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【大引け概況】
14日の日経平均株価は小幅に反発し、前日比35円96銭高の2万1846円48銭で終えた。
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前日に500円近く下落したため、好業績銘柄を中心に押し目買いが優勢だった。
一巡後は上値が重くなり、前場終盤には下げに転じた。
 
日本時間午前11時に中国10月経済指標の発表が相次ぎ、なかで小売売上高が市場予想を下回り、伸び率が鈍化したことで指数安につながったとの見方もあった。

後場は、上海指数が前場取引終了(日本時間午後零時30分)に向けて下げ渋った流れを受け、再びプラス圏入りしたが、その後再度マイナス圏に押し戻される場面もあり、方向感の定まらない展開となった
 
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比27.68ポイント高の1万4537.90だった。東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発し、2.81ポイント高の1641.26で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆4905億円、売買高は14億3201万株でいずれも前日を下回った。東証1部の値上がり銘柄数は756、値下がりは1292、変わらずは63銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、空運業、金属製品の上昇が目立った。下落は石油・石炭製品、鉱業、サービス業など。
 
個別では、ソフトバンクグループが断トツの売買代金をこなし大幅高に買われた。ソフトバンクや信越化、東エレクが高い。三菱UFJフィナンシャル・グループも商いを膨らませ堅調。トヨタ自動車が上値追い、SUMCOも物色人気となった。キャリアインデックスがストップ高となり、東京精密、RS Technologiesも一時値幅制限いっぱいに買われる人気となった。朝日インテック、オプトランなども出来高を伴い大きく値を上げた。
 
半面、午後に今期の純利益予想を下方修正した大塚HDが売られた。JXTG、コマツが安い。ファーストリテイリングが下落、キーエンスも軟調。リクルートホールディングスも値を下げた。平田機工、ジェイリース、メディカル・データ・ビジョンがストップ安に売られ、TATERUも大幅続落。テイクアンドギヴ・ニーズ、ブイキューブも大幅安となった。
 
東証2部株式指数は前日比21.74ポイント安の7292.56ポイントと反落した。
出来高1億4329万株。値上がり銘柄数は145、値下がり銘柄数は295となった。
 
個別では、相模ゴム工業がストップ安。ブルボン、アイケイ、コメ兵、あじかん、日本製麻など32銘柄は年初来安値を更新。MRKホールディングス、岡本工作機械製作所、日本抵抗器製作所、スマートバリュー、SECカーボンが売られた。
 
一方、西菱電機、TBグループが一時ストップ高と値を飛ばした。東芝、スリーエフなど3銘柄は年初来高値を更新。ハリマ共和物産、新内外綿、RVH、野崎印刷紙業、省電舎ホールディングスが買われた。