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【意外と知らない】消費期限と賞味期限

大手百貨店が「食品もったいないセール」、激安ショッピングの通販サイトなどで賞味期限が迫る商品を格安で販売し人気になっています。
品質や味に変わりはないのに様々な理由で、行き場がない、正規では販売できないなどの理由多くの食べ物が捨てられています。
“食品ロス”を減らそうと賞味期限間近だけど、まだまだ美味しく食べられる商品を衝撃の価格で販売しているのです。

日本の商慣習に「3分の1ルール」なるものがあります。
まだ食べられるのに、売れ残りや期限切れ、食べ残しなどで捨てられてしまう「食品ロス」。日本では年間約500〜800万トンに上るといわれ、近年社会問題となっています。

農林水産省:平成25年9月 食品ロス削減に向けて資料より

3分の1ルール
食品流通業界の商慣習で、食品の製造日から賞味期限までを3分割し、「納入期限は、製造日から3分の1の時点まで」「販売期限は、賞味期限の3分の2の時点まで」を限度とするもの。

例えば賞味期限が6カ月である場合、2カ月以内の納品、4カ月以内の販売が暗黙の了解として求められる。この「納品期限」「販売期限」を過ぎた商品の多くは賞味期限前に廃棄される。この「3分の1ルール」が、食品ロスを生み出す大きな原因となっています。

ご存知ですよね!
消費期限と賞味期限の違いは?
「消費期限」と「賞味期限」は食品によって使いわけられています。それぞれの意味を紹介します。

農林水産省HP:「食品の期限表示について」より

消費期限って?
お弁当や洋生菓子など長くは保存がきかない食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、食べても安全な期限を示しています。消費期限内に食べるようにしましょう。


賞味期限って?
ハム・ソーセージやスナック菓子、缶詰など冷蔵や常温で保存がきく食品に表示してあります。
開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限を示しています。賞味期限内においしく食べましょう。ただし、賞味期限を過ぎても食べられなくなるとは限りません。


こんなことにも気をつけましょう!
一度開封したものは、表示されている期限にかかわらず早めに食べるようにしましょう。表示されている期限は、開封後も保証されているわけではありません。
保存方法が書いてない食品は、常温で保存できます。直射日光のあたらない、湿気の少ない場所で保存しましょう。

参照元:農林水産省/消費期限と賞味期限の違いは?より

食品を常温で保存する場合の「常温」とは何度でしょうか?
食品の保存方法として、【保存温度】というのは重要な要素の一つです。
一般的に保存温度を低く設定するほど賞味期限は長くなるのですが、「常温で保存」と表示されている商品もあります。
では、この「常温」とは具体的にどの程度の温度なのかご存知ですか?
『15℃から25℃』のことを指します。
一般的にこの範囲の温度が食品を常温で保存するときの目安となっています。

消費期限又は賞味期限は、誰が決めているのでしょう
消費期限又は賞味期限の設定は、食品等の特性、品質変化の要因や原材料の衛生状態、製造・加工時の衛生管理の状態、容器包装の形態、保存状態等の諸要素を勘案し、科学的、合理的に行う必要があります。

このため、その食品等を一番よく知っている者、すなわち、原則として、
・輸入食品等以外の食品等にあっては製造業者、加工業者又は販売業者が、
・輸入食品等にあっては輸入業者(以下、製造業者、加工業者、販売業者及び輸入業者をあわせて「製造業者等」という。)が責任を持って期限表示を設定し、表示することとなります。

なお、消費期限又は賞味期限の表示に限らず、食品等への表示は、これらの製造業者等が行うものです。したがって、各製造業者等においては、設定する期限について自ら責任を持っていることを認識する必要があります。

出典:消費者庁ウェブサイト 加工食品の表示に関する共通Q&A(第2集:消費期限又は賞味期限について)
http://www.caa.go.jp/foods/qa/kyoutsuu02_qa.html#a06


食品ロスをなくす為に、
皆さん、まず無駄に食材や保存品を買わないこと!ではないでしょうか
必要なものを必要なだけ買うようにしましょう。
また、賞味・消費期限、残り期限がどれだけということよりも、商習慣の中で、捨てることが当たり前になってきてしまっているのでしょう。

是非、家庭内で食べきりましょう!!

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