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前週末の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが9日続伸で最高値更新を続けているほか、外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円安傾向に振れたこともあって、リスクオンの流れに乗った。
4日発表の7月の米雇用統計が良好と受け止められ、これを受けて買い安心感が広がった。自動車株を中心に輸出関連株に採算改善を期待した買いが入った。
 
好業績銘柄の物色も活発だった。鹿島が7日午後に発表した2017年4〜6月期連結決算は、営業利益が前年同期比45%増だった。鹿島が一段高となったほか、他の大手建設株にも業績上振れを期待した買いが広がった。
 
東証1部の値上がり銘柄数は1397と全体の7割近くを占めた。値下がりは514、変わらずは111銘柄だった。東証1部の売買代金は概算で2兆353億円、売買高は15億590万株だった。
 
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比57.92ポイント高の1万4570.62だった。東証株価指数(TOPIX)は反発し、7.82ポイント高の1639.27で終えた。
 
個別では、トヨタやSUBARU、マツダが上昇した。7日の取引終了後に17年4〜6月期の決算発表を控えていたソフトバンクには好決算への期待から先回り買いが入った。ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売好調が伝わった任天堂も買われた。7日午後に17年4〜6月期決算を発表した東レも上昇した。
古河電気工業も買われた。鹿島などゼネコンも買い優勢。THEグローバル社がストップ高、フルキャストホールディングス、日本カーボンなども大幅高になった。
 
一方で、4日に年初来高値を付けたOLCは利益確定売りが優勢だった。ファナックやソニーも売られた。小野薬やユニチャーム、花王が下落した。4日に決算を発表したスルガ銀や日水が売られた。
ブリヂストンが冴えず、ブラザー工業が売られた。スルガ銀行が急落、曙ブレーキ工業、エムアップが大幅安。ダブル・スコープはストップ安となった。日本ピラー工業、ヘリオス テクノ ホールディング、東洋紡などが値を下げた。
 
東証2部株価指数は前週末比95.63ポイント高の6379.14ポイントと3日ぶり反発した。値上がり銘柄数は292、値下がり銘柄数は173となった。
 
個別では、宇野澤組鐵工所、川澄化学工業がストップ高。三井住建道路、プレミアムウォーターホールディングス、まんだらけ、エスビー食品など27銘柄は年初来高値を更新。東京インキ、田辺工業、ファステップス、テクノスマートが買われた。
 
一方、西菱電機、オーナンバ、ヨネックス、くろがね工作所、伏木海陸運送が年初来安値を更新。アップルインターナショナル、マナック、クリヤマホールディングス、パルステック工業、フマキラーが売られた。