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[4662]フォーカスシステムズ

[3月18日更新]

フォーカスシステムズはマイナンバー制度関連物色で動意、収益改善基調も評価

 システム構築・運用のフォーカスシステムズ[4662](JQS)の株価が動意づいている。17日は前日比104円(11.20%)高の1033円まで急伸する場面があった。マイナンバー制度関連を物色する流れに乗った可能性がありそうだ。収益改善基調も評価して1月の戻り高値1080円、さらに14年10月高値1210円を目指す展開だろう。

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。民間関連事業では関東圏・近畿圏に加えて、東海圏にも拠点展開して営業を強化している。

 顧客別に見るとNTTデータ<9613>関連、および日本IBM関連を主力として、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)<4739>関連、沖電気<6703>関連、ソフトバンク<9984>関連が続いている。

 今期(15年3月期)の業績(非連結)見通し(5月8日公表)は、売上高が前期比2.5%増の145億円、営業利益が同1.4%増の9億円、経常利益が同横ばいの8億50百万円、純利益が同9.7%増の5億円、配当予想が前期と同額の年間20円(期末一括)としている。

 今後の事業展開を睨んで技術者の採用・育成などへ積極投資するため、今期の営業利益は微増の見通しとしている。ただし需要面で見ると、公共関連事業は政府発信の「世界最先端IT国家創造宣言」関連、民間関連事業は企業のITインフラ投資関連、セキュリティ機器関連事業は官公庁のサイバー犯罪対策関連を中心として高水準に推移する見通しだ。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比8.7%増収、同11.2%営業増益、同7.2%経常増益、同25.0%最終増益と好調に推移した。公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業とも順調に推移し、特に公共関連事業は前期第4四半期(14年1月〜3月)以降の回復傾向が顕著なようだ。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)35億83百万円、第2四半期(7月〜9月)37億03百万円、第3四半期(10月〜12月)35億90百万円で、営業利益は第1四半期99百万円、第2四半期1億96百万円、第3四半期2億40百万円である。営業損益の改善基調を鮮明にしている。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高75.0%、営業利益59.5%、経常利益58.4%、純利益62.6%で利益進捗率がやや低水準だが、第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い公共関連事業が増加基調であることなどを考慮すれば順調な水準だろう。通期ベースでも収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、概ね900円近辺でモミ合う展開だったが、3月16日に終値で前日比29円(3.23%)高と動意付き、17日は前日比104円(11.20%)高の1033円まで急伸する場面があった。NTTデータを主要顧客としているため、マイナンバー制度関連を物色する流れに乗った可能性がありそうだ。

 3月17日の終値980円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS72円22銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS726円46銭で算出)は1.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸した。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートライン確認の形となった。短期調整が一巡し、収益改善基調も評価して1月の戻り高値1080円、さらに14年10月高値1210円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月17日更新]

フォーカスシステムズは調整一巡感、収益改善基調や3月期末一括で2%台の配当利回りを評価して切り返し

 システム構築・運用のフォーカスシステムズ[4662](JQS)は2月6日に第3四半期累計(4月〜12月)業績を発表した。株価の反応は限定的だったが、1月20日の戻り高値1080円から反落後の調整に一巡感を強めている。今期(15年3月期)増収営業増益見通しや収益改善基調を評価して切り返し局面だろう。3月期末一括で2%台の配当利回りも評価材料だ。

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。顧客別に見るとNTTデータ<9613>関連、日本IBM関連を主力として、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)<4739>関連、沖電気<6703>関連、ソフトバンク<9984>関連も主要顧客である。民間関連事業では関東圏・近畿圏に加えて東海圏にも拠点展開して営業を強化している。

 アライアンス戦略も推進している。14年6月に三菱電機インフォーメーションシステムズと共同で電子透かし製品の販売促進活動を行うと発表し、14年7月には内田洋行<8057>が開発した統合型ERPパッケージ「スーパーカクテルイノーヴァ」の販売代理店契約を締結した。

 2月6日に発表した今期(15年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比8.7%増の108億76百万円、営業利益が同11.2%増の5億35百万円、経常利益が同7.2%増の4億96百万円、純利益が同25.0%増の3億13百万円だった。

 公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業とも概ね順調に推移したようだ。特に公共関連事業においては、前期第4四半期(14年1月〜3月期)以降の回復傾向が顕著なようだ。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)35億83百万円、第2四半期(7月〜9月)37億03百万円、第3四半期(10月〜12月)35億90百万円、営業利益は第1四半期99百万円、第2四半期1億96百万円、第3四半期2億40百万円だった。営業損益は改善基調だ。

 通期の業績(非連結)見通しは前回予想(5月8日公表)を据え置いて、売上高が前期比2.5%増の145億円、営業利益が同1.4%増の9億円、経常利益が同横ばいの8億50百万円、純利益が同9.7%増の5億円、配当予想が前期と同額の年間20円(期末一括)としている。

 今後の事業展開を睨んで技術者の採用・育成などへ積極投資するため、今期の営業利益は微増の見通しとしている。ただし需要面で見ると、公共関連事業は政府発信の「世界最先端IT国家創造宣言」関連、民間関連事業は企業のITインフラ投資関連、セキュリティ機器関連事業は官公庁のサイバー犯罪対策関連を中心として高水準に推移する。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高75.0%、営業利益59.5%、経常利益58.4%、純利益62.6%で利益進捗率がやや低水準だが、第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い公共関連事業が増加基調であることなどを考慮すれば順調な水準だろう。営業損益は改善基調であり、通期ベースでも収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、1月20日の戻り高値1080円から反落したが、大きく下押す動きは見られず、概ね900円近辺で推移して調整一巡感を強めている。2月6日発表の第3四半期累計業績に対する反応は限定的だった。

 2月16日の終値909円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS72円22銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS726円46銭で算出)は1.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると、サポートラインの26週移動平均線が接近して再動意のタイミングのようだ。短期調整が一巡した形であり、今期増収営業増益見通しや収益改善基調を評価して切り返し局面だろう。3月期末一括で2%台の配当利回りも評価材料だ。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月9日更新]

フォーカスシステムズの第3四半期発表後、株価は下げるが、業績は増収増益と計画通りのペースで推移

 フォーカスシステムズ[4662](JQS)は、6日の場中に今期15年3月期第3四半期業績を発表した。業績は増収増益であったものの、株価は前日比35円安の903円で引けた。下げた要因の一つは、進捗率が低かったことが挙げられる。しかし、同社の場合は、年度末にプロジェクトが完了する例が多いことから、売られ過ぎの感が強い。

 第3四半期累計期間の業績は、売上高108億76百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益5億35百万円(同11.2%増)、経常利益4億96百万円(同7.2%増)、純利益3億13百万円(同25.0%増)であった。

 同社の事業は、公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ機器関連事業の3事業に分けられる。経営戦略として、それぞれで異なる事業環境・得意分野を念頭に、組織間の連携強化、成長分野・商材・部門への資源の優先投下、環境変化への対応、そして人材育成と営業活動の強化に努めている。

 業績に関しては、全てのセグメントにおいて、計画通り順調に推移しているが、特に「公共関連事業」においては、前年第4四半期より回復傾向が顕著となり、売上・利益とも伸びている。

 今期15年3月期通期業績予想は、売上高145億円(同2.5%増)、営業利益9億円(同1.4%増)、経常利益8億50百万円(同0.0%増)、純利益5億円(同9.7%増)を見込んでいる。

 アベノミクスの影響もあり、企業がIT投資に積極的になってきていることで、一次の業績不振から脱し、収益の回復が継続している。また、株価も上昇トレンドに乗り、昨年9月29日には一時4桁を回復した。6日の株価903円は、指標面で見ると予想PER12.5倍、配当利回り2.2%、PBR(実績)1.04倍となっている。

 週足チャートを見ると、26週移動平均線を突破し、上伸していることから、好業績を支援に最高値1210円を意識した動きが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)

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