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【大引け概況】
日経平均株価は、前営業日比103円77銭高の2万2614円25銭で終了した。
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前日の米ダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反発したほか、欧州主要市場でも株価が上昇したため、25日の東京市場では買いが先行した。
ただ、為替が前日とほぼ同水準で推移したため買いに慎重な雰囲気が広がり、日経平均は前場中盤に2万2600円台半ばまで上昇した後、伸び悩んだ。
 
日銀による金融政策の見直しに対する思惑が浮上する中、30〜31日の金融政策決定会合を控えて積極的な売買は見送られた。
 
このところ上値抵抗水準として意識されている5日移動平均(前日時点で2万2632円)近辺では利益確定売りが目立ち、朝高後は高い水準ながら方向感に乏しく推移した。日経平均の値幅(高値と安値の差)は98円にとどまった。
 
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比59.66ポイント高の1万5517.35だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、終値は6.62ポイント高の1753.48だった。
 
市場からは「後場は様子見だ。本格化する決算発表をにらみ、上にも下にも仕掛けづらい。円高歩調ながら1ドル=111円台なら問題はなく、米・EU(欧州連合)の通商協議も極端なことにはならないだろう。ただ、決算モードに入り、指数よりも個別重視になる」との声が聞かれた。
 
 
東証1部の値上がり銘柄数は1267と、全体の約6割を占めた。値下がりは729、変わらずは106だった。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆9846億円と2兆円に届かず、6月11日以来約1カ月ぶりの薄商いだった。売買高は11億3815万株だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は電気機器、化学、その他製品などが上昇し、情報・通信業、銀行業、陸運業は下落した。

 
個別では、東海カやファナック、村田製作所、信越化学工業、ソニーなどが高く、資生堂も強い動き。ブロードリーフがストップ高に買われたほか、インターアクションも急速に上値追い。ネオスも物色人気が集中している。エーザイは年初来高値を付けた。Gunosyが急伸、モリテック スチールも大幅高となった。タツタ電線、日本車両製造も大きく上値を伸ばした。
 
半面、ファーストリテイリングが軟調、東京エレクトロン、安川電機も冴えない。三菱自動車、クラリオンが売られた。SMKが急落したほか、ジャストシステム、ユアテックも下落した。シグマクシス、エスクロー・エージェント・ジャパンなども軟調だった。
 
 
東証2部株価指数は前日比21.45ポイント高の7407.38ポイントと続伸した。
出来高1億0701万株。値上がり銘柄数は305、値下がり銘柄数は137となった。
 
個別では、アーバンライフがストップ高。テクノ菱和、プレミアムウォーターホールディングス、阪神内燃機工業、キクカワエンタープライズなど5銘柄は年初来高値を更新。堀田丸正、アライドテレシスホールディングス、エルナー、ウイルコホールディングス、アグレ都市デザインが買われた。
 
一方、ブルボン、森尾電機、富士通フロンテック、ロイヤルホテル、ショクブンが年初来安値を更新。セイヒョー、ファステップス、寺岡製作所、正興電機製作所、大興電子通信が売られた。