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【大引け概況】
18日の日経平均株価は12日続伸した。
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終値は前日比26円93銭高の2万1363円05銭だった。時価総額の大きい銘柄に海外投資家とみられる資金が集中し、1996年11月26日以来、約21年ぶりの高値を付けた。12日続伸は2015年5月15日〜6月1日に並ぶ連続記録だった。
東証株価指数(TOPIX)は1.27ポイント高の1724.64と今年最高値。
 
前日のNYダウ工業株30種平均が2日連続で史上最高値を更新したことを好感し、18日の東京株式市場も買いが優勢だった。
日経平均が小幅安となる場面では短時間のうちに買いが入り、「需給は極めて良好だ」との指摘があった。
 
ただ、中小型株では当面の利益を確保する売りに押された銘柄が目立ち、東証1部全体では値下がりする銘柄数が値上がりする銘柄数を上回った。
 
市場からは「短期筋が後場買い戻しに動いたとみられるが、サイコロジカルラインは100%(12勝0敗)となり、過熱感は否めない。業績を含めて衆院選に向けてかなり期待が先行しているようだ」との声が聞かれた。
 
東証1部の出来高は13億5776万株、売買代金は2兆2840億円。騰落銘柄数は値上がり717名柄、値下がり1226銘柄、変わらず88銘柄。
 

個別では、中期経営計画を発表したブリヂストンは上場来高値を更新した。トヨタが上伸し、日産自、ホンダ、豊田織、ブリヂストンもしっかり。ファーストリテ、7&iHDが値上がりし、JR東日本、JT、武田、アステラス薬は堅調だった。
 
半面、任天堂が当面の利益を確保する売りに押され、神戸鋼は大幅に反落。ソフトバンクG、三菱UFJ、みずほFGは小幅安。豊和工、enishは急落した。
取引時間中に中期経営計画を発表した三菱自は下げた。任天堂は下落した。創業者と経営陣の対立が伝わったJPHDは大幅安。増益観測が伝わったマルハニチロは続落した。
 
東証2部株価指数は前日比45.13ポイント安の6899.63ポイントと反落。値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は280となった。
 
個別では、昭和ホールディングス、カーチスホールディングスが年初来安値を更新。大興電子通信、三光合成、ヒラキ、玉井商船、アゼアスが売られた。
 
一方、サンユウがストップ高。日本和装ホールディングス、SFPホールディングス、倉庫精練、情報企画、セブンシーズホールディングスなど18銘柄は年初来高値を更新。小島鉄工所、ぷらっとホーム、オリエンタルチエン工業、FDKが買われた。