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【大引け概況】
20日の日経平均株価は、前日比66円80銭安の2万2697円88銭で終えた。
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東証株価指数(TOPIX)は4.61ポイント安の1744.98と、ともに小幅続落した。
 
朝方は日経平均の上げ幅が、前日比100円を超えた。しかし、中国・人民元安が伝わると市場ムードが一変し、日経平均は223円安を記録する大幅安となった。
もっとも、売りを活発化させたのは「投機的な海外投資家」との見方が主流。これらの売りが一巡した後は、人民元の下げ止まりや中国・上海株の切り返しを眺め、東京市場も下げ渋った。
 
市場からは「人民元安を材料に仕掛け売りが出やすかったが、結果的に下値は限定された。指数自体は当面もみ合いとみるが、来週は本格化する決算をにらんで個別株物色の色彩が強まることになろう」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比34.56ポイント安の1万5449.31だった。
 
東証1部の出来高は12億6202万株、売買代金は2兆3975億円。騰落銘柄数は値上がり672銘柄、値下がり1342銘柄、変わらず89銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)では、非鉄金属、海運業、ゴム製品の下落が目立った。上昇は、石油・石炭製品、空運業、食料品など。

 
個別では、住友鉱が下押し丸紅、コマツが下落した。第一生命HDやT&Dなど保険株も安い。東エレクの下げがきつく、ソニー、村田製、ファナック、安川電機もさえない。
市況関連銘柄が売りに押されており、日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社がそろって弱い動きとなった。電通は大幅安。アイビーシー、レッグスが大きく値を下げたほか、アルバック、Gunosyの下げも目立った。
 
一方、ソフトバンクグループがしっかり、JTや任天堂が買われ、田辺三菱製薬も大幅高、第一三共やキリンHD、中部電は上昇した。不安定な地合いの中、物色はややディフェンシブに傾き、富士急行や京浜急行、西武HDなど、私鉄の一角が買いを集めた。
キーエンスも買い優勢だった。レノバが一時ストップ高に買われ、インターアクション。ジャパンディスプレイ、イワキ、ベクトル、リソー教育、エスクロー・エージェント・ジャパンなども上昇した。
 
 
東証2部株価指数は前日比4.85ポイント安の7379.62ポイントと5日ぶり反落した。
出来高7186万株。値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は240となった。
 
個別では、関門海、自重堂、いい生活、マナック、西川ゴム工業など11銘柄が年初来安値を更新。DNAチップ研究所、ビート・ホールディングス・リミテッド、インスペック、アイケイ、杉村倉庫が売られた。
 
一方、セイヒョー、あじかん、日本ギア工業が年初来高値を更新。ファステップス、省電舎ホールディングス、扶桑電通、リミックスポイント、天昇電気工業が買われた。