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前週末比73円97銭高の1万8983円23銭で終えた。
新年度初日としては2012年4月2日以来5年ぶりの上昇となった。
前週末までの2日間で日経平均が約300円強の下落をみせていた反動もあり、自律反発を狙った買いが入った。
為替は、1ドル=111円台前半の推移と円高一服となったことが、買い安心感につながり主力株をはじめ幅広く押し目買いが入った。
ただ、日銀が8時50分に発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で先行きの景況感の悪化が明らかとなり、上値では戻り待ちの売りも多かった。

日中は手がかりとなる材料に乏しく、後場中ごろまでは膠着感が強かった。欧州投資家が取引に参加する時間帯に入った取引終盤にかけては「欧州系などの海外ヘッジファンドが株価指数先物にまとまった買いを入れた」といい、日経平均は上げ幅を160円近くまで広げる場面があったが大引けにかけて伸び悩んだ。

JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反発した。終値は前週末比42.23ポイント高の1万3564.68だった。
東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、4.43ポイント高の1517.03で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2691億円。売買高は20億1502万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1087と、全体の54.0%を占めた。値下がりは804、変わらずは121銘柄だった。
個別では、任天堂とOLCが上昇した。東エレクは年初来高値を更新した。セブン&アイの上げも目立った。東ガスやアステラスが高く、NTTやキリンHDが買われた。上組やフィード・ワンが活況高、インターアクション、三陽商会も上昇した。マツモトキヨシホールディングスも高い。

一方、売買高トップの東芝が大幅安となった。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが冴えず、りそなHD、第一生命HDの下げも目立った。ソニーや三菱商が下げ、KDDIやマツダが売られた。
沢藤電機大幅安、ブロードリーフの下げも目立つ。トランザクション、ヤマシンフィルタなどが大幅安となった。

東証2部株価指数は前週末比22.86ポイント高の6019.02ポイントと続伸した。
値上がり銘柄数は170、値下がり銘柄数は279となった。
個別では関門海がストップ高。フルテックは一時ストップ高と値を飛ばした。
E・Jホールディングス、アイスタディ、ベネフィット・ワン、北海道コカ・コーラボトリングなど33銘柄は年初来高値を更新。
シャープが大幅に続伸し、時価総額が一時2兆5000億円を超え、東証1部の京セラを上回った。他では、川上塗料、大興電子通信、石井表記、キーウェアソリューションズが買われた。
一方、フュートレックが一時ストップ安と急落した。福留ハム、アウンコンサルティング、キタムラ、コメ兵など25銘柄は年初来安値を更新。
アドバンテッジリスクマネジメント、東京コスモス電機、ネポン、象印マホービンが売られた。