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【大引け概況】
 20日の日経平均株価は3日続落した。終値は前日比99円93銭安の2万1380円97銭だった。
 
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フェイスブック株の急落をきっかけに19日の米株式相場が大幅安となった流れから東証1部は半導体などの関連銘柄に売りが集中した。ただ、午後は、ETF(上場投資信託)買い観測や為替相場が円安・ドル高に振れたことなどを背景に下げ渋り、日経平均株価は値幅100円程度の小動きに終始した。
 
祝日明けの22日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が気掛かりで積極的な売り買いは手控えられた。「FOMCを受けた米国株の動きを見極めたい」と考えた投資家が多かったようだ。
 
JPX日経インデックス400は3日続落。終値は前日比42.76ポイント安の1万5173.90だった。
東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、3.68ポイント安の1716.29で終えた。
東証1部の出来高は11億8168万株、売買代金は2兆2559億円。騰落銘柄数は値上がり947銘柄、値下がり1025銘柄、変わらず101銘柄。
 
個別では、フェイスブック株の急落で連想売りの出たサイバーの下げが目立った。資生堂やSUMCOも下落した。ファナック、キーエンスが大きく値を下げたほか、東京エレクトロン、ソフトバンクグループも売りに押された。日本電産も安い。オハラが急落、アイスタイル、ペプチドリームの下げも目立つ。ペッパーフードサービス、北の達人コーポレーション、アスクル値を下げた。
 
一方、2018年3月期の連結最終損益を上方修正した日本郵政が大幅に上昇。関西電や中部電、三井住友トラが上げた。
東京海上ホールディングスも買い優勢。SBIホールディングスも大きく買われた。魚力が急騰で値上がり率トップに買われたほか、大紀アルミニウム工業所、レノバも値を飛ばした。
 
東証2部指数は前日比5.44ポイント安の7312.70ポイントと続落した。値上がり銘柄数は205、値下がり銘柄数は250となった。
 
東証2部にきょう新規上場した信和は9時6分に売り出し(公開)価格1150円を下回る1106円で初値を付けた。終値は公開価格を上回り、初値比5%高の1165円で取引を終えた。
個別では、技研ホールディングス、ツヴァイ、ジオスター、瑞光、共和コーポレーションなど8銘柄が昨年来安値を更新。堀田丸正、リミックスポイント、サイバーステップ<3810、キーウェアソリューションズが売られた。
 
一方、桧家ホールディングス、アイスタディ、古林紙工、野崎印刷紙業が昨年来高値を更新。森尾電機、イトーヨーギョー、竹田印刷、パシフィックネット、ニッキが買われた。