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[7811]中本パックス

[11月13日更新]

中本パックスは反発の動き、20年2月期増益予想

 中本パックス<7811>(東1)はグラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成形加工も展開している。収益力向上と全天候型の安定経営を目指している。20年2月期増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。基調転換して出直りを期待したい。

■グラビア印刷が主力

 グラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成型加工も展開している。食品包装分野を主力として、全天候型経営による収益拡大・安定成長を推進している。

 19年2月期用途分類別売上構成比は食品(弁当・惣菜等の容器およびトレー、乳製品・菓子・豆腐・ハム・ソーセージ等の食品包装)69%、IT・工業材(PC、スマホ、自動車内装材)14%、生活資材(布団の圧縮袋等日用品)10%、医療・医薬(医薬品の外装袋・個包装、湿布等のセパレートフィルム)4%、建材(家具、ふすま紙、壁紙)2%、その他1%で、売上総利益構成比は食品50%、IT・工業材22%、生活資材17%、医療・医薬6%、建材3%、その他2%だった。

 高度な技術力をベースとして、グラビア印刷では競合の少ない厚み領域や多用途での展開、コーティング加工では幅広いニーズに迅速かつ柔軟に対応可能な体制構築、ラミネート加工では様々な用途・ニーズへの対応を強化している。また自社開発Nブランド製品の用途拡大・拡販も推進し、Nブランド製品の売上高の中長期目標を50億円としている。

■20年2月期増益予想

 20年2月期の連結業績予想は売上高が19年2月期比6.6%増の362億円、営業利益が8.2%増の17億80百万円、経常利益が9.8%増の18億50百万円、純利益が9.8%増の12億70百万円としている。配当予想は19年2月期と同額の56円(第2四半期末28円、期末28円)である。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.3%増の171億97百万円、営業利益が14.4%減の7億61百万円、経常利益が13.9%減の7億94百万円、純利益が7.9%減の5億54百万円だった。

 分野別の売上増減率および売上総利益増減率は、食品が0.1%増収で0.1%減益、IT・工業材が15.6%減収で24.1%減益、医療・医薬が2.4%増収で12.1%減益、建材が87.4%増収で28.7%増益、生活資材が2.3%減収で18.3%増益、その他が77.5%増収で10.7%増益だった。

 主力の食品分野はNブランドによる新規案件獲得も寄与して堅調だが、IT・工業材分野がスマホ・電子部品関連の低迷や顧客側の在庫調整などで低調だった。医療・医薬分野も価格下落で減益だった。建材分野は機能性建材の新規案件立ち上がり、生活資材分野は利益率の高い製品の増加で増益だった。その他では食品メーカー向けに包装機が採用された。

 第2四半期累計の進捗率は売上高47.5%、営業利益42.8%とやや低水準の形だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■中期的に経常利益25億円目指す

 中期経営目標値として売上高500億円、経常利益25億円を掲げている。株主還元については必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を実施する方針としている。

 重点戦略としては、収益力向上と全天候型の安定経営、環境経営の推進とNブランド製品の拡販、エンジニアリング部新設(19年3月)による事業強化とスピードアップ、チャイナプラスワンおよび北米市場での販売強化による海外事業の拡大、M&Aの積極活用、基幹システム刷新(20年9月目標)による省力化・コストダウン・効率化の推進を掲げている。

 19年9月には、自動車産業のグローバルなサプライチェーンへの対応と、海外売上比率の向上を図るため、ベトナムに子会社を設立する検討を開始すると発表した。環境対応の高付加価値製品の拡大などで、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は反発の動きを強めている。基調転換して出直りを期待したい。11月12日の終値は1516円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS155円40銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想56円で算出)は約3.7%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1425円81銭で算出)は約1.1倍、時価総額は約124億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月25日更新]

中本パックスは調整一巡、20年2月期2Q累計減益だが通期増益予想

 中本パックス<7811>(東1)はグラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成形加工も展開している。収益力向上と全天候型の安定経営を目指している。20年2月期増益予想である。第2四半期累計は減益だったが、下期の挽回を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■グラビア印刷が主力

 グラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成型加工も展開している。食品包装分野を主力として、全天候型経営による収益拡大・安定成長を推進している。

 19年2月期用途分類別売上構成比は食品(弁当・惣菜等の容器およびトレー、乳製品・菓子・豆腐・ハム・ソーセージ等の食品包装)69%、IT・工業材(PC、スマホ、自動車内装材)14%、生活資材(布団の圧縮袋等日用品)10%、医療・医薬(医薬品の外装袋・個包装、湿布等のセパレートフィルム)4%、建材(家具、ふすま紙、壁紙)2%、その他1%で、売上総利益構成比は食品50%、IT・工業材22%、生活資材17%、医療・医薬6%、建材3%、その他2%だった。

 高度な技術力をベースとして、グラビア印刷では競合の少ない厚み領域や多用途での展開、コーティング加工では幅広いニーズに迅速かつ柔軟に対応可能な体制構築、ラミネート加工では様々な用途・ニーズへの対応を強化している。また自社開発Nブランド製品の用途拡大・拡販も推進し、Nブランド製品の売上高の中長期目標を50億円としている。

■20年2月期増収増益予想

 20年2月期の連結業績予想は売上高が19年2月期比6.6%増の362億円、営業利益が8.2%増の17億80百万円、経常利益が9.8%増の18億50百万円、純利益が9.8%増の12億70百万円としている。配当予想は19年2月期と同額の年間56円(第2四半期末28円、期末28円)としている。予想配当性向は36.0%となる。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比0.3%増の171億97百万円、営業利益が14.4%減の7億61百万円、経常利益が13.9%減の7億94百万円、純利益が7.9%減の5億54百万円だった。

 分野別の売上増減率および売上総利益増減率は、食品が0.1%増収で0.1%減益、IT・工業材が15.6%減収で24.1%減益、医療・医薬が2.4%増収で12.1%減益、建材が87.4%増収で28.7%増益、生活資材が2.3%減収で18.3%増益、その他が77.5%増収で10.7%増益だった。

 主力の食品分野はNブランドによる新規案件獲得も寄与して堅調だが、IT・工業材分野がスマホ・電子部品関連の低迷や顧客側の在庫調整などで低調だった。医療・医薬分野も価格下落で減益だった。建材分野は機能性建材の新規案件立ち上がり、生活資材分野は利益率の高い製品の増加で増益だった。その他では食品メーカー向けに包装機が採用された。

 第2四半期累計の進捗率は売上高47.5%、営業利益42.8%だった。下期の挽回を期待したい。

■中期的に経常利益25億円目指す

 中期経営目標値として売上高500億円、経常利益25億円を掲げている。株主還元については必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を実施する方針としている。

 重点戦略としては、収益力向上と全天候型の安定経営、環境経営の推進とNブランド製品の拡販、エンジニアリング部新設(19年3月)による事業強化とスピードアップ、チャイナプラスワンおよび北米市場での販売強化による海外事業の拡大、M&Aの積極活用、基幹システム刷新(20年9月目標)による省力化・コストダウン・効率化の推進を掲げている。

 19年9月には、自動車産業のグローバルなサプライチェーンへの対応と、海外売上比率の向上を図るため、ベトナムに子会社を設立する検討を開始すると発表した。環境対応の高付加価値製品の拡大などで、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は調整一巡

 株価は反発力が鈍く安値圏だが、調整一巡して出直りを期待したい。10月24日の終値は1419円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS155円40銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間56円で算出)は約3.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1425円81銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約116億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月27日更新]

中本パックスは反発の動き、20年2月期増収増益予想

 中本パックス<7811>(東1)はグラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成形加工も展開している。収益力向上と全天候型の安定経営を目指している。20年2月期増収増益予想である。環境対応の高付加価値製品の拡大などで、中期的にも収益拡大を期待したい。株価は反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。

■グラビア印刷が主力

 グラビア印刷を主力として、コーティング加工、ラミネート加工、成型加工も展開している。食品包装分野を主力として、全天候型経営による収益拡大・安定成長を推進している。

 19年2月期用途分類別売上構成比は食品(弁当・惣菜等の容器およびトレー、乳製品・菓子・豆腐・ハム・ソーセージ等の食品包装)69%、IT・工業材(PC、スマホ、自動車内装材)14%、生活資材(布団の圧縮袋等日用品)10%、医療・医薬(医薬品の外装袋・個包装、湿布等のセパレートフィルム)4%、建材(家具、ふすま紙、壁紙)2%、その他1%で、売上総利益構成比は食品50%、IT・工業材22%、生活資材17%、医療・医薬6%、建材3%、その他2%だった。

 高度な技術力をベースとして、グラビア印刷では競合の少ない厚み領域や多用途での展開、コーティング加工では幅広いニーズに迅速かつ柔軟に対応可能な体制構築、ラミネート加工では様々な用途・ニーズへの対応を強化している。また自社開発Nブランド製品の用途拡大・拡販も推進し、Nブランド製品の売上高の中長期目標を50億円としている。

■20年2月期増収増益予想

 20年2月期の連結業績予想は売上高が19年2月期比6.6%増の362億円、営業利益が8.2%増の17億80百万円、経常利益が9.8%増の18億50百万円、純利益が9.8%増の12億70百万円としている。配当予想は19年2月期と同額の年間56円(第2四半期末28円、期末28円)としている。予想配当性向は36.0%となる。

 第1四半期は、売上高が前年同期比1.1%増の86億16百万円で、営業利益が3.0%減の4億26百万円、経常利益が1.0%増の4億71百万円、そして純利益が8.7%増の3億25百万円だった。主力の食品分野は需要が堅調で不採算アイテムの生産性改善も寄与したが、IT・工業材が前年のモバイル関連大型案件の終了や世界的なスマホ市場の低迷による顧客側の在庫調整などで低調に推移し、全体として売上高が微増にとどまり、営業微減益だった。

 分野別の売上増減および売上総利益増減率は、食品が3.3%増収で11.1%増益、IT・工業材が19.5%減収で26.4%減益、医療・医薬が7.8%減収で25.8%減益、建材が2.0倍増収で29.9%増益、生活資材が2.5%減収で21.1%増益、その他が19.0%増収で21.2%増益だった。

 第1四半期は営業微減益だが、進捗率は売上高23.8%、営業利益23.9%と概ね順調だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■中期的に経常利益25億円目指す

 中期経営目標値として売上高500億円、経常利益25億円を掲げている。株主還元については必要な内部留保を確保しつつ、安定配当を実施する方針としている。

 重点戦略としては、収益力向上と全天候型の安定経営、環境経営の推進とNブランド製品の拡販、エンジニアリング部新設(19年3月)による事業強化とスピードアップ、チャイナプラスワンおよび北米市場での販売強化による海外事業の拡大、M&Aの積極活用、基幹システム刷新(20年9月目標)による省力化・コストダウン・効率化の推進を掲げている。

 なお9月13日には、自動車産業のグローバルなサプライチェーンへの対応と、海外売上比率の向上を図るため、ベトナムに子会社を設立する検討を開始すると発表している。

 環境対応の高付加価値製品の拡大などで、中期的にも収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は安値圏だが、反発の動きを強めている。調整一巡して出直りを期待したい。9月26日の終値は1458円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS155円40銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間56円で算出)は約3.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1425円81銭で算出)は約1.0倍、時価総額は約119億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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