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3日の米市場でハイテク株が売られ、成長期待の後退から東京市場でも半導体関連株や電子部品株に売りが優勢になった。為替は1ドル=110円近辺でもみ合い、円高への警戒感も払拭できないなか、日経平均は前日終値を下回る水準で推移した。
 
7月の米雇用統計の発表を前に、買いを見送るムードも広がった。一方、トヨタとの資本提携が伝わったマツダは買われた。
日銀のETF買いなどの思惑もあり、後場は下げ渋ったが、終盤に手仕舞い売りが出て大引けの日経平均は後場の安値圏で着地している。
 
日経平均は週間では7円51銭安。変動幅は2016年10月11〜14日の週に記録した3円72銭安以来、約10カ月ぶりの小ささだった。1日の値幅(高値と安値の差)も50円92銭と3月14日以来約5カ月ぶりの狭さだった。
 
東証1部の値上がり銘柄数は1107と値下がり(775)を上回った。変わらずは140銘柄だった。東証1部の売買代金は概算で2兆1553億円、売買高は15億1500万株だった。
 
JPX日経インデックス400は4日ぶりに反落した。終値は前日比28.47ポイント安の1万4512.70だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、2.37ポイント安の1631.45で終えた。
 
個別では、東エレクなど半導体製造装置関連が連日で売られた。TDKや日東電、ファナックなど電子部品関連も安く、日経平均を押し下げる要因になった。
前日に決算を発表したキリンHDが大きく下げた。カルビーや伊藤忠も売られた。ホンダや中部電も安かった。エムアップが値さがり率トップに売り込まれ、日本ケミコンも大幅安。日本水産、UACJも続落、ライオンなどの下げも目立つ
 
一方、好業績銘柄を選別して投資する動きは続き、相場の支えになった。任天堂が堅調、スズキやクボタ、三越伊勢丹などが決算を評価して買われた。アサヒや古河電が高い。三菱商や三井物など商社株の一部が上げた。
イマジカ・ロボット ホールディングスが値を飛ばしたほか、ルックも物色人気が加速した。グンゼ、ゴールドウインが大幅高に買われた。
 
東証2部株価指数は前日比14.10ポイント安の6283.51ポイントと続落した。値上がり銘柄数は215、値下がり銘柄数は217となった。
 
個別では、川上塗料、日本精機、ヨネックス、伏木海陸運送が年初来安値を更新。PALTEK、栗林商船、鈴与シンワート、パスが売られた。
一方、プレミアムウォーターホールディングス、サンユウがストップ高。三井住建道路、まんだらけ、エスビー食品、Oak キャピタルなど19銘柄は年初来高値を更新。
D.A.コンソーシアムホールディングス、赤阪鐵工所、ヤマダコーポレーション、ASTIが買われた。