動画再生
【大引け概況】
18日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、前日比286円48銭(1.10%)安の2万5728円14銭で終えた。
本日のマーケット動画
時間:00:01:00 容量:8.86M

過去のマーケット動画はこちら
 
前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って下落したことを受け、利益確定売り圧力が表面化した。米国では発表された10月の小売売上高が市場予測に届かなかったことが市場のセンチメントにネガティブに働いた。日経平均は前日に29年半ぶりとなる2万6000円台を回復した矢先だが、11月に入ってから半月あまりで3000円強も上昇していたこともあり、目先過熱感も意識されていた。
短期的な過熱感を意識した売りが朝方から優勢だった。17日公表の米小売売上高が市場予想に届かず、米経済対策の息切れが意識されたのも重荷だった。
 
14時台には「東京都で18日、新型コロナウイルスの感染者が新たに493人確認された」と伝わった。1日あたりの新規感染者数としては過去最多で、外出自粛などの動きが広がり経済活動が抑制されるとの見方から一段安となった。下げ幅は一時350円を超えた。
都のコロナ対策を巡っては足元の感染状況を受け、警戒レベルの引き上げや事業者を対象に営業時間の短縮要請を検討するとも伝わっている。
 
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落。終値は前日比126.93ポイント安の1万5587.58だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、14.01ポイント安の1720.65で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆3157億円。売買高は11億8706万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1445と、全体の6割を超えた。値上がりは646、変わらずは85銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は銀行業、輸送用機器、陸運業、空運業などが下落し、鉱業と食料品は上昇した。
 
個別では、ソフトバンクGが大量の売りに押され、ファーストリテ、ホンダ、三菱自、住友電やDOWAなどが大幅安となったほか、三菱UFJ、三井住友が下げ、ANAHDやJR西日本が売られた。第一生命HDや三菱UFJも安い。郵船、商船三井、ソニー、東エレク、トヨタは軟調だった。
 
一方、国際石開帝石が逆行高。NECや富士通も買われた。任天堂が小高く、村田製、ファナック、武田、エムスリーは堅調だった
 
東証2部株価指数は前日比5.77ポイント高の6367.45ポイントと3日続伸した。
出来高1億5335万株。値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は216となった。
 
個別では、新内外綿がストップ高。省電舎ホールディングス、川本産業は一時ストップ高と値を飛ばした。ファーマフーズ、グリムスなど3銘柄は年初来高値を更新。北日本紡績、アゼアス、アートスパークホールディングス、黒田精工、鈴与シンワートが買われた。
 
一方、ツインバード工業、川金ホールディングス、フリージア・マクロス、プレミアムウォーターホールディングス、テクノフレックスが売られた。