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【大引け概況】
9日の日経平均株価は9営業日ぶりに反落し、前日比173円02銭安の3万0008円19銭で終えた。

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朝方から売り優勢の展開。日経平均は前日まで8営業日で2500円以上の上昇をみせていたこともあり、その反動が出た。前日の欧米株市場が総じて軟調な動きで、米国株市場では新型コロナウイルス感染再拡大の影響で景気回復ペースが鈍化するとの警戒感に加え、FRBによるテーパリング前倒しを意識した売りで主要3指数ともに軟調だった。
香港株市場が軟調に推移したことが買いを手控えさせたほか、あすのメジャーSQ算出を控え、買い戻しが一巡したとの思惑も上値を重くした。
 
一方、新政権による経済対策への期待感などを背景に下値では押し目買いが入り、下げ幅も限定的なものにとどまった。足元の株価急伸で投資家心理は強気に傾いており、一段の先高観を背景にした押し目買い意欲も旺盛だった。取引終了にかけては、3万円台の維持を意識した断続的な先物買いが入った。次期政権の政策期待も根強く、きょうは原発再稼働に向けた思惑から電力株が物色された。
 
市場では「日経平均株価は直近で2500円を超える上げをみせただけに、短期的な過熱感を冷ますためにも日柄調整が必要とみられる。また、自民党の総裁選で打ち出される政策への期待も支えとなりそう」との見方があった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに9営業日ぶりに反落した。TOPIXは14.68ポイント安の2064.93で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆761億円と、5日連続で3兆円を上回った。売買高は12億6035万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1363と、全体の約6割を占めた。値上がりは706、変わらずは120銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)では空運業、ゴム製品、機械などが下落。上昇は電気・ガス業、食料品、不動産業など。
 
個別では、売買代金トップのソフトバンクグループが軟調だったほか、レーザーテックも大幅安に売られた。任天堂や資生堂が値を下げ、ファーストリテイリングも安い。塩野義製薬  も利食われる展開となった。GMOグローバルサイン・ホールディングスが急落、ネクソン、TOTO、荏原ヤクルト本社も大きく値を下げた。日本ペイントホールディングス、ブイキューブなども下落した。
 
半面、東京電力ホールディングスと関西電が大幅高に買われ、東京エレクトロンもしっかり。レノバ、三菱商事、サッポロHD、アサヒ、ニコンが上昇した。ベイカレント・コンサルティングも高い。ミライアルが値上がり率トップに買われ、東京機械製作所は4日連続のストップ高、ラクス、アイモバイルも値を飛ばした。
 
 
東証2部株価指数は前日比2.30ポイント安の7754.79ポイントと5日ぶり反落した。
出来高は1億1343万株。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は183となった。
 
個別では、ストリーム、櫻護謨が年初来安値を更新。アゼアス、サイバーステップ、リード、マーチャント・バンカーズ、北日本紡績が売られた。
 
一方、東邦金属が一時ストップ高と値を飛ばした。ダイショー、東邦化学工業、川上塗料、岡本工作機械製作所、ヴィスコ・テクノロジーズなど9銘柄は年初来高値を更新。松尾電機、ゼット、TVE、タカトリ、玉井商船が買われた。