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【大引け概況】


8日の日経平均株価は4日続伸し、前日比290円34銭(1.04%)高の2万8234円29銭と、この日の高値で終えた。終値で2万8000円を回復するのは3月30日以来およそ2カ月ぶり。
 
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きょうの東京株式市場は買い意欲旺盛な地合いだった。前日の米国株市場では長期金利の上昇一服などを受けハイテク株などに買い戻しが入り、主要株指数が揃って朝安後プラス圏に浮上、日経平均もこれに追随する動きとなった。

外国為替市場では1ドル=133円台まで円安が進行したことで、輸出セクターには追い風が強まった。米株価指数先物が軟調な値動きを示したこともあり、買い一巡後に伸び悩む場面もあったが、取引終盤は再び買いが厚くなり、日経平均は結局高値引けとなった。骨太の方針の閣議決定を経て、岸田政権の政策を買い手掛かりとする動きが表面化し、防衛関連株などが買われたほか、資源関連や不動産株などにも物色の動きが広がった。
 
日経平均は上昇して始まり、200日移動平均(7日時点で2万7939円)を上回る水準で推移した。朝方から目先の相場の戻りを見込んだショートカバー(売り方の買い戻し)が進んだ。
市場では「米株価指数先物が東京市場の取引時間中に軟調に推移する一方で日本株が下落しなかったのは、円安の恩恵への期待が大きかった」との声があった。

日経平均は前日までの3営業日で500円超上昇しており、短期的な利益を確定する売りも出やすかった。3月の戻り高値(2万8252円)近辺では上値が抑えられた。
 
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸した。終値は前日比22.95ポイント(1.18%)高の1969.98だった。
 
東証プライムの売買代金は概算で3兆101億円。売買高は13億38万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1413と、全体の76%を占めた。値下がりは356、変わらずは69銘柄だった。
 
 

業種別株価指数(33業種)は鉱業、不動産業、卸売業、機械などが上昇した。下落は海運業、保険業など。
 
個別では、ナスダックの上昇やアリババ株の急伸を追い風にソフトバンクG(SBG)が大幅高となり、レーザーテック、日本電産、ダイキンなど主力株が全般強い動き。トヨタ自、SUBARUなど自動車関連も買われた。米大手金融機関による原油相場見通しの上方修正を背景にINPEX、石油資源開発が急伸。三菱商事と三井物産はともに上場来高値を更新。伊藤忠など商社株は軒並み大幅高。川崎重工、IHI、三菱重工の防衛関連の上昇。東京電力HD、富士フイルム、三井不動産のほか、レノバ、エムスリー、SHIFTなども大きく上昇した。
目標株価引き上げを受けて日揮HDが急伸。神戸物産やマクセルはレーティング格上げが材料視されて大幅高。第3四半期の好決算が好感されたシルバーライフなどがランクインした。
 
一方、郵船、川崎汽船、商船三井の大手海運株が軒並み下落。米長期金利の低下により三菱UFJ、三井住友、第一生命HDなど金融株も軟調。チタンの国内価格交渉の行方が大筋決まったとの報道で急伸劇が続いていた大阪チタニウム、東邦チタニウムは一時上昇に転じる場面もあったが利益確定売りに押されて下落。JR東海、OLC、良品計画、資生堂などディフェンシブ系が冴えない。前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇していたが、東エレクやアドバンテストなどの半導体関連が前日の大幅安に続いて本日も売られた。
コナミHDや大日印も下げた。