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【大引け概況】
14日の日経平均株価は反落し、前日比197円73銭安の2万2587円01銭で終えた。
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前日の反動もあって利食い優勢の地合いを強いられた。
前日の米国株市場でナスダック総合指数が大幅反落したことやフィラデルフィア半導体株指数が下げたことで、東京株式市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に売り圧力が表面化した。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念に加え、アジア株安を受けた利益確定売りが優勢だった。
ポンペオ米国務長官が13日、南シナ海における中国の海洋進出に関し声明を出したことで、米中対立が激化するとの警戒感も相場の重荷となった。
 
新型コロナや米中問題に焦点があたり、足元で資金が集中するグロース(成長)株の上昇速度が鈍化した」との見方があった。
 
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比72.12ポイント安の1万4119.85だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、7.87ポイント安の1565.15で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9778億円。売買高は10億9642万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1263と、全体の6割弱を占めた。値上がりは814、変わらずは94だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、空運業、陸運業、サービス業などが下落した。上昇は不動産業、保険業など。
 
個別銘柄では、ソフトバンクグループ(SBG)やファストリテ、東エレクなど値がさ株の下げが目立った。エムスリー、サカタタネ、任天堂が安く、トヨタ、ソニー、レーザーテックも下落した。中外薬、リクルートHD 、JAL、JR東海、京成も安い。
 
一方、三井不など不動産株やテルモ、日本電産が買われ、キヤノン、信越化は続伸した。
三菱UFJ、三井住友、東京海上、NTTが上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比34.41ポイント安の6576.85ポイントと反落した。
出来高1億4209万株。値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は251となった。
 
個別では、京福電気鉄道が年初来安値を更新。アライドテレシスホールディングス、クレアホールディングス、アサヒ衛陶、ぷらっとホーム、アルメディオが売られた。
 
一方、日本抵抗器製作所、ハリマ共和物産、ジーエルサイエンスが年初来高値を更新。デュアルタップ、コーアツ工業、ベース、リード、富士通フロンテックが買われた。