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【大引け概況】
14日の日経平均株価は小幅ながら3営業日ぶりに反落し、前日比4円77銭安の2万1139円71銭で終えた。
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米株高を好感した買いが先行したが、利益確定売りも出て、方向感が定まらなかった。
 
朝方は米国株高や円安を好感した買いが先行し、日経平均株価が前日終値を90円超上回る場面があった。しかし、前日まで急上昇した反動で利益確定売りも多く、次第に上値が重くなった。昼休みに発表された中国の貿易統計は好調な内容だったが、市場の反応は限定的。午後も、日経平均は前場の値幅内でのもみ合いに終始した。
海外勢などから株価指数先物に戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが出た。
電気機器やゴム製品株などの値下がりが目立った。
 
市場では「戻り待ちの売りに押される格好となったが、2日間の上げ幅からすれば小幅にとどまった。好地合いのなか、売り物を消化しながら昨年12月初旬にもみ合いとなった2万1300円程度まで上値を試す場面もありそう」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は小幅に3日続伸。終値は前日比3.58ポイント高の1万4125.43だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、0.48ポイント高の1589.81で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2598億円。売買高は13億4517万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は999、値上がりは1050、変わらずは78だった。
 
業種別株価指数(33業種)では鉱業、ゴム製品、サービス業の下落が目立った。上昇は石油・石炭製品、パルプ・紙、建設業など。
 
個別では、ソニーが堅調、オリンパスやダイキン、ホンダ、SMCもしっかり。武田薬品工業、ファーストリテイリングも買いが優勢だった。アトラエ、ダブルスタンダード、じげんが値幅制限いっぱいに買われたほか、ルックホールディングスが活況高。東亜建設工業が値を飛ばし、KHネオケムも大幅高。オプトラン、新川なども値を飛ばした。
 
半面、村田製作所、ファナック、TDK、安川電が軟調、リクルートホールディングスも値を下げた。花王も冴えない。キャリアインデックスが一時ストップ安に売られ、アルバック、トレックス・セミコンダクターも急落。大商いをこなしたレオパレス21も株価は下値模索が続いている。石原産業も売られた。
 
東証2部株価指数は前日比1.17ポイント安の6617.89ポイントと反落した。
出来高4934万株。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は201となった。
 
個別ではJトラスト、コーア商事ホールディングスが昨年来安値を更新。イワキ、アイスタディ、ニーズウェル、RVH、フジマックが売られた。
 
一方、パルステック工業がストップ高。デュアルタップは一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックなど2銘柄は昨年来高値を更新。岡本工作機械製作所、アマテイ、カワセコンピュータサプライ、Abalance、クリヤマホールディングスが買われた。