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【大引け概況】
日経平均株価は前日比307円49銭高の2万1457円29銭、東証株価指数(TOPIX)は21.90ポイント高の1611.46と、ともに4営業日ぶりに大幅反発した。
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日経平均は続落して始まった後、急速に切り返し、上げ幅を前日比400円超に広げる場面もあった。「トランプ米大統領が対中貿易をめぐり前向きな発言をした」、「国内の年金が買いを入れたようだ」などさまざまな声が上がり、力強い上昇となった。
「月末を控え、国内年金が株式の組み入れ比率を維持するために買いを入れている」との声もあった。
 
地合いの底堅さを象徴したのが、29日に2019年3月期の連結純利益予想を下方修正したファナック。下落して始まった後に上げ幅を広げ、「あく抜けを感じさせる値動き」となった。

東証1部の売買代金は4兆406億円と5月31日以来5カ月ぶりに4兆円を回復、出来高は22億790万株。騰落銘柄数は値上がり1840銘柄、値下がり239銘柄、変わらず31銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)ではパルプ・紙、その他金融業、電気機器の上昇が目立った。下落は鉱業、電気・ガス業、不動産業。
 
個別銘柄では、王子HD、日本紙が高い。JPXが上伸し、マネックスGは大幅高で、三菱UFJ、三井住友も堅調。東エレクが急伸し、ソニー、ファナックが上昇。任天堂、ソフトバンクGが底堅く、ファーストリテはしっかり。トヨタが強含みで、コマツは買い優勢だった。
半面、国際帝石が安く、東電力HDは軟調。レオパレス21、大東建託が急落し、ZOZOは下押した。
 
東証2部株価指数は前日比70.20ポイント高の6840.48ポイントと6日ぶり反発した。
出来高7906万株。値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は169となった。
 
個別では、リミックスポイントが一時ストップ高と値を飛ばした。スリーエフは年初来高値を更新。セントラル総合開発、カーチスホールディングス、アピックヤマダ、ツインバード工業、あかつき本社が買われた。
 
一方、三井金属エンジニアリング、田辺工業、大盛工業、森組、サンテックなど153銘柄が年初来安値を更新。毎日コムネット、寺岡製作所、京進、ロブテックス、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが売られた。