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「立ち食い形式の飲食店」が熱い!ブームが拡大
近年、立ち食い形式の飲食店が増加している。

立ち食いそば屋や立ち飲み屋は一般的になっているが、そばや酒以外のメニューをメインにした立ち食い飲食店がブームになっている。

昔から仕事後の軽く一杯、安くて美味しい庶民の味方、それは「立ち飲み」!
気軽に行けるところが人気、最近は様々なニーズに応えて、いろいろなタイプのお店が増えている。「立ち食い・立ち飲み業態」に熱い視線が集まっている。

株式市場でも、立ち食い・立ち飲み関連銘柄の株価は絶好調で上昇基調を続けている企業がある。

特に注目されるのが2013年末に1号店を銀座に出して以来、首都圏を中心に急速に出店を進め、2016年末で115店を展開するまでに急成長した立ち食いレストラン「いきなり!ステーキ」で急拡大しているペッパーフードサービス <3053> 。
同社は、低価格のステーキ店を展開、「ペッパーランチ」や「いきなり!ステーキ」を積極出店し、業績は急拡大。

ペッパーランチの人気はとどまることを知らず、既存店売り上げが前月(7月)まで57カ月連続で前年実績を上回るという破竹の快進撃を続けている。
8月21日までに10連騰を記録。上昇率は約66%に達した。

チャート出典:ストックウエザー株式会社

数多くの外食企業が米国へ進出する中で、ステーキの本場ニューヨークへの出店は(ステーキ業態の)日本企業として初めてとのこと。

米国産の肉を使っているので関税や物流費もかからない。すでに2号店、3号店の場所も決めてあり、2017年内に10店舗を出したい。3年後、ナスダックに上場するというのが第一のゴールと勢いが止まらない。

また、「ちょい飲み」「サクッと飲み」とかという言葉を良く耳にする。
ちょっとおしゃれなスタンド??的な飲み屋を見かけることが多く、気軽にちょい飲みができるところが増えている。

ラーメンチェーン「日高屋」を展開するハイデイ日高<7611>の新業態の「焼鳥日高」。

まさにサラリーマンの立ち飲みオアシスで、サクッと飲み食いできる”ちょっと一杯”の居酒屋で、年配者にすれば昭和の懐かしさすら感じるアフター5の象徴だろう。

6月度の売上も既存店売上高が前年同月比2.1%増となり、4カ月連続で前年実績を上回っている。株価も連日の年初来高値更新となっている。
ブームが加速する理由は、運営企業にとっては新たな顧客獲得ができ、アルコールという利益率の高い商品を入れられるという点が大きいだろう。
これによって売上・利益が上昇する。また大きな設備投資の必要がないため、利益率も向上していると考えられる。

さらに今、ちょい飲みコンビニが凄い。
コンビニのミニストップ<9946>が経営しだした 新業態「cisca(シスカ)」は、昼間はカフェ、夜はバルのようにアルコールを提供している。

画像:ミニストップ リリース資料より

店内で購入した商品は、イートインスペースでつまみや軽食として利用できる。コンビニといっても、イメージと大きく異なる。
発芽玄米を使ったおにぎりなど、女性好みの健康志向の商品を強化している。
新時代のニーズに的確に対応したコンビニの形だといえるだろう。

消費側にとっては、短い時間・好きな量で楽しめ、飲み会を終わらせることができる。そして居酒屋と比べてお財布にもやさしい。
これだけ成功例があれば、まだまだ立ち食い形式の飲食店が増えると考えられ、伸びしろのある業態だと言えよう。

立ち食い飲食店は、単に低価格なだけではなく、「低価格でおいしい」というイメージが広まりつつあり、近い将来、ファストフード業界を席巻することになるかもしれない。


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