末のNYダウが330ドル強の上昇をみせ4日続伸、約1カ月半ぶりの高値水準に浮上したほか、外国為替市場では1ドル=109円台後半まで円安が進んでおり、これを追い風に主力株をはじめ広範囲に買いが続いている。
    中国政府が米国からの輸入を拡大し2024年までに対米黒字をゼロにする提案を示したと伝わり、全体相場にポジティブ材料となった。
     
    きょうは前場取引時間中に中国の10~12月のGDPなど重要経済指標の発表があり、この結果にマーケットの注目が集まる。日経平均のフシ目である2万1000円台近辺では戻り売り圧力も予想される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位に鉱業、海運、石油、鉄鋼、その他製品など。
     
    個別では、任天堂、武田、資生堂が値を上げ、ソフトバンクGは堅調。三菱UFJが買われ、菱地所、トヨタが締まり、ソニー、日本電産、ファナック、東エレク、SUMCOが上伸し、パナソニックも高い。
     
    半面、ファーストリテが弱含み、ZOZO、サイバエジェは軟調。JR東海が売られ、明治HDはさえない。オリンパスが値を下げ、アドバンテス、デンソーは小幅安となっている。


    225先物は野村・GS・日興・シティ・JP・クレディ・ドイツが買い越し。
    アムロ・みずほ・バークレイズ・ソジェン・三菱・UBSが売り越し。
    TOPIX先物はモルスタ・GS・ドイツ・UBSが買い越し。
    みずほ・ソジェン・アムロ・パリバ・シティ・メリルが売り越し。
     
    テクニカル的には大和ハウス(1925)、サニーサイド(2180)、サッポロ(2501)、gumi(3903)、宮越(6620)が動兆。
     


    「拝金主義でなく」
     
     
    週末のNY株式市場は4日続伸。
    「中国が貿易不均衡の是正に向け、米国からモノの年間輸入規模を1兆ドル強拡大。
    貿易黒字を2024年までにゼロにすることを目指している」との報道を好感したとの解釈。
    「市場は好材料で再びリスクオンの展開になっている」という見方だ。
    ダウ輸送株指数は1万ドル乗せ。
    SOX指数は2%超の上昇となった。
    週間ではNYダウは2.96%高、NASDAQは2.66%高、S&P500は2.87%高。
    そろって4週連続の上昇。
    4週間の上昇率としては2011年10月以来の大幅高だ。
    S&P500は月間で2016年3月以来の上昇となりそうな気配。
    ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は90.7と、2016年10月以来の低水準。
    前月からの低下幅は7.6ポイントで、15年9月以来の大きさ。
    市場予想は97.0。
    ただ12月の鉱工業生産指数は市場予想を上回り、米経済が鈍化するとの懸念は後退。
    年末までの利上げ確率は27%。
    1週間前の19%からは上昇したが1カ月前の40%からは低下した。
    10年国債利回りは2.78%と上昇。
    ドルは主要通貨に対して底堅く推移。
    ドル円は109円台後半での推移。
    トランプ氏はホワイトハウスで演説。
    「行き詰まりを打開するための提案として不法移民の救済策を3年間延長する」など歩み寄りを見せた.
    しかし野党民主党は反対。
    週明け21日はキング牧師生誕記念で休場。
     
     
    週末の日経平均は反発。
    TOPIXは続伸。
    日経平均の寄り付きは70円高。
    終値は263円高だった。
    新興市場は堅調でマザーズ指数は5日続伸。
    今年にはいって下落は1日だけ。
    大発会もプラスだったのは印象的だ。
    日本電産は下方修正後のドル円の想定為替レートが1ドル100円。
    「おそらく予測される最悪の状況を織り込んだもの」という解釈だ。
    「過去の大幅下方修正はその後の株高の前兆だった」という解釈も聞こえる。
    東証1部の売買代金は2兆1529億円と2兆円台復活。
    値上がり1538銘柄、値下がり525銘柄。
    新高値8銘柄、新安値7銘柄。
    騰落レシオは84.44に上昇。
    25日線を上回ったのは約1ヶ月半ぶり。
    日経平均は週間では約306円の上昇。
    週足は2週連続陽線。
    2週間で1100円超の上昇となった。
    1月SQ値20290円に対しては5連勝。
    NT倍率は13.27倍。
    25日線(20576円)からは0.4%のプラスかい離。
    200日線(22181円)からは6.8%のマイナスかい離。
    5日線(20485円)は依然サポート。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.690%。買い方▲14.078%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.558%。買い方▲14.659%。
    空売り比率は42.4%で29日連続40%超。
    日経HVは31.2、日経VIは20.78。
    日経平均採用銘柄のPERは11.97倍。
    EPSは1726円に低下。
    PBRは1.09倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比295円高の20925円。
    高値20940円、安値20435円。
    21000円台が見えてきた。
    一目均衡の雲の上限は20468円で雲の上。
    ボリンジャーのプラス1σは21286円だ。
    気学では「安値にある時は急伸する。押し目買い」。
    火曜は「人気に逆行して動く日」。
    水曜は「前場の仕成に反して動く日」。
    木曜は「上がっただけ下がる、下げただけ戻る日」。
    金曜は「高下激しく後場に至り大動きする」。
     
     
    日経ヴェリタス特集は「乗っ取られた市場 株価は機械が決めるのか」。
    ボストン・コンサルティング・グループによると、運用資産は世界で約18兆ドル(2000兆円)と世界の運用額の2割。
    海外に本拠を置く高速取引業者(HFT)は1000分の1秒、100万分の1秒の単位。
    日経平均の値動きが500円超える日が増えた。
    2017年はゼロだったが18年は15日。
    19年も年始から乱高下。
    機械にはヒトが抱く心理的な節目はない。
    東証によれば外国人は18年に日本株を5兆7400億円売り越し。
    年間の売越額としては31年ぶりの大きさ。
    株価指数先物との合計では13兆2600億円。
    しかし昨年の年間下落率は1割強にとどまった。
    日本株の筆頭株主は米国。
    17年末時点で海外勢全体(216兆円 株式保有残高)の5割。
    ところが18年は米国からの注文に大きな変化は見られず。
    1月から11月までの売越額は732億円。
    国・地域別で見た売越額の筆頭は英国の1兆7800億円、フランスの5300億円と続く。
    だが両国とも売りは3月に集。
    それを除くと買い越しだった。
    では売りの本尊は?
    「巨額売りが示すのはHFTの儲けではないか」と。
    HFTは「薄利多売買」が身上。
    「僅かでも安く買い、高く売る」作業の積み重ねが売却額と買付額の差である売越金額の増加につながる仕組み。
    昨年恒常的に売り越しだったのが年間売越額4400億円のシンガポールや6500億円の香港だった。
     金融庁に登録す10社のHFTのうち本店を香港に置いているのが1社。
    シンガポールは4社、オーストラリアの3社。
     
     
    興味深かったのは「機械取引に翻弄されない2019年の個人投資家の備え5カ条」。
    (1)波に乗ってもすぐに下りる。
       相場は急変する。
       利益確定も損切りも深追い禁物。
    (2)レバレッジはかけない。
       上げも下げも行き過ぎる可能性。
       逆を突かれると傷が浅くなる。
    (3)勘や経験則に頼らない。
       従来の指標が目安にならない可能性も。
    (4)損切りルールを見直す。
       リスク管理は入念に
    (5)長期投資に適した銘柄選びを。
       一時的な株価下落に慌てず、成長を確信できる銘柄を選ぶ。
     
    そして米運用大手フィデリティの「マゼランファンド」率いたピーター・リンチ氏の手法。
    成長率と配当利回りを足してPERで割った数字も参考に。
    成長率12%、配当利回り3%、PER10倍の銘柄だと「(12+3)÷10=1.5」になる。
    「2」以上が「望ましい」。
    「1.5}は「まずまず」。
    「1」以下なら「見込みが薄い」と判断。
    結構役に立つかも知れない。
     
     
    週末の東証で行われたストボ新春企画「投資のとびら」。
    300名程度の参加者に聞いてみたのは・・・。
    「100%当たるAIの売買指示があったと仮定してみて、その指示に従って売買しますか?」。
    挙手されたのはパラパラと数名。
    次に聞いてみたのは「たとえ完全なAIがあっても自分の考えで売買しますか?」。
    半数以上が手を挙げられた。
    株式投資は、本来儲けが第一義。
    完全に儲かる手法があるならばそれに従う投資家が増える、というのが学説。
    しかし実務は違うということ。
    ただ「儲かればよい」のではなく、その投資に自分の存在、生き様が欲しいということ。
    そして投資では主人でありたいということ。
    これが投資家の思考なのだ。
    市場は拝金主義が横行していとみられがちだが、実際は大分違うような気がする。
    ある意味ホッとした場面でもあった。
    でも「100%儲かるのなら、それでもいいか」という気もしないでもない。
    というのが人情かも知れない。
     
    NYダウは336ドル高の24706ドルと4日続伸。
    NASDAQは72ポイント高の7157ポイント。
    S&P500は34ポイント高の2670ポイント。
    ダウ輸送株指数は255ポイント高の10012ポイントと1万ポイント台復活。
    SOX指数は2.30%の上昇。
    3市場の売買高は79.9億株。
    直近20日平均の84.4億株を下回った。
    CME円建ては大証日中比295円高の20925円。
    ドル建ては大証比320円ポイント高の20950ポイント。
    ドル円は109.76円。
    10年国債利回りは2.787%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ワイヤレスゲート(9419)・・・動兆
     
    ワイヤレスゲートDに注目する。
    同社は公衆無線LAN、WiMAXサービスを展開。
    業績は復調。
    高速通信網のLTEを一般的なインターネット上で仮想的に構築する「LTE仮想化」。
    そしてネットワークセキュリティ分野の新たな展開に期待。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    21日の東京株式市場は、堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1000円
    前週末18日の米国株高を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比295円高の2万925円だった。
    朝方は、同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。フシ目の2万1000円を意識する場面もありそう。
    今晩の米国株は休場であるため、新たなネガティブ材料が出てくる可能性が低いという点で、強い基調が維持されやすい。高く寄った後も良好な地合いが続くと予想する。
    ただ、2万1000円水準は昨年の調整場面において、10月中旬や12月上旬に、もみ合いとなっていただけに、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が抑えられることも想定される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(前週末18日終値は109円36-37銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円57-61銭)と円安方向にある。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て) 
    20925 ( +295 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て) 
    20950 ( +320 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
     
    【好材料銘柄】
     

    ■日本アクア <1429>
    前期配当を6円増額修正。
     
    ■サンバイオ <4592>
    再生細胞薬「SB623」の新規適応症として慢性期脳出血プログラムを追加。
     
    ■アクトコール <6064>
    前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は38%増益へ。
     
    ■東京建物 <8804>
    発行済み株式数(自社株を除く)の4.61%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月6日から12月31日まで。
     
    ■ビューティ花壇 <3041>
    生花の小売りや観葉植物のレンタルを手掛ける花門フラワーゲートの全株式を取得し子会社化する。
     
    ■ラクス <3923>
    12月全社売上高は前年同月比35.7%増と高成長が続いた。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    21(月)
    《決算発表》
    植松商
     
    【海外】
    中国10-12月期GDP(11:00)
    中国12月小売売上高(11:00)
    中国12月鉱工業生産(11:00)
    中国12月固定資産投資(11:00)
    休場:米(キング牧師誕生記念日)
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

     先週末18日に発表された米経済指標はマチマチで、企業決算は不調だったがNY株式市場は続伸して始まり、其の後ブルームバーグが1月の米中次官級協議で貿易不均衡解消に向けて新たな提案を行ったと報道した為に貿易摩擦後退への期待が高まって株価は更に上昇し、最後は3市場とも大幅に上昇する4日続伸で引けた。
     
    株価の上昇にドルも買われ、110円に迫る当日高値109.905円まで上昇し、最後も109.725円と109円後半に乗せて引けた。
    このNY株4日続伸とドル高を受けて今週はドルが110円を付ける場面があるのかに注目しているが、本日1月第3月曜日は米国がキング牧師の生誕記念日で休日となる事から大きな動きは期待出来ないかも知れない。
     
    今週の米国は21日(月)休日、22日(火)12月中古住宅販売件数、23日(水)MBA住宅ローン申請指数、11月住宅価格指数、24日(木)新規失業保険申請件数、12月景気先行指数、25日(金)12月耐久財受注、12月新築住宅販売件数などが発表予定となっており、また24日にはECB理事会が開催され、政策金利とドラギECB総裁の会見が予定されいる。ドルはNY株式市場の動向に左右される状況が続いているが、上値を目指す流れは続いていると考えている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■日本ガイシ<5333>
    中国で焼成炉を2倍に増産
     
    ■三井金<5706>
    FCV向け触媒で白金2〜3割減らした製品開発
     
    ■アルプスアル<6770>
    自動運転想定した運転席の入出力デバイス開発
     
    ■デンソー<6902>
    本社で車部品の実験棟刷新へ
     
    ■三菱ロジ<7105>
    貿易摩擦対応で米向けフォークリフトの部品調達変更
     

    買い手掛かりに欠ける展開とはなっているものの、過度な弱気心理は後退しつつある。ただ、第3四半期決算発表の本格化を28日以降に控え、模様眺めムードが継続する可能性もある。
    東京製鐵<5423>が22日に第3四半期決算を迎え、主力銘柄の決算発表がスタートする。第1のピークは31日で約400社、第2のピークは2月8日の約550社。
     
     
    テクニカル的にみた日経平均は、5日移動平均線が下値サポートして反転態勢を維持する一方、25日移動平均線も上回ってきたことで、2万500円前後で煮詰まる動きとなっていた日足チャートは上放れの様相となった。
    基調は陽転を示している。ここから2万1000円近辺までは昨年12月19日からの日経平均が5日続落で急落したゾーンにあたり戻りに弾みが付きやすい。心理的な節目となる2万1000円及び13週移動平均線が位置する2万1160円が意識されてきそうだ。
     
    18日のシカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の2万0925円となっており、2万1000円台回復への挑戦が期待される。
    中国の経済指標が相場全体への影響度を増し始めており、日本時間21日午前11時の取引時間中に発表される予定の中国10-12月期GDPが注目される。発表によって相場全体にアク抜け感が広がる期待もある。
     
    18日まで5日続伸となっているマザーズ指数、日経ジャスダック平均を受けて中小型株にも循環物色が広がりそうだ。
     

01月21日 毎日コラム
「消費税増税」恩恵を受ける!
・・・続き



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