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31日の米国市場で主力ハイテク株が売られたことや、米政権運営の先行きに対する懸念などを背景に円相場が1ドル=110円台前半まで上昇したことから、本日の日経平均は18円安でスタートした。
ただ、前日と同様に好業績株に買いが入ったほか、米国市場の流れを受けて金融株が堅調に推移し、日経平均は朝方にプラスへと切り返した。その後は19900円台後半を中心としたもみ合いが続いたが、大引けにかけて2万円台を回復する場面もあった。
 
2017年4〜6月期の決算発表が相次ぐ中、好業績銘柄への買いが相場上昇を支えた。前日の米株式市場で金融株が上昇し、投資家心理が改善。日本株も銀行や保険に買いが入った。
ただ上値は重かった。市場では日経平均の2万円近くでは5日移動平均などのチャート上の節目も重なり、利益確定売りが出やすいとの指摘があった。
 
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比101.37ポイント高の1万4491.30だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、9.89ポイント高い1628.50で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆6035億円。売買高は19億4453万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1112と、全体の55%を占めた。値下がりは813、変わらずは97だった。
 
個別銘柄では、増益決算を発表した三井住友FG、コンコルディや三菱UFJなど銀行株の上昇が目立った。T&Dや東京海上、SOMPOといった保険株も高かった。通期業績見通しを上方修正したJALは大幅高となり、ANAHDも上げた。伊藤忠やHOYAは年初来高値を付けた。ファナック、ファーストリテの値がさ株が買われ、好業績のスタートトゥは急騰した。
一方、エプソン、東エレク、日立が値を下げ、ソフトバンクG、パナソニックやソニーは下げた。富士通や住友電も軟調だった。14時に決算を発表したニチレイは2%下落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比40.02ポイント高の6288.19ポイントと3営業日ぶりに反発した。
値上がり銘柄数は113、値下がり銘柄数は344となった。
個別では、アピックヤマダが一時ストップ高と値を飛ばした。魚喜、エスビー食品、アヲハタ、ソフト99コーポレーションなど15銘柄は年初来高値を更新。ピクセラ、日本ギア工業、ケミプロ化成、ニッキ、ハブが買われた。
 
一方、図研エルミックがストップ安。フライトホールディングス、戸上電機製作所、日本精機、カーチスホールディングスは年初来安値を更新。日本精蝋、日本タングステン、日本鋳造、神鋼鋼線工業が売られた。