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【大引け概況】
13日の日経平均株価は続落し、前日比108円10銭安の2万2758円07銭で終えた。
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前場は、NYダウの連日最高値更新を支えに買い優勢で始まったが、その後は利益確定売りに下げに転じ、さえない展開となった。
 
前日比の下げ幅は170円に迫り、2万2700円の節目を下回る場面があった。前日の米ハイテク株安を受け、東エレクや信越化など半導体関連株に売りが先行した。米アラバマ州上院補選で与党・共和党候補が敗北し、米税制改革の先行き不透明感が強まったことも嫌気された。
ただ、当選した議員が実際に就任するのは年明けで、「税制改革への影響は限られる」との見方もある。日経平均も大引けにかけて下げ渋っており、投資家心理が大きく悪化した様子はない。
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反落し、44.19ポイント安の1万6041.81だった。東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶりに反落し、4.24ポイント安の1810.84で終えた。
 
東証1部の出来高は19億54万株、売買代金は2兆8772億円。騰落銘柄数は値上がり790銘柄、値下がり1167銘柄、変わらず91銘柄。
 
個別では、関西電や四国電が安かった。東エレク、SUMCO、信越化、日電産と三菱電も下落した。一方、三菱UFJ、三井住友は買われた。任天堂、トヨタ、小野薬や第一三共、エーザイは買いが優勢だった。愛眼がストップ高、イマジカ・ロボット ホールディングスンホーが高かった。
 
東証1部に新規上場した佐川急便を傘下に持つSGHDは1900円の初値を付け、売り出し価格の1620円を17%上回った。終値は初値比6円(0.3%)高の1906円だった。縫製加工のマツオカも13日に新規上場し、初値は3800円と公募・売り出し価格の2600円を46%上回った。終値は初値比8.6%安の3470円だった。
 
東証2部株価指数は前日比33.41ポイント高の7110.42ポイントと5日続伸した。
値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は247となった。
 
個別では、第一カッター興業、森組、カンロ、福留ハム、マックスバリュ東北など31銘柄が年初来高値を更新。ファステップス、ぷらっとホーム、杉村倉庫、自重堂、Oak キャピタルが買われた。
一方、ジオスター、大運、JEUGIAが年初来安値を更新。オーミケンシ、テクノマセマティカル、ハリマ共和物産、KIホールディングス、ケミプロ化成が売られた。