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【大引け概況】

18日の日経平均株価は反落した。前日比131円69銭安の2万3934円43銭で終えた。
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前日のNYダウをはじめ主要3指数が揃って最高値を更新したが、東京株式市場ではこれを引き継ぐことはできなかった。日経平均は前日に年初来高値を更新したものの、急ピッチな上昇に対し目先上値を買い進むことにやや慎重なムードも漂っている。
 
クリスマス休暇に入った海外投資家が多く、動意の乏しい展開だった。後場の日経平均の値幅(高値と安値の差)は50円あまりにとどまった。小型株や不祥事銘柄には個人投資家の一部によるマネーゲーム感覚の取引が目立った。
 
「海外の発電所建設を巡る損失負担で三菱重と和解する」と伝わった日立など、個別に材料の出た銘柄には買いが集まったが、全体への影響は限定的だった。
 
市場関係者からは「米中協議で部分合意の合意文書に署名する時期などの新しい材料が出ない限り、日経平均は2万4000円を挟んで一進一退の攻防が続く」との指摘も出ていた。


東証株価指数(TOPIX)は反落し、終値は前日比8.80ポイント安の1738.40だった。JPX日経インデックス400も反落し、終値は前日比78.76ポイント安の1万5536.15だった。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1718億円、売買高は12億7626万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1522、値上がりは528、変わらずは107だった。

業種別株価指数(33業種)は海運業、医薬品、機械の下落が目立ち、上昇は証券・商品先物取引業、電気・ガス業、情報・通信業など。
 
個別では、ファストリが安い。個別では、売買代金トップのソフトバンクグループが頑強な値動き、日立製作所も買いが優勢。JTも終始堅調。レーザーテックも上昇した。ボルテージがストップ高に買われ、CDS、アスクルも値を飛ばした。三櫻工業、アイル、ツルハホールディングスなども値を上げた。石川製作所なども物色人気となった。オリンパスやテルモも高くアスクルは大幅高となった。
 
半面、任天堂が安く、東京エレクトロン、キーエンスなども売りに押された。ファナックやダイキンが売られ、第一三共やエーザイも軟調だった。プレサンスコーポレーションが一時ストップ安に売られたほか、サインポストも大幅安。ヤーマン、レオパレス21が大幅下落、クミアイ化学工業の下げも目立つ。長野計器は後場終盤に値を崩した。
 
東証2部株価指数は前日比1.98ポイント安の7230.72ポイントと続落した。
出来高1億4338万株。値上がり銘柄数は168、値下がり銘柄数は254となった。
 
個別では、魚喜、兼房、東京會舘、ロイヤルホテルが年初来安値を更新。テクノフレックス、不二サッシ、大同信号、宇野澤組鐵工所、広栄化学工業が売られた。
 
一方、東邦金属がストップ高。ダイトーケミックス、上村工業、カーチスホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。三井住建道路、高田工業所、北海道コカ・コーラボトリング、ダイナックホールディングス、アイケイなど30銘柄は年初来高値を更新。アオイ電子、アルメディオ、神島化学工業、ユーピーアール、昭和飛行機工業が買われた。