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【大引け概況】
5日の日経平均株価は小幅に反落し、前日比58円81銭安の2万2514円85銭で終えた。
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4日のNYダウは景気対策への期待もあり上昇したものの、東京株式市場は前日までの2日間で日経平均が800円強上昇していたこともあり、利益確定売りが優勢な展開だった。
国内の主要企業の4〜6月期の決算発表を前に、買い手控えムードも強かった。
下げ幅は一時200円を超えた。為替相場は1ドル=105円半ばへ円高が進行したことも警戒された。
 
ただ、日銀のETF買いに対する期待もあり、後場に入り下げ渋る展開となった。香港やシンガポールなどアジア市場が底堅い動きとなったことも安心感を誘った。
 
ソフトバンクグループ(SBG)が一時5%近く下落したことも日経平均を押し下げた。4日に4〜6月期決算を発表したソニーが朝高後、下落に転じ、投資家心理を冷やした。前場の東証株価指数(TOPIX)の下落を受けて、日銀の株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いが入るとの思惑が下値を支えた。
 
JPX日経インデックス400は小幅に3日続伸。終値は前日比4.38ポイント高の1万4019.07だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、0.55ポイント安の1554.71で終えた。。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1780億円。売買高は12億480万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1090、値上がりは981、変わらずは102銘柄だった。

 
業種別TOPIXは空運業、陸運業などの下げが目立った。半面、鉄鋼、非鉄金属などは上げた
 
個別では、ソフトバンクGが売買代金トップで4%超の下落。投資先の動画投稿サービス「TikTok」運営会社に米政府が圧力をかけていることが懸念されたようだ。前日の決算発表で材料出尽くし感が広がったソニーも軟調で、7月既存店売上高が伸び悩んだファーストリテは小安い。三菱UFJは小幅安。ソニー、ダイキン、三菱重、スズキ、SUBARU、JALも売られた
 
半面、任天堂やレーザーテックが3%超の上昇。トヨタ自も堅調で、東エレクは小じっかり。決算発表の日本製鉄は売り先行も大幅高となり、丸紅、任天堂も買われた。また、サイバネットがストップ高を付け、ヤマシンFは買い気配のままストップ高比例配分となった。
 
 
東証2部株価指数は前日比53.84ポイント高の6473.02ポイントと3日続伸した。
出来高2億0421万株。値上がり銘柄数は227、値下がり銘柄数は174となった。
 
個別では、伊勢化学工業が一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、MCJ、大同信号、川澄化学工業は年初来高値を更新。東京衡機、プレミアムウォーターホールディングス、アドテック プラズマ テクノロジー、木村工機、中央自動車工業が買われた。
 
一方、梅の花が年初来安値を更新。サイオス、ツインバード工業、アイケイ、川本産業、指月電機製作所が売られた。