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【社会問題】なぜ過労死は起こるのか。
広告大手代理店に勤めていた新入社員の方が、過労を苦に自死したニュースが報じられています。
原因は長時間の過重労働が原因だったとして労災が認められたことが明らかになりました。
労災事故は後を絶たない現状です。

私も、サラリーマンをしていたときに、過労死するのじゃないか?と思ったときがありました。

過労死等が多発し大きな社会問題となっていることで過労死等防止対策推進法が平成26年11月に施行された。
にもかかわらず、なぜ過労死や過労自殺は減る兆しを見せないのでしょうか。
厚生労働省の平成27年度の脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況は、請求件数795件(うち死亡283件)のうち労災の支給決定件数は251件(うち死亡96件)でした。
業種別の請求件数は、「運輸業、郵便業(道路貨物運送業)」が133件と最も多く、ついで「建設業(総合工事業)」が48件、「サービス業(その他)」が45件と続いた。

職種別で見ても「輸送・機械運転従事者(自動車運転従事者)」が153件と最も多く、2番目に多い「販売従事者(営業職業従事者)」の54件に大きく差をつけています。

過労死とは、
厳密な法律上または医学上の定義があるわけではありません。

「働き過ぎが原因となって引き起こされる死」なのです。

周囲からの暗黙の強制などにより長時間の残業や休日なしの勤務を強いられる結果、精神的・肉体的負担で、労働者が脳溢血、心臓麻痺などで突然死することや、過労が原因で自殺すること(いわゆる過労自殺)などであると言えます。

なぜ過労死は起こるのでしょうか
過酷な労働が続き疲労が蓄積されると、睡眠等では回復できなくなります。
この、通通常の休息では回復されない蓄積された疲労が『過労』です。
疲れることが問題なのではなく、疲れがとれない、蓄積していくことが問題です。
集中力・注意力が欠けて単純ミスが多くなったり、ささいなことでイライラするようになります。慢性化されていくと、精神的にも問題が出てくるようになり、日常生活を送るのが困難になってしまうのです。

過労で亡くなる死因
●心筋梗塞
●自殺
●脳出血
●くも膜下出血
●急性心不全

過労死ラインをご存知だろうか?
過労死ラインとは、
働き過ぎにより健康障害が生じて、労働災害と認定の因果関係の判断できるかどうかのために設けてある、時間外労働時間の目安となる時間です。

健康障害が発症する前の2カ月間あるいは6カ月間において、1カ月あたりおよそ80時間を超える時間外労働をしているものを指します。

あるいは発症前1カ月前およそ100時間を超える時間外労働が認められる場合もこれに当たります。時間外労働時間が長くなるにつれて、健康障害や過労死の可能性が高まることが知られています。

※これは、あくまで目安であって絶対的なものではありません。過労死ラインを超えていないと、健康障害が労働災害と認められないわけではありません。
厚労省が2015年12月から2016年1月にかけて10154社に調査し、1743社が回答。
従業員が1000人を超える会社に関しては、50%以上で「過労死ライン」を超えて残業をした従業員がいるとの回答結果だった。

こういった長時間労働で限界を超えた状態で仕事をし続けることで過労死は引き起こされてしまいます。
ノルマを与えて休みなく働かせる「ブラック企業」が問題になっていますが、実は、長時間労働は、そうした一部の企業の問題ではなく、日本の企業が共通して抱えている課題です。
国の調査やコントロールは、まだまだ企業に行き届いていないのが状況でしょう。
企業は、残業時間を削減し、有給休暇の取得を促進しましょう。
まずは、社員の心身への負荷を減らすことが大事ですね!

疲れたなと自分で気がついた時点で、まずは休養を取らなければなりません。
疲労の回復方法は早期段階でまずしっかり休むことが大切です。

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