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    [概況]

    27日東京時間の米ドル円は往って来いの展開となった。昨日113円台半ばへと騰勢を強めた米ドル円は、東京時間の序盤に利益確定の米ドル売りに押され、再度112円台へと押し込まれたが、欧州時間序盤に入り一部報道より、貿易問題に関し米中首脳が合意に達したとの観測が上がると、一気に113.68円へと本日高値を更新する格好となった。

    後に、同報道が11月初旬に行われた米中首脳による電話会談の際の引用であったことが判明し、高値からは反落したものの、113.00円のサポートを確認すると再度水準を上げている。

    113.20銭台には5日・20日両移動平均線が集まっており、目先のサポート帯となるか注目したい。

    また仮に本日、11月高値(114.21円)付近まで上値を伸ばして本日の取引を終えることができれば、前述の移動平均線にてゴールデンクロスが確認されることとなり、騰勢に拍車がかかることも考えられる。

    5・20日移動平均線との絡みも含め、NY時間の動向を注視したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    明日(28日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が終値で、12日以来約2週間ぶりに25日移動平均線(2万1824円70銭=27日)を上回ってきたことで、先高期待感が高まりそうだ。
    2万2000円台固めの動きに期待が高まっている。
     
    市場では、「日経平均の日足は下ヒゲだが、『マド』を空けて始まった後いったんそれを埋めており、あまり強さは感じない」(準大手証券)、「イベント(米中首脳会談)を通過するまでは日経平均は2万1500-2万2000円のレンジ内で推移するのではないか」などの声が聞かれ、上値に慎重な見方が多い。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
     
    23115.65  均衡表雲下限(日足)
    22836.45  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22710.00  均衡表基準線(週足)
    22710.00  均衡表転換線(週足)
    22566.15  13週移動平均線
    22564.87  75日移動平均線
    22541.70  26週移動平均線
    22499.20  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22290.68  200日移動平均線
    22261.25  均衡表雲上限(週足)
    22161.95  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    21952.40  ★日経平均株価27日終値
     
    21887.40  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21824.70  25日移動平均線
    21822.09  均衡表基準線(日足)
    21720.46  6日移動平均線
    21685.57  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21625.11  均衡表転換線(日足)
    21487.45  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21233.11  ボリンジャー:-2σ(26週)
    21150.20  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21149.80  新値三本足陰転値
    20812.95  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20804.99  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20578.81  ボリンジャー:-3σ(26週)
     

    【大引け概況】

    27日の日経平均株価は前日比140円40銭高の2万1952円40銭、東証株価指数(TOPIX)は11.96ポイント高の1644.16と、ともに3営業日続伸した。
    本日のマーケット動画

    時間:00:01:01 容量:8.62M

    過去のマーケット動画はこちら
     
     前日の米株式相場の大幅な上昇を好感した買いが先行。午後は中国・上海などアジア株式相場が総じて小高く推移したことも支えに、株価指数先物の売り方による買い戻しが断続的に入り、12日以来約2週間ぶりに取引時間中として2万2000円を上回る場面があった。
     
    為替がドル高・円安水準で推移していたこともあり、先物へのショートカバーを足場に現物株市場も強調展開となった。
     
    もっとも、トランプ米大統領の発言を受けて通商問題を巡る米中の対立が再び激化するとの警戒感も広がり、大引けでは2万2000円台を維持できず、前日終値近辺まで伸び悩む場面があった。
     
    市場からは「短期筋の売買が中心だ。日経平均の日足は下ヒゲだが、『マド』を空けて始まった後いったんそれを埋めており、あまり強さは感じない。下向きの25日線が横ばいになってから出動してもいいのではないか」との声が聞かれた。 
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比93.48ポイント高の1万4538.75だった。
     
    東証1部の出来高は13億2598万株、売買代金は2兆3149億円。騰落銘柄数は値上がり1509銘柄、値下がり526銘柄、変わらず80銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、保険業、鉱業、海運業の上昇が目立った。下落は医薬品、水産・農林業、繊維製品。
     
    個別では、ソフトバンクグループが断トツの商いをこなし上昇、任天堂が売買を伴って上昇した。トヨタ自動車も買い優勢の展開だった。金融サービスの成長期待からLINEが急伸し、ソニーが物色人気となったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンク、第一生命ホールディングスなど保険株も買われた。KLab、gumiが大幅高となり、メガチップスも値を飛ばした。ZOZOも活況高だった。
     
    半面、武田薬品工業が軟調、塩野義製薬も売られるなど医薬品株に安いものが目立つ。東海カーボンが売りに押され、アダストリアは大幅安となった。ヤマシンフィルタが値を下げたほか、アルパイン、SBIホールディングスが安く、日総工産、西松屋チェーンなども下落した。
     

    東証2部株価指数は前日比63.57ポイント高の7145.50ポイントと5日ぶり反発した。
    出来高9922万株。値上がり銘柄数は269、値下がり銘柄数は151となった。
     
    個別では、ダイヤモンドエレクトリックホールディングスがストップ高。FUJIKOH、JFEシステムズ、エスティック、パルステック工業、NCS&Aなど6銘柄は年初来高値を更新した。 ビート・ホールディングス・リミテッド、杉村倉庫、ビットワングループ、サニーサイドアップ、キクカワエンタープライズが買われた。
     
    一方、カワニシホールディングス、カネヨウ、JFEコンテイナー、ジャパンエンジンコーポレーション、ニッキなど17銘柄が更新した。
    アルメディオ、櫻島埠頭、省電舎ホールディングス、ヒガシトゥエンティワン、阪神内燃機工業が売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比79銭高い3545円00銭だった。
    新興企業市場は前日の米国株高や円安進行を背景に個人投資家が買いを入れ、堅調に推移した。午後に日経平均株価が上げ幅を広げたのに伴い、リスク許容度が高まった個人投資家の買いが新興企業株にも入った。
    ただ相場全体を動かすような新規の手掛かりは乏しく、相場の上値も重かった。
     
    朝方は小口の買いが優勢だった。午後は買いが一服したが、「市場全体で売り注文が少なかった」ため、値を保つ銘柄が多かったという。

     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で532億円、売買高は9010万株だった。値上がり銘柄数は365、値下がり銘柄数は250となった。
     
    個別では、ジェーソン、フジタコーポレーションがストップ高。ハイパー、アルファクス・フード・システム、アテクトは一時ストップ高と値を飛ばした。
    ウエストホールディングス、ジェイテック、イメージ ワン、久世、菊池製作所など9銘柄は年初来高値を更新した。
    大塚家具、SAMURAI&J PARTNERS、アイレックス、ディ・アイ・システム、多摩川ホールディングスが買われた。
     
    一方、テノックス、佐藤食品工業、スーパーバリュー、フーマイスターエレクトロニクス、山王など20銘柄が更新した。 シード平和、ナビタス、ウチダエスコ、クレステック、AKIBAホールディングスが売られた。


     


    東証マザーズ指数は前日比10.57ポイント高の975.04ポイントと3日続伸。
    米国株高を引き継いで東京株式市場は堅調に推移し、新興市場も買い優勢。サンバイオ、そーせいグループ、ミクシィなどが堅調だった。また、人工知能(AI)関連銘柄に物色が集まり、VNXやメタップス、ALBERTが上昇した
    値上がり銘柄数は153、値下がり銘柄数は103となった。
     
    個別では、アクトコールがストップ高。ジェネレーションパスは一時ストップ高と値を飛ばした。
    オークファン、イーソルなど3銘柄は年初来高値を更新した。
    ファイズ、VALUENEX、フェイスネットワーク、ソーシャルワイヤー、イオレが買われた。
     
     
    一方、ネットイヤーグループ、Mマート、アイリックコーポレーション、一家ダイニングプロジェクトが更新した。 フーバーブレイン、バリューデザイン、旅工房、リンクバル、駅探が売られた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は前営業日比89円58銭高の2万1901円58銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、8.49ポイント高の1640.69で始まった。
    前日の米国株の大幅反発に投資家心理が支えられ、主力株を中心に買いが入っている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに堅調。
     
    外国為替市場では、1ドル=113円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    2万2000円に迫る場面では目先の利益を確定する売りや戻り待ちの売りが出やすい面もあるとみられ、この水準での上値の重さが意識されてくる可能性がある。
     
    米年末商戦の好調な滑り出しが投資家心理にポジティブに働く一方、週末の20カ国・地域(G20)首脳会議やそれに合わせて行われる米中首脳会談を前に、通商問題を巡る米中の応酬が激しくなることも想定される。
     
    トランプ氏の発言で改めて米中対立への懸念が意識され、後場の日経平均は前日終値及び25日移動平均線をやや上回る水準でのもみ合いが続きそうだ。
     
    個別では、ソフトバンクGが上伸し、LINEは大幅高。ソニー、任天堂は堅調。三菱UFJが値を上げ、みずほFGは強含み。東エレク、キーエンス、ファナック、トヨタ、ホンダが買われている。
     
    半面、武田が値を下げ、資生堂、ファーストリテ、ユニー・ファミマは軟調。ヤフーが下押し、SBIは大幅安。日産自が売られ、東海カ、SUMCO、スクリンは安い。
     
     
    ランチバスケットは18件、158.06億円、売り買い拮抗。
     

    27日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比31円37銭高の2万1843円37銭だった。
     
    26日の米国株の大幅高を好感し買いが先行した。寄り付き直後に2万1968円53銭(前日比156円53銭高)まで上昇した。
    一巡後は、上げ幅を縮小し、一時2万1816円05銭(同4円5銭高)まで押し戻された。
     
    トランプ米大統領がインタビューで関税引き上げの見送りを求める中国の要請を受け入れる可能性は「非常に低い」と述べたと伝わり、時間外取引で米株価指数先物が下落し、重しとなった。その後、中国・上海総合指数が底堅いこともあり、やや持ち直したが、前引けにかけては上値の重い動きとなった。
     
    日経平均はテクニカル面でも、「上値のめどとして意識される」という。25日移動平均線(約2万1820円)に到達し、戻り売り圧力が強まりやすい環境にある。前日まで2日連続で上昇していた後でもあるため、市場関係者は「27日はプラス圏を維持できれば御の字」と消極的な姿勢だった。
    「イベントを通過するまでは日経平均は2万1500-2万2000円のレンジ内で推移するのではないか」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
     
    東証1部の出来高は6億2613万株、売買代金は1兆425億円。騰落銘柄数は値上がり1355銘柄、値下がり663銘柄、変わらず95銘柄。
     
     業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉱業、保険業の上昇が目立った。下落は医薬品、ガラス・土石製品、電気・ガス業など。
     
    個別では、ソフトバンクグループが売買代金トップで高いほか、KDDI、NTTドコモなど通信株が上げた。トヨタ自動車とホンダが堅調。LINEも物色人気となった。ソニーも買い優勢。川崎汽と商船三井が高い。多木化学が急騰、リログループ、ダブル・スコープも値を飛ばした。
     
    半面、ユニー・ファミリーマートホールディングス、ファーストリテイリングが軟調、SBIホールディングスは大幅安。塩野義やアステラス、武田など医薬品株が安い。アダストリア、ドンキホーテホールディングスなども値を下げた。
     
    東証2部株価指数は前日比42.67ポイント高の7124.60ポイントと5日ぶり反発した。
    出来高6765万株。値上がり銘柄数は225、値下がり銘柄数は163となった。
     
    個別では、FUJIKOH、JFEシステムズ、エスティック、パルステック工業、NCS&Aなど6銘柄が年初来高値を更新。杉村倉庫、ダイヤモンドエレクトリックが買われた。
     
    一方、カネヨウ、ニッキ、兼松エンジニアリング、ぷらっとホーム、サンコーなど12銘柄が年初来安値を更新。ヒガシトゥエンティワン、阪神内燃機工業、アルメディオ、櫻島埠頭、東邦化学工業が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価はほぼ横ばい。前引けは前日比48銭安の3543円73銭と小反落した。
    材料の出た一部銘柄が物色されたものの、相場全体を動かすような新たな手掛かりは乏しく、利益確定目的の売りが上値を抑えた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で321億円、売買高は5517万株。
    値上がり銘柄数は320、値下がり銘柄数は241となった。
     
    個別では、スーパーバリュー、フーマイスターエレクトロニクス、山王、マリオン、創通など12銘柄が年初来安値を更新。シード平和、KYCOMホールディングス、ナビタス、フォーサイド、ジャストプランニングが売られた。
     
    一方、ジェーソン、フジタコーポレーションがストップ高。ハイパー、アルファクス・フード・システムは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、ジェイテック、イメージ ワン、久世、菊池製作所など7銘柄は年初来高値を更新。
    SAMURAI&J PARTNERS、アクセスグループ・ホールディングス、アイレックス、大塚家具、ディ・アイ・システムが買われた。
     


     
    東証マザーズ指数は前日比5.83ポイント高の970.30ポイントと3日続伸。
    26日の米ハイテク株高や円安傾向を映して買いが先行して始まりそうだ。ただ、月末に開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議や29日に今月7、8日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が公表を控え、上値の重い展開を強いられるとみられる。
     
    積極的にポジションを傾けにくい状況となっているものの、外部環境の動向に左右されやすい東証1部をはじめとした輸出関連株が手掛けづらいなかでは、マザーズ市場へと個人投資家の関心は向かって、下値の堅さも意識されている。
     
    値上がり銘柄数は135、値下がり銘柄数は113となった。
     
    個別では、ジェネレーションパスが一時ストップ高と値を飛ばした。ファイズ、データホライゾン、VALUENEX、くふうカンパニー、日本動物高度医療センターが買われた。
     
    一方、Mマート、アイリックコーポレーション、一家ダイニングプロジェクトが年初来安値を更新。フーバーブレイン、バリューデザイン、リンクバル、シェアリングテクノロジー、駅探が売られた。

     


    【寄り付き概況】

    27日の日経平均株価は、前日比155円98銭高の2万1967円98銭と3日続伸してスタート。
    26日の米国市場では、欧州株がほぼ全面高だった流れを受けて堅調な推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比215円高の22045円。この流れで本日の東京株式市場では買いが先行した。
    また、円相場が1ドル=113円50銭台と前日比円安方向で推移し、値がさ株中心に買われている。
    米国では年末商戦の好調な滑り出しが消費関連株を刺激しており、この流れが波及する可能性もある。
    一方、米アップルの時間外の下落などが重石となり、寄付直後は上値の重さが意識されている。さらに、今週末にG20を控え、米中首脳会談の行方にも思惑が交錯するなか、買い一巡後は様子見で伸び悩むケースも想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がり上位に鉱業、海運、石油、保険、非鉄など。
     
    個別では、任天堂、ソフトバンクG、ソニーもしっかり。トヨタ、日産自が高く、三菱自は大幅高。三菱UFJ、三井住友が値を上げ、野村、東京海上も堅調。ファーストリテ、味の素は底堅い。コスモス薬品がにぎわっている。
     
    半面、アステラス薬、武田、塩野義が安く、ユニー・ファミマ、7&iHDは軟化。SBIが下押している。
     
    225先物は、メリル・モルスタ・パリバ・GS・野村が買い越し。
    ソジェン・大和・UBS・アムロ・シティ・SBIが売り越し。
    TOPIX先物はモルスタ・クレディ・パリバ・ソジェン・大和が買い越し。
    ドイツ・野村・アムロが売り越し。
     
    テクニカル的には、前田建(1883)、若築(1888)、関電工(1942)、コシダカ(2157)、日ハム(2282)、サントリー(2587)、不二油(2607)、Hamee(3134)、ラクト(3139)、三交(3232)、日産化(4021)、大チタ(5726)、アマダ(6113)、東京機(6335)、タダノ(6395)、日光電(6849)、佐鳥電(7420)、タカラトミー(7867)、パルコ(8251)、日証金(8511)、カブコム(8703)、ダイビル(8806)、東武(9001)、SGHD(9143)、住友倉(9303)、ドーム(9681)、スズケン(9987)が動兆。


     

    「節目」
     
     
    週明けのNY株式市場でNYダウは354ドル高と5日ぶりの反発。
    「ブラックフライー、サイバーマンデーで年末商戦が好調な滑り出し。
    景気減速への警戒感が薄れた」との解釈だ。
    原油の下落は一服。イタリアの財政問題の懸念も後退。
    突如として悪材料への解釈が変化し、米中貿易摩擦問題は見えないフリになった印象。
    調査会社アドビ・アナリティクスによると「ブラックフライデー」のインターネット通販の売上高は前年比24%増。
    26日の「サイバーマンデー」への期待感も加わりアマゾンは5%超の上昇となった。
    「基本は売り込まれていたハイテク、金融、エネルギーセクターへの買い戻しと小売への期待」という見方だ。
    10年国債利回りは3.06%水準。
    ドル円は113円台半ばでの推移。
    風景は変わった週初。
    ただトランプ大統領が「関税は中国からのアイフォーンにも課される可能性」との報道からアップルは下落。
     
     
    「11月の3連休明けの株高」のアノマリーを証明してくれた月曜。
    寄り付き1円高で大引け165円高。
    大阪万博も材料視され続伸となった。
    高値21838円で終値21812円。
    25日線(21851円)は超えられなかったが5日線(21674円)を大きく上回った。
    「5日線をサポートに早々に25日線をブレークできるかに注目」という声が聞こえる。
    「2020年五輪の東京開催が決まったのは5年前の9月7日。
    その前日6日の日経平均終値は13860円。
    決定後の9月9日は283円高。
    その後12月にかけて駆け上がり、大納会の終値は16291円。
    2173円(17.5%)の上昇となった」というのが歴史だ。
    値上がり1119銘柄、値下がり915銘柄。
    新高値30銘柄、新安値54銘柄とほぼ拮抗。
    騰落レシオは90.10まで上昇してきた。
    25日線からは0.2%、200日線からは2.1%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.885%(前日▲8.325%)。
    買い方▲13.514%(前日▲14.145%)。
    やや差が縮小。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△6.42%(前日△6.66%)。
    依然プラスのまま。
    売り方▲21.22%(前日▲21.66%)。
    空売り比率は45.6%(前日44.6%)で39日連続40%超。
    日経HVは19.3。日経VIは20.40。
    東証REIT指数は1806.51と年初来高値更新。
    日経平均採用銘柄のPERは12.23倍。
    EPSは1783.48円と11月8日の1780.44円を上回り過去最高を更新しあt。
    シカゴ225先物終値は大証日中比215円高の22045円。
    高値22090円、安値21490円。
    11月月足陽線基準は21687円は抜けてきた。
    昨年比プラス基準は22764円。
    11月SQ値は22469円。
    3月月中平均は21395円。
    9月月中平均は23188円。
    まずは11月13日(火)以来の25日線奪還(21851円)。
    その先は200日線(22288円)に期待。
    今日は「変化日」。
    明日は「株高の日」。
    気学では「変化を起こす重要日」。
    水曜は「転機を司る注意日にして大騒ぎを見ることあり」。
    木曜は「偏傾して動く日。寄り後の足取りを注意せよ」。
    金曜は「人気に逆行して動く日」。
     


    (兜町カタリスト櫻井)


     

     
    27日の東京株式市場は、海外株高の流れを受けて買い先行の展開となろう。
    買い一巡後はこう着感が強まりそうである。

    日経平均株価の予想レンジは、2万1800円-2万2100円。
    シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比215円高の2万2045円と、節目の2万2000円を回復しており、この水準を意識しながらの動きが続くだろう。
    ただ、日経平均株価は心理的なフシ目の2万2000円前後では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が重くなることも予想される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(26日終値113円23-24銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円65-69銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比215円高の2万2045円だった。
     
     
    【好材料銘柄】

    ■ダイドーグループホールディングス <2590>
    11月国内飲料事業の売上高は前年同月比6.0%増と3ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
    ■クスリのアオキホールディングス <3549>
    11月既存店売上高は前年同月比4.4%増と増収基調が続いた。
     
    ■オプティム <3694>
    九州経済連合会、福岡県、大分県と「スマート農業促進コンソーシアム」を設立。
     
    ■イムラ封筒 <3955>
    東証が27日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
     
    ■マーチャント・バンカーズ<3121>
    ブロックチェーンプラットフォーム「BEXAM」を開発するアーリーワークスと資本業務提携。
     
    ■エスプール<2471>
    千葉県と愛知県に障がい者の雇用創出を目的とした企業向け貸し農園「わーくはぴねす農園 」を新設。
     
    ■ハイパー<3054>
    子会社セキュリティアが認証ソリューション大手である英Swivel Secure社のセキュリティソリューション「AuthControl Sentry」を提供開始。
     
    ■プロパスト<3236>
    東京都中央区八丁堀の販売用不動産(マンション)を売却。引き渡しは来年6月14日の予定。
     
    ■フーバーブレイン<3927>
    IoT・AI導入の支援を手掛けるビズライト・テクノロジーと業務提携。また、顧客PC上の操作内容を記録・集計して業務分析する経営管理プログラム「PasoLog」のクラウドサーバー提供版を販売開始する
     
     
    ■セルシード<7776>
    再生医療受託サービスの第1号案件を東京女子医科大学から受注。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    27(火)
    10月企業サービス価格指数(8:50)
    40年国債入札
    《決算発表》
    プラネット、DyDo、菱洋エレク
     
    【海外】
    米9月FHFA住宅価格指数(23:00)
    米9月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
    《米決算発表》
    セールスフォース・ドットコム
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


     

    [株価材料]
     
    ■ヨコレイ<2874>
    首都圏の物流能力増強
     
    ■ヤフー<4689>
    質感など伝わりにくい情報捕捉しネット出店支援
     
    ■ホソカワミクロン<6277>
    粉体処理装置にIoT組み合わせたシステム提案へ
     
    ■日立<6501>
    人の表情をキャラにまねさせる技術開発
    中国でIT使ったビル管理に参入へ
     
    ■富士通<6702>
    従業員の働き方見える化して分析するシステム開発
     
    ■ヤマトHD<9064>
    系列がホテルで免税化粧品受け取るサービスの実証開始
     
     


    26日のNYダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前週末比354ドル29セント高の2万4640ドル24セントで終えた。
     
    前週末23日のブラックフライデーからスタートした年末商戦が好調に推移しているとの期待感から、メーシーズなど大手小売り株が買われて相場をけん引した。
    26日はインターネット通販の特売が一斉に始まる「サイバーマンデー」で、ネット通販最大手アマゾン・ドット・コム株は大幅高となった。米調査会社アドビ・アナリティクスによると、今年のサイバーマンデーの売上高は前年比17.6%増の78億ドルと活況が予想されている。
     
    また、前週末に供給過剰懸念などを背景に7%超も急落したニューヨーク原油相場が26日は反発。株式市場では、エクソンモービルなどエネルギー株に買い戻しが入ったことも相場上昇を支えた。
     
    このほかにも市場心理の好転につながる材料が相次いだ。伊政府が2019年度予算案の財政赤字額の削減を検討していると伝わり、月末に予定される米中首脳会議で両国が折り合う姿勢を示すとの期待も浮上した。
     
    ただ、26日のダウの上昇は、先週の4営業日で1000ドル超も急落したことに対する自律反発にとどまるとされていた。市場では世界的な景気減速への懸念が高まる中、連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続し、金融環境を引き締め過ぎることへの警戒が高まっている。「パウエルFRBが28日の講演で来年の利上げペースを緩める方針を示せば、株価は本格的な反転のきっかけをつかめるとの声が出ていた。
     
    セクター別では食品・飲料・タバコを除いて全面高となり、特に自動車・自動車部品や小売の上昇が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、同142.869ポイント高の7081.853で終えた。クレディ・スイスのアナリストが投資判断を「買い」で始めた画像処理半導体のエヌビディアも大きく上昇した。
     
    個別では、年末商戦への期待からゲーム小売のゲームストップ(GME)、アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)、家電量販店のベストバイ(BBY)など小売各社が軒並み上昇した。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、大規模な人員削減や工場閉鎖計画を発表し上昇。薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、医療保険のエトナ(AET)の買収計画をNY当局が条件付きで承認し買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,640.24+354.29
    S&P500種
    2,673.45+40.89
    ナスダック
    7,081.853+142.869
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,222.40−0.80   
    NY原油(ドル/バレル)
    51.60+1.18
    円・ドル
    113.56 - 113.57+0.33
     

     

    【シカゴ日本株先物概況】

     
    シカゴ日経平均先物は大幅反発した。
    12月物は前週末比565円高の2万2045円で引け、26日の大取終値を215円上回った。米年末商戦の好調なスタートや原油相場の反発を手がかりに投資家心理が上向き、米株とともに買われた。
    円安も支援材料になり、12月物は一時2万2090円まで上げた。
    この日の12月物安値は2万1490円。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    22045 ( +215 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    22055 ( +225 )
    ( )は大阪取引所終値比
     

    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7036.00(+83.14)
    FTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに大幅に反発した。前週末の終値に比べ83.14ポイント高の7036.0で引けた。
    原油価格の反発でエネルギー関連株が買い戻されたほか、海外株高や英国の欧州連合(EU)離脱合意案の正式決定なども相場に追い風となった。
    指数構成銘柄全体の約7割が上昇。エネルギー関連株のほか、通信、金融株など幅広い銘柄が買われた。一方で、年末商戦の不振が伝えられ、流通株は軟調だった。
     
    個別銘柄では、アナリストが投資判断と株価目標をともに引き上げたエネルギー関連サービスのウッド・グループは7%超上昇した。携帯電話サービスのボーダフォン・グループも6%超上がった。通信のBTグループも1.5%高と堅調だった。欧州委員会がオランダの通信業界内の統合を承認する見通しとなった。これを受けて、その他の欧州諸国でも統合が進み競争の軽減が期待できるとして、欧州各国で通信関連株が買われた。保険株も高くなった。
     
    半面、高級衣料バーバリーは1.4%安、衣類小売ネクストも0.8%安、流通大手テスコは0.7%安と売られた。投資会社のメルローズ・インダストリーズは、予定されていた一部門の売却を棚上げする可能性があるとの報道を受けて下落した。外食デリバリーサービスのジャスト・イートと郵便大手のロイヤル・メールの値下がりも目立った。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11354.72(+162.03)
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前週末と比べて162.03ポイント高の11354.72だった。
    イタリア政府が2019年度予算案について財政赤字の目標を減らすことを検討していると伝わり、同国の財政懸念が後退し欧州各国の株式相場が上昇した。
     
    個別銘柄では、素材メーカーのコベストロとドイツ銀行、オンライン決済サービスのワイヤーカードが大幅高となった。
    一方で、アディダスとドイツ取引所は売られた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4994.98(+48.03)
    フランスの株価指数CAC40の終値が前週末に比べて1%近く上昇した。

     



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