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【大引け概況】
10日の日経平均株価は4日続伸し、前日比57円00銭高の2万9562円93銭で終えた。1990年8月2日以来、約30年半ぶりの高値となった。
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前日の米国株市場で主要株価指数が高安まちまちとなったことを受け、朝方はリスク回避の売りが優勢のなか始まった。
しかし、下値では海外投資家とみられる大口の資金が主力銘柄を拾い、全体相場も頑強な値動きを示した。取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場が堅調な値動きを示したことも安心感を誘った。国内企業の決算発表では増額修正銘柄などを買う動きが活発。特にきょう取引時間中の決算発表で注目を浴びたトヨタ自動車は今3月期の業績予想を上方修正し、株価も一時250円を超える上昇をみせるなど全体指数に貢献した。日経平均は最終盤に買いが入り高値引けとなった。
 
2020年4〜12月期の決算発表で製造業を中心とした国内企業の業績改善が顕著になるなか、新型コロナウイルスのワクチン接種開始による経済活動の活性化、財政政策を支えに業績の先行きにも楽観的な見方が広がった。
 
日本国内でもいよいよ新型コロナのワクチン接種が始まろうとしている。米国株と比べると全体的にまだ出遅れているとされる日本株の見直しにつながるとみる向きもある。日本は明日祝日で休場となるが、一段の上昇に備える投資家は少なくなかったようだ。
 
JPX日経インデックス400は4日続伸。終値は前日比40.22ポイント高の1万7451.13と、連日で上場来高値を更新した。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、5.28ポイント高の1930.82と、91年6月以来の高値で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆8828億円。売買高は13億2435万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は947と、全体の約43%を占めた。値下がりは1152、変わらずは92銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、ゴム製品、その他製品などが上昇し、電気機器、化学、食料品は下落した。
 
個別では、トヨタが買いを集め、ホンダ、日産自は大幅上昇しホンダ、ブリヂストンも上伸した。ソフトバンクグループ(SBG)、任天堂が高く、ソニー、ファストリ、ダイキン、富士フイルムが上昇した。
一方、JTは急落した。ネクソン、アドテスト、東エレク、太陽誘電、村田製が下落した。信越化、キーエンスも、中外薬、アステラス薬が売られた。
 
東証2部株価指数は前日比26.86ポイント高の7378.00ポイントと8日続伸した。
値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は161となった。
 
個別では、ミズホメディー、ASTIがストップ高。JESCOホールディングス、ブルボン、ファーマフーズ、ICDAホールディングス、リスクモンスターなど8銘柄は昨年来高値を更新。兼松エンジニアリング、FRACTALE、ダイトーケミックス、篠崎屋、クシムが買われた。
 
一方、金下建設が昨年来安値を更新。千代田化工建設、浜井産業、鉄人化計画、JFEコンテイナー、タカトリが売られた。