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【大引け概況】
18日の日経平均株価は小幅に3日続落し、前日比54円25銭安の2万8964円08銭で終えた。
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 前日のNYダウは下落したものの、ナスダック指数は上昇し最高値に接近した。これを受けた東京株式市場でも半導体株などハイテク株が堅調な値動きとなり、日経平均株価は寄り付きに110円強の上昇でスタートした。
 
ただ、買い一巡後は上値が重い展開。景気敏感株などには売りが目立ち、後場に入り日経平均株価はマイナス圏に転じ5日ぶりに2万9000円を割り込んだ。
 
日銀金融政策決定会合の結果が発表されたが、金融政策は現状維持で相場への影響は限定的だった。全体相場は後場にかけ一進一退の膠着状態が続いた。
 
外国為替市場での円高・ドル安を受け、トヨタなど主力の景気敏感株に売りが出て指数を押し下げた。トヨタは最近、株価が1万円の大台に乗せるなど上場来高値圏で推移して投資家の関心が高かっただけに「きょうの大幅調整は投資家心理に影を落とした」との声があった。
 
東京都で新型コロナウイルスの新規感染者数に下げ止まりの傾向がみられるなど、経済活動の正常化に水を差す材料が一部で出ていることも相場の重荷になった。
 
日経平均は上昇する場面も目立った。前日の米長期金利の低下を受けて、日経平均への寄与度が大きい値がさのハイテク株などには買いが入って相場を支えた。
 
日銀は18日まで開いた金融政策決定会合で、大規模な金融緩和の維持を決めた。市場の想定通りとの見方から相場への影響は限られた。
 
JPX日経インデックス400は3日続落。終値は前日比146.16ポイント安の1万7565.63だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、17.01ポイント安の1946.56で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆5356億円と、5月27日以来の高水準だった。売買高は15億1255万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1570と、全体の約7割を占めた。値上がりは540銘柄、変わらずは83銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉱業、保険業、鉄鋼などが下落。上昇は精密機器、電気機器など。
 
個別銘柄では、トヨタ自動車やソフトバンクグループが安く、日本郵船、コマツ、日本航空、日本製鉄、JFE、川重といった海運や空運、鉄鋼などの景気敏感株が安い。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も値を下げた。第一生命HDも安い。日立製作所や伊藤忠商事も軟調だった。
 
半面、ソニーグループや東京エレクトロン、アドバンテスト、村田製作所といったハイテク株が値を上げ、任天堂も堅調。ファナックやエムスリー、信越化学工業が買われた。エーザイが大幅上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比63.04ポイント安の7596.18ポイントと5日ぶり反落した。
出来高1億3638万株。値上がり銘柄数は129、値下がり銘柄数は295となった。
 
個別では、クシム、ギグワークス、アゼアス、古林紙工、マルヨシセンターが年初来安値を更新。ダイトーケミックス、いい生活、リード、東京ソワール、グローバルダイニングが売られた。
 
一方、コーアツ工業、トラスト、アートスパークホールディングス、神島化学工業、リバーホールディングスなど11銘柄が年初来高値を更新。ウイルテック、川本産業、セメダイン、インスペック、ニッセイが買われた。