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週初に株高が続いた反動や、週末の持ち高調整で売りに押された。
米国株や為替に大きな動きがなく、手掛かり材料に欠ける中、日経平均はマイナス圏でもみ合い。国内企業の決算発表本格化に伴い、個別銘柄への物色が活発化した。

市場からは「週末・月末で直近の戻りもあって利益確定売りが出やすい。本格化する3月期決算を見極めたいとのムードで、上値は累積出来高が多い価格帯であり、戻り売りが警戒されている。一方で外国人投資家の継続買い期待もあり、綱引き状態と言える」との声が聞かれた。

JPX日経インデックス400は続落し、前日比55.90ポイントの安1万3691.54だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、4.87ポイント安の1531.80だった。

東証1部の出来高は19億9653万株、売買代金は2兆5460億円。騰落銘柄数は値上がり697銘柄、値下がり1236銘柄、変わらず83銘柄。

個別では、三菱UFJ、第一生命が値を下げ、野村や東京海上も安い。アステラス薬が下押し、JTは軟調。トヨタが緩み、デンソーはさえない。キヤノンが反落し、今期見通しが市場予想にとどかなかったアドバンテス、オムロンは大幅安。東芝を巡り損失を計上する可能性があると伝わった三井住友トラが下げた。

半面、関西電が上伸し、大林組はしっかり。ソフトバンクG、ファーストリテが強含み、NTTドコモは高い。東芝が買われ、三菱電、コマツは堅調。アルプスは大幅高。
大林組など建設株も堅調。新型ゲーム機「ニンテンドー スイッチ」の販売が好調な任天堂が反発した。今期営業利益が過去最高になるとの見通しを示したアルプスが買われた。


東証2部指数は前日比49.66ポイント安の5753.31ポイントと4日ぶり反落した。値上がり銘柄数は191、値下がり銘柄数は225となった。
個別では、マナック、ラオックス、あかつき本社が年初来安値を更新。大興電子通信、広栄化学工業、シャープ、セブン工業が売られた。
一方、トリニティ工業がストップ高。セメダインは一時ストップ高と値を飛ばした。富士古河E&C、SYSKEN、パシフィックネット、ハブ、ラクト・ジャパンなど16銘柄は年初来高値を更新。ジー・スリーホールディングス、ASTI、日本システム技術、エス・ディー・エス バイオテックが買われた。