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【大引け概況】
13日の日経平均株価は続伸し、前日比280円27銭高の2万1144円48銭で終えた。
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昨年12月18日以来、約2カ月ぶりに2万1000円台を回復した。
 
米政府機関の再閉鎖に対する懸念後退や米中通商協議の進展期待を受けて米国株が上昇した流れを引き継ぎ、買い優勢の展開が続いた。石油やゴム、証券など出遅れ株中心に買われた。
 
日経平均の2日間の上昇幅は800円あまりに達した。商品投資顧問(CTA)やヘッジファンドなど短期投資家による株価指数先物への買い戻しが主導した。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を占う上で重要な13日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとして、午後は様子見気分が広がった。
 
市場からは「先物主導の買い戻しで指数が上昇しているイメージだ。日経平均が2万1000円を上抜けたのは良いが、それに比べTOPIX(東証株価指数)の戻りにいささか力強さを欠き、手放しでは喜べない。これから出来高を増やして上げていくだけの材料が出てくるかどうかだ」の声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比155.62ポイント高の1万4121.85だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、16.73ポイント高の1589.33で終えた。
 
東証1部の売買代金の売買高は、14億1320万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1343、値下がりは709、変わらずは75銘柄だった。東証1部の売買代金は概算2兆7221億円とわずかながら前日を下回った。
業種別株価指数(33業種)では、鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品の上昇が目立った一方、電気・ガス業、パルプ・紙、陸運業などは下落した。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が断トツの売買代金をこなし大幅高となり1銘柄で日経平均を50円強押し上げた。東エレクなど半導体関連株への買い戻しも続いた。ソニー、任天堂、ファナックや京セラ、リクルートや資生堂の上昇が目立った。新川、船井電機、サニーサイドアップ、日本カーボンがストップ高に買われ、GMOペイメントゲートウェイなども高い
 
半面、ヤマハ発、ユニファミマ、ファストリが下落した。塩野義やアステラス、第一三共も下げた。ZOZOが売られ、マクロミル、ホシザキが急落。レオパレス21は3日連続のストップ安で売り物を残した。ブイ・テクノロジー、リョービが大幅安、クボテック、日産車体なども大きく値を下げた。タカラトミー、ヤマハ発動機なども下落した。

東証2部株価指数は前日比71.25ポイント高の6619.06ポイントと4日ぶり反発した。
出来高4559万株。値上がり銘柄数は256、値下がり銘柄数は158となった。
 
個別では、アピックヤマダ、ヴィスコ・テクノロジーズがストップ高。システム情報は一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックは昨年来高値を更新。浜井産業、ヒラノテクシード、ミズホメディー、岡本工作機械製作所、コンテックが買われた。
 
一方、ネットマーケティングが一時ストップ安と急落した。ヤギは昨年来安値を更新。価値開発、新内外綿、コメ兵、ビューティ花壇、テクノマセマティカルが売られた。