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【大引け概況】
13日の日経平均株価は9日続伸し、前日比200円46銭高の2万1155円18銭で終えた。
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年初来高値を連日で更新し、1996年11月27日(2万1345円)以来ほぼ21年ぶりの高値となった。
ファストリなど好業績期待の強まった銘柄に買いが入った。相場の先高観から海外投資家が株価指数先物に断続的な買いを入れたことも日経平均を押し上げた。日経平均が9日続伸するのは16年12月6〜16日(9日続伸)以来。
 
朝方は先高期待を背景とした好業績株の買いと、最近の株価上昇を受けた当面の利益を確保する売りが交錯し、東証1部全体としては方向感が定まらなかった。午後、海外投資家とみられるまとまった買いが入ると市場参加者の間で安心感が生まれ、幅広い銘柄が値上がりした。
一方、「相場は過熱気味で、円高や米国株安などの悪材料が出れば、短期的に急落する可能性がある」と、慎重な見方もあった。
 
東証株価指数(TOPIX)も8.49ポイント高の1708.62と堅調。
JPX日経インデックス400は5日続伸した。終値は前日比85.87ポイント高の1万5091.04で、連日の年初来高値更新となった。
 
きょう算出の日経平均ミニ先物・オプション10月限のSQ(特別清算指数)値は2万957円62銭。
東証1部の出来高は18億4795万株、売買代金は3兆2810億円。騰落銘柄数は値上がり1206銘柄、値下がり723銘柄、変わらず101銘柄。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、その他製品、小売業が上昇する一方、輸送用機器、保険業、サービス業は下落した。
 
個別では、ソフトバンクGが買いを集め、任天堂もにぎわい、ファーストリテは大幅高。三菱UFJ、三井住友、野村が小高く、ファナック、東エレク、SUMCO、豊和工は急伸した。第2四半期(17年3-8月)の連結業績予想を上方修正したDDHDや、モリテックがストップ高。ジューテック、IDOM、ジンズメイトなどの上げも目立った。
 
半面、トヨタ、日産自が売られ、デンソーも軟調。18年8月期は連結営業利益23.1%減を見込む明光ネットや、品質データ改ざん問題による影響が広がっている神戸鋼が下落し、イワキ、ランド、JINSなどの下げが目立った。第一生命が小安く、SOMPOHD、リクルートHDが売りに押された。
 
東証2部指数は前日比7.41ポイント高の6895.64ポイントと続伸した。
値上がり銘柄数は222、値下がり銘柄数は251となった。
 
個別では、ラピーヌ、杉村倉庫がストップ高。森組、サンテック、日和産業、E・Jホールディングス、北海道コカ・コーラボトリングなど26銘柄は年初来高値を更新。玉井商船、天昇電気工業、児玉化学工業、アイ・アールジャパンホールディングス、ジェコーは値上がり率上位に買われた。
 
一方、JEUGIAが年初来安値を更新。JESCOホールディングス、TONE、大興電子通信、ぷらっとホーム、第一カッター興業が売られた。