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【大引け概況】
13日の日経平均株価は続落し、前日比99円43銭安の2万0267円05銭で終えた。
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東証株価指数(TOPIX)は2.03ポイント安の1474.69と、いずれも小幅続落した.

米中対立の警戒感が強まるなか、前日の米株式相場が大幅安となったことが重荷となり、下げ幅は一時300円を超えた。
 
ロイター通信などは「米共和党の上院議員らが12日、新型コロナウイルスの感染拡大の経緯について中国が十分に説明しない場合、中国に広範囲の制裁を科す権限を米大統領に与える法案をまとめた」と報じた。米中関係を巡る懸念が強まり、前日の米株式相場が大幅安となったことが投資家心理を下向かせた。
 
国内では緊急事態宣言があす一部で解除される見通しで、経済活動の再開期待が下支えした。日銀のETF(上場投資信託)買い観測も加わり、後場に下げ幅を縮めた。後場終盤には2万329円89銭(同36円59銭安)まで引き戻した。
 
市場関係者が警戒するのが、新型コロナウイルスの感染状況と米中対立の行方だ。米国では感染症の専門家が、性急な経済再開は感染の再拡大を招くと警告。
また、トランプ政権や議会は新型コロナの発生源をめぐり、中国への制裁を強める方針を示し、「世界経済の行方は不透明感」な状況にある。
 
東証1部の出来高は13億1925万株、売買代金は2兆3290億円。騰落銘柄数は値上がり975銘柄、値下がり1103銘柄、変わらず93銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、保険業、鉄鋼、パルプ・紙の下落が目立ち、精密機器、医薬品、銀行業などは上昇した。
 
個別銘柄では、東京海上が下押し、第一生命も小甘く、野村が弱含んだ。日本製鉄、王子HD、ソフトバンクGは値を下げ、ファーストリテも安い。トヨタが続落し、東エレク、ソニーは軟調。資生堂が売られた。
 
半面、HOYAが上伸し、任天堂は小幅高で、NECが値を飛ばした。塩野義、第一三共は大幅高で、テルモも急伸した。三井住友、三菱UFJが締まった。
 
東証2部株価指数は前日比26.31ポイント安の5814.20ポイントと5日ぶり反落した。
出来高1億0345万株。値上がり銘柄数は200、値下がり銘柄数は216となった。
 
個別では川本産業、松尾電機、ウェルス・マネジメント、オーベクス、キョウデンが売られた。
 
一方、山喜、児玉化学工業、コーア商事ホールディングスがストップ高。ダイトーケミックスは一時ストップ高と値を飛ばした。Jトラスト、リヒトラブ、マーチャント・バンカーズ、ジー・スリーホールディングス、MRKホールディングスが買われた。