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【大引け概況】
25日の日経平均株価は前日比62円80銭安の2万2215円32銭と反落した。
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朝方は、米長期金利の上昇などを背景に24日の米国株式が大幅に下落した流れを受け、売りが先行した。
機械や電機など世界の景気変動の影響を受けやすい銘柄が売られた。半面、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測のほか、保険や電気・ガスなどの内需関連株の上昇が下値を支えた。
 
円相場が1ドル=109円前後に下げたのを受け、輸出採算の改善観測から自動車株などに買いが入り相場全体も下げ渋った。もっとも、香港や韓国などアジア株式相場が軒並み下落するなか、日経平均は前日比で上昇に転じることはなかった。
 
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比24.31ポイント安の1万5619.67だった。東証株価指数(TOPIX)は小反落し、2.02ポイント安の1767.73で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆4679億円。売買高は14億2346万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は894と、全体の43%にとどまった。値上がりは1077、変わらずは109だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、機械、鉱業、石油・石炭製品の下落が目立った。上昇は、電気・ガス業、ゴム製品、食料品など。
 
個別では、日本電産、東京エレクトロン、アイルランドの製薬大手シャイアーの買収合意で最終調整に入ったと伝わった武田の下げが目立った。東海カーボン、安川電機、SMCやコマツ、ダイキンが売られた。東エレクや日電産、ファナックも下落した。
モバイルファクトリー、TATERUが大幅安、KOA、カシオ計算機などの下げも目立った。
 
一方、証券会社が目標株価を引き上げたエーザイが上昇。関西電やT&D、ヤマトHDが高い。トヨタ自動車など自動車株が堅調、JT、三菱商事もしっかり。新日本無線が値上がり率トップに買われたほか、わかもと製薬、大塚ホールディングスなども値を飛ばした。
日立ハイテクノロジーズが上値を追い、スルガ銀行も上昇した。セガサミーホールディングスも買いを集めた。
 

東証2部株価指数は前日比6.00ポイント高の7082.43ポイントと4日続伸した。値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は209となった。
 
個別では、正興電機製作所、大和自動車交通がストップ高。三光マーケティングフーズ、ジェイ・エス・ビー、フォーシーズホールディングス、セブンシーズホールディングス、東亜石油など7銘柄は年初来高値を更新。JFEシステムズ、ファステップス、アイケイ、KIホールディングス、FDKが買われた。
 
一方、アゼアス、サンコーテクノ、サイバーステップ、朝日印刷、西菱電機など13銘柄が年初来安値を更新。ミロク、クリヤマホールディングス、SECカーボン、日本精蝋、ファーマフーズが売られた。