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[7837]アールシーコア

[06月15日更新]

アールシーコアは年初来高値圏で堅調、収益底打ち期待で4%台の高配当利回りも評価
 アールシーコア<7837>(JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価は年初来高値圏で堅調に推移している。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。4%台の高配当利回りも評価材料だ。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では、目標数値(事業環境の変化や中計進捗遅れを勘案して契約棟数を1900棟から1600棟に修正)に、17年3月期の売上高(BESS以外も含む)180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。

 重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年3月期は営業拠点として香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設して、15年3月期末の契約販社数は27社、営業拠点数は全国43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)となった。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 ログハウス強化では14年11月に新世代ログハウスとして新商品「G−LOG」を発売した。またΩ戦略室で法人向け等の事業開発に着手した。

 カントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 15年3月期の配当性向は43.6%、ROEは14年3月期比5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円としている。

 配当予想は同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。予想配当性向は76.3%となる。なお利益配分についての基本方針は、DOE(純資産配当率)を重視した長期的視点での安定的配当を実施するとしている。15年3月期のDOEは4.5%で、16年3月期のDOEは4.7%となる見込みだ。

 利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。

 受注は回復基調である。15年3月期の契約(受注)高は同10.2%減の104億89百万円だったが、上期(4月〜9月)が同28.2%減の45億72百万円だったのに対して、下期(10月〜3月)は同11.5%増の59億17百万円だった。受注棟数で見ても通期は同10.4%減の907棟だったが、上期が同34.9%減の373棟だったのに対して、下期は同21.6%増の534棟だった。

 16年3月期の契約(受注)高は15年3月期比24.9%増の131億円(契約棟数は同293棟増加の1200棟)の計画としている。15年3月期の全国BESS展示場への新規来場者数は14年3月期比9%増の29千件と堅調に推移している。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 なお5月26日に三菱東京UFJ銀行をアレンジャーとする総額16億円のコミットメントライン契約を締結した。今後の積極的な事業拡大を支える運転資金の調達について、その機動性および効率性、ならびに中期的な財務の安定性を確保する。

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、1000円近辺でのモミ合い展開から上放れ、年初来高値圏で堅調に推移している。下値切り上げトレンドの形だ。16年3月期は減益予想だが、増収と増配予想を好感する動きのようだ。

 6月12日の終値1045円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.3%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなり、13週移動平均線を回復して上伸している。強基調を確認した形のようだ。16年3月期は減益予想だが収益底打ち期待で続伸展開だろう。4%台の高配当利回りも評価材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月20日更新]

アールシーコアは16年3月期の増収と増配予想を好感、4%台の配当利回りも評価

 アールシーコア[7837](JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売を展開している。株価はモミ合いから上放れの動きを強めている。5月14日発表の16年3月期予想は減益だが、増収と増配を好感する動きのようだ。4%台の予想配当利回りも評価材料であり、収益底打ち期待で戻り歩調の展開だろう。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門、連結子会社のBP社、および国内販社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、強みであるログハウスを主軸に据えたマーケティング・商品戦略、商品の納期短縮・コスト削減・価格競争力向上、営業拠点と営業員の拡充、営業スキル向上と営業力強化に向けたBESS営業(ホームナビゲーター)資格制度導入、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年2月には新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大した。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 5月14日に発表した前期(15年3月期)連結業績(カナダBFM社譲渡中止に伴って3月13日に純利益を減額修正)は、売上高が前々期比1.2%減の119億41百万円、営業利益が同24.5%減の6億77百万円、経常利益が同24.9%減の6億81百万円、純利益が同26.8%減の4億22百万円だった。

 配当予想は同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)とした。配当性向は43.6%となる。なおROEは同5.2ポイント低下して10.2%、自己資本比率は同2.8ポイント上昇して42.7%となった。

 消費増税の影響による新設住宅着工の低迷、円安に伴う資材高、職方不足に伴う職方工賃の上昇など厳しい事業環境が続き、ブランドロイヤリティ収入やキット販売収入が落ち込んで減収、売上総利益率の低下や販管費の増加で大幅減益だった。

 ただし全国BESS展示場への新規来場者数は同9%増の29千件と堅調に推移したようだ。契約(受注)高は同10.2%減の104億89百万円だったが、上期が前年同期比28.2%減だったのに対して、下期は同11.5%増に転じて回復基調となった。

 期末の契約販社数は27社、営業拠点数は43拠点(直営2拠点、BP社2拠点、販社39拠点)で、香川県高松市、千葉県柏市、新潟県新潟市、静岡県吉田町の4拠点を新設した。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、第4四半期(1月〜3月)29億39百万円で、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円、第4四半期1億45百万円だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は、売上高が前期比11.4%増の133億円、営業利益が同33.6%減の4億50百万円、経常利益が同36.9%減の4億30百万円、純利益が同38.4%減の2億60百万円、配当予想が同3円増配の年間45円(第2四半期末22円、期末23円)としている。

 利益面では中期成長に向けた諸施策への費用投下を積極的に行うため減益見込みだが、受注環境の改善や受注回復施策の効果で増収見込みとしている。契約(受注)高は同24.9%増の131億円(同293棟増加の1200棟)の計画だ。消費増税の影響一巡や雇用・所得環境の改善で受注は底打ちした可能性が高く、収益も底打ちが期待される。

 株主優待については3月に優待内容の改訂を発表した。毎年3月末・9月末時点で100株以上保有株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 なお5月14日に監査等委員会設置会社への移行を発表した。取締役会の監督機能を一層強化し、コーポレート・ガバナンスのさらなる充実を図るとしている。6月11日開催予定の第30回定時株主総会に付議する。

 株価の動きを見ると、1000円近辺でのモミ合い展開から上放れの動きを強め、下値切り上げトレンドの形となった。16年3月期は減益予想だが、増収と増配予想を好感する動きのようだ。

 5月19日の終値1024円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円98銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は4.4%近辺、そして前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS964円78銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると、上向きに転じた26週移動平均線がサポートラインとなり、一旦割り込んだ13週移動平均線を回復した。4%台の今期予想配当利回りも評価材料であり、収益底打ち期待で戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月06日更新]

アールシーコアは16年3月期の収益改善期待で戻り歩調

 ログハウス(丸太組み工法住宅)のアールシーコア[7837](JQS)の株価は、3月期末の配当権利落ちも影響して戻り高値圏1050円近辺から一旦反落したが、1000円台を大きく割り込むことなく下値切り上げの動きが継続している。16年3月期の収益改善期待で戻り歩調の展開だろう。なお5月14日に15年3月期の決算発表を予定している。

 自然材をふんだんに使った個性的な木の家であるログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売(国内直販部門と販社部門、および連結子会社のBP社)を展開し、東京・代官山「BESSスクエア」と神奈川県「BESS藤沢展示場」の直営展示場2拠点も運営している。

 中期経営計画では目標数値として、17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げ、重点戦略として「BESS」ブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。

 15年2月には新潟県と静岡県に新たな「BESS」展示場がオープンして全国43拠点に拡大したと発表している。さらに埼玉県、京都府、長野県にも新拠点開設を予定している。中期経営計画目標の50拠点に向けて着実にネットワーク拡大が進展しているようだ。

 なおカントリーログハウスのキット部材を製造販売するカナダの連結子会社BFM社の株式をカナダAAA社に譲渡する件(14年11月発表、1月30日に譲渡価格と譲渡日程の変更を発表、2月6日に譲渡日程の変更を発表)については、カナダAAA社において本件に係る資金調達に支障をきたしているため、3月13日に譲渡を一旦中止すると発表した。ただしファブレス化の選択で経営資源をマーケティングや商品開発に集中させる方針に変更はなく、今後は他の譲渡候補先も視野に入れてカナダAAA社との交渉も継続するとしている。

 前期(15年3月期)の連結業績見通しは、カナダBFM社譲渡中止に伴って3月13日に純利益を60百万円減額修正して、売上高が前々期比0.1%増の121億円、営業利益が同27.6%減の6億50百万円、経常利益が同28.4%減の6億50百万円、純利益が同32.3%減の4億50百万円としている。配当予想(5月15日公表)は同2円増配の年間42円(第2四半期末20円、期末22円)としている。

 第3四半期累計(4〜12月)は前年同期比4.5%増収、同9.3%営業増益、同8.6%経常増益、同13.8%最終増益だった。通期見通しに対する進捗率は売上高74.4%、営業利益81.9%、経常利益82.5%、純利益77.8%と高水準だったが、利益面では営業員採用・教育のための戦略的費用支出がずれ込んだためとしている。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)28億11百万円、第2四半期(7月〜9月)32億75百万円、第3四半期(10月〜12月)29億16百万円、営業利益は第1四半期1億14百万円、第2四半2億23百万円、第3四半期1億95百万円である。

 また第3四半期累計の契約高は70億14百万円で前年同期比13.7%減少したが、第2四半期累計(4〜9月)が同28.2%減少だったのに対して、第3四半期(10〜12月)は同38.6%増加と大幅に改善した。第3四半期累計の全国BESS展示場への新規来場者数は同11%増の2万1828件と増加基調である。消費増税の反動影響が一巡して受注は底打ちした可能性が高く、今期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 なお株主優待について3月13日に改訂を発表した。改訂後は毎年9月30日または3月31日時点の株主に対して、保有株数に応じて「BESS指定工事請負契約にかかる優待割引」「フェザント山中湖タイムシェア・別荘オーナー制度・メンバー制度の優待割引」「フェザント山中湖宿泊利用割引・サービス利用割引」「BESSオリジナル外部用防腐スプレー販売割引」などの優待券を贈呈する。15年3月末から適用した。

 株価の動きを見ると、3月期末の配当権利落ちも影響する形で戻り高値圏の1050円近辺から一旦反落したが、1000円台を大きく割り込むことなく下値切り上げの動きが継続している。16年3月期の収益改善を期待する流れだろう。

 4月3日の終値1005円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS89円10銭で算出)は11〜12倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間42円で算出)は4.2%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS921円87銭で算出)は1.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る動きだ。サポートラインを確認した形であり、消費増税の反動影響一巡、16年3月期の収益改善期待で戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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